韓国旅行|【コンユ – パク·ボゴム】『ソボク』公開前日の前売り率1位&映画評(コラム)♪
コンユ、パク·ボゴム主演の映画『ソボク』が公開を翌日に控え、リアルタイム前売り率1位を記録しました。
映画振興委員会映画館入場券統合ネットワークによると、『ソボク』は公開前日の同日午前9時基準で30.0%の前売り率を記録しました。前売り観客数は2万5411人です。
◇’ソボク’という名に込められた叶わぬ願い(コラム)
[前もって見る映画] 時限付きの男と死なない存在の同行、<ソボク>
▲映画「ソボク」ポスター
「みんな、怖がりなんです。 欲張りだし。」
劇中でクローン人間を作り出した研究員のこの台詞は、人間と人生を貫く一言です。臆病で欲張りな人間はいつも永遠に続く人生を夢見るものです。
クローン人間なら、その夢をかなえることができるのでしょうかか?人類の長年の夢を現実として描いた映画『ソボク』が、観客に会う準備を終えました。
『ソボク』は極秘プロジェクトで誕生した人類初のクローン人間ソボク(パク·ボゴム)と、彼を安全に移動させる任務を担った元国家情報院要員ミン·ギホン(コンユ)の同行を描いた作品です。
映画は「ソボクプロジェクト」の最終報告書を書いていた研究員がテロで死亡する場面から始まります。
人間に永生をもたらす存在であるソボクを狙う勢力があることを知った情報局のアン部長(チョ·ウジン)は、彼を秘密裏に他の研究所に移そうとし、信頼できる後輩のミン·ギホンを呼んでソボクを任せます。
ミン·ギホンは脳腫瘍のため、1年間の時限付きの人生を生きている人物。自分を心配する医者に「私は絶対に死なない。」と脅しますが、時々、刻々と近づく死の影は彼を恐れさせています。
そんなキホンの前に現われた「死なない存在ソボク」は、生きられるという希望を抱かせます。ミン·ギホンは、ソボクを移せば、彼の骨髄を抽出し病気を治すという約束を取り付け、プロジェクトに合流します。
しかし、任務遂行が始まるやいなや予期せぬ襲撃にあい、辛うじて抜け出したキホンとソボクは二人だけの同行を始めます。
『ソボク』は2012年、『建築学概論』で評壇と観客いずれにも好評だったイ·ヨンジュ監督が9年ぶりに発表した新作です。
「ES細胞クローンと遺伝子組み換えで作られたクローン人間が人類のすべての疾病を解決してくれるとしたらどうなるか」という質問から出発した映画は、あちこちに生と死に対する重い悩みを投げかけます。
SFジャンル、アクションブロックバスターの外皮を使っていますが、映画のメッセージが決して軽くない理由です。
この映画の最も重要なキーワードは「恐怖」です。登場人物たちはそれぞれ何かを強く恐れています。キホンは死を恐れ、アン部長は生命倫理を破ってクローン人間を作り出した事実が世間に知られることを恐れるやり方です。
恐れは欲望を生み出しますが、結局過度な欲望は人間を破滅に導いていきます。人類の全ての疾病を解決するために作られたソボクが、むしろより大きな問題を引き起こすのもそのためです。
やや暗く慎重に話が進んでいきますが、所々に僅かなユーモアが含まれており、緊張感を緩和させます。特に、実験室の外の世界に初めて出会い、すべてが不思議で面白いソボクの姿は終始重かった雰囲気を一層軽くします。
市場を通り過ぎる時、たらいに入れられたドジョウから目が離せなかったり、ラーメンを初めて味わって目が丸くなるなどの場面は、私たちに慣れたいくつかの映画を思い出させます。
「ソボク」は不老長寿を夢見た中国秦の始皇帝の命を受け、不老草を助けに発った臣下の名前です。そのようにクローン人間も人類に永生をもたらす存在という意味からこのような名前が付けられたといいます。
しかし、記録によると、ソボクは不老草を求めることも、帰ることもできませんでした。この映画が私たちに言いたいことも、やはりこのようなものではないでしょうか。
講評:届かない夢に届こうとする人間のための悲しい寓話
星:★★★★(4/5)
ひとこと
嬉しいニュースと同時に素敵な映画評が届きました。なるほど…と監督の描きたかった哲学の意味が少し近づいてくれたような気がします。楽しみですね!
✳︎写真はCJE&M,TVINGより記事はnewsis,star.ohmynewsからお借りしました。
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