韓国旅行|『賢い医師生活』シーズン1に続き シーズン2まで成功!その要因は?
シーズン制という概念が韓国の放送局に導入されたのはわずか10年ぐらいと見られます。 過去、地上波3社の放送局が主流だった時代には、シーズン制番組はほとんど見られませんでした。
その理由は様々ですが、最も大きな理由を一つ挙げるとすれば「あえてその必要がなかったから」。なぜでしょう? 一度制作して視聴率がそこそこ上がったら、終映せずに数年間放送してきたからです。
このようなこともあったのは、先にも述べたように地上波チャンネルの他にはライバル放送局がなかったためです。 KBS、MBC、SBSの放送局3社だけが存在したからです。
しかし、ケーブルに、総合編成チャンネルまででき、放送メカニズムが多チャンネル、多媒体に変わり、数年間変化せずに同じ番組を維持することは容易なことではありません。
そのため、一度放送した後、また足りない部分や残念な部分を再整備し、シーズン2という名前で戻ってくるシーズン制番組ができました。ただ、ここの前提条件はシーズン1が「面白くて反応が良かった」ことです。
その意味でtvNの「賢い医師生活」のシーズン制は大成功と言えます。 シーズン1に続き、シーズン2まで絶賛のうちに放送中です。 それでは「賢い医師生活」の成功要因は何なのでしょうか?
◇第一、温かさで勝負する。
過去、医学ドラマがなかったわけではありません。 そして医学ドラマはかなりの成功を収めてきました。
しかし、「賢い医師生活」が従来の医学ドラマと異なる点は、医師の「実力」と「ヒューマニティ」に焦点を合わせたことです。 もちろん既存の医学ドラマもそのような部分を当然取り上げてきました。
しかし、少し違う点があるのです。 既存のドラマは、医者同士の実力か、権力志向的な社会生活かという問題をめぐって権力暗闘を繰り広げたり、その間に一人の女性と二人の男性の三角関係を通じた争いまで、主に勝者と敗者を扱ったり、勧善懲悪的な要素を入れて劇的に作られてきました。
一方、「賢い医師生活」はこうした権力暗闘や三角関係のような一般的なドラマ要素をすべて排除したまま、医大同窓生5人の友情を中心に、彼らが患者に対する態度、医師の使命感といった部分に焦点を合わせました。
そのため「善良なドラマ」と言われ、だから物足りない感じさえするのも事実。 それにもかかわらず視聴者が面白いと感じるのは”温かい”からでしょう。
だからといって、無条件に善良なだけでなく、医師としての実力が裏付けられ、患者中心の姿を見せる正義感まで見せてくれます。
◇第二に、音楽とドラマの出会い!
医学部の同窓生5人は、大学時代からバンド活動をしていた設定で登場します。 そして久しぶりに同じ病院で働きながら、かつての大学時代にバンドを復活させました。
忙しい病院生活ですが、時々時間を割いてバンド活動を続ける姿を見せてくれます。 そして、毎回必ずBGMとしてその音楽が使われ、最後は彼らがバンドで演奏することで終わります。
毎回ドラマのテーマとも似ているだけでなく90年代を風靡した曲が放送され、その時代を記憶する視聴者に妙な郷愁を感じさせると同時に、その時代を知らない世代には新しい音楽ジャンルであるため、新鮮さまで伝えるのです。
興味深い点は、この2つが合わさりながら、お互いに「ウィン·ウィン」、「シナジー効果」を出しているということです。
温かい物語にレトロな音楽が加わり、さらに”温かさ”に力を発揮させるからです。 こうした戦略はシーズン1に続いてシーズン2まで依然として通用しています。
このような状況から、終了があまり残っていない今、早くもシーズン3まで作られるのか、期待が高まります。
ひとこと
ファンタジーだと分かっていても観た後にはほんわか幸せな気持ちになり、懐かしいメロディに乗って明日もまた頑張れそうな気がする…コロナの時代だからこそより大切な作品だと思います♪
✳︎写真はtvNより記事はstar@mtstarnewsからお借りしました。
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