韓国旅行|『私たちのブルース』…ジーンとさせる”私たちの下手な愛の物語” ♪
TVドラマ「私たちのブルース」が話題になっています。 済州の素敵な風光を背景に様々な人生の姿がオムニバス物語で展開されます。
画面には、海を生活の場として生きていく群像が集まってきます。 千変万化した済州の海ほど彼らの人生も様々です。
魚の商売で弟たちの世話しながら、いざ自分の人生は面倒を見なかったウニ、ゴルフ選手の娘のために何でもやってあげたい、昔の恋を口実に金を借りようとするハンス、かけがえのない仲良しだったが、何気なく言った言葉に傷つき、犬猿の仲になってしまったホシクとイングォン、父親たちの関係は気にもとめず、恋愛に心を尽くしているヨンジュとヒョン。
ふと済州を訪れ、海女になって、若い船長ジョンジュンの心を乱してしまうヨンオク、うつ病のために息子を残して故郷に帰ってきたソナとそのそばを守るドンソク、重い病気にかかっっているのに、俺は知らないという息子の恨みを胸に抱いて最後の人生を耐えているオクドン….
彼らはずっと止まったり、、離れたり、戻ったり、、介入する方式で済州と関係を結美ます。 済州という島は彼らの人生を通じての記憶であり、現在です。
葛のつるのように絡み合った傷の記憶は現在の哀感を作ります。結びつくように解けるように続く人生の離合は、済州の明日をスケッチします。
そのように済州は島であり、共同体であり、私たちの人生の縮小版です。
彼らは傷と苦痛、憂鬱と絶望、怒りと複数の個人史が積み重なった跡の上で人生を始めますが、まさにそこで友情と義理、慰労と助け、世話と配慮が芽生えます。
ドラマは彼らの人生を個人の層の上だけに埋めておかず、雁パパ、未成年妊娠、賭博と家庭破綻など社会的議題を持ってきて混ぜ合わせます。
しかし、彼らは皆、愛が下手です。 初恋との再会にはお金という現実が割り込み、禁じられた友情は外れた疎通の深い傷として残り、規範を外れた妊娠で得た生命をどのように扱うか分からず悩み、母親に対する憎しみと怒りを癒されずにも自分の相手は守ろうと全力を尽くします。
話は愛がロマンではなく現実だと雄弁に語ります。愛はバラ色でもなく、甘いキャンディーでもなく、夢のような幻想でもありません。
愛は右往左往し、愛は支離滅裂で、愛はしどろもどろ、愛は愚図愚図です。 ここに愛という言葉の代わりに「人生、関係」という言葉を入れても同じでしょう。
愛は他者に近づこうとする主体の身振りであり、心です。 彼らは、いや私たちは「愛学概論」を全て修了して人生に飛び込んだわけではありません。
愛は主体と打者の関係を作っていく現場で解決しなければならない複雑な課題です。 関係について一度も先行学習をしたことのない私たちは、生きていく間ずっと課題を遂行するために様々な方法を動員しなければなりません。 隠された正解はどこにもないのです。
ドラマは中年の歌手チェ·ソンスが歌った歌、「ウィスキーオンザロック」を素敵に発掘しました。 「美しいのも楽しいのも、すべて欲にすぎない。 ただ、一人で生きていくのが怖くて話す話」という歌詞は、まさに愛と関係で形象化された私たちの人生に対する寸鉄殺人です。
「今愛していない者、皆、有罪」という名言を残した作家ノ·ヒギョンは、判決者の位置から降りてきて、なぜ私たちが愛していないのか、私たちの愛がなぜこんなに下手なのか、私たちが罪を犯さないようにどれほどもがきながら生きているのか…。 「私たちのブルース」を通じてジーンと見せてくれています。
ひとこと
“済州は島であり、共同体であり、私たちの人生の縮小版”、俳優さんたちが操る見事な済州方言での語らい、叫び、歌、涙によって幾重にも重なり合い、層になって見せてくれくれている…わかりやすいコラムにまたジーンとしますね♪
✳︎写真はtvNより記事はasiatime.coからお借りしました。
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