韓国旅行|素敵なレストラン@ソウル漢南洞(ハンナムドン)
漢南五叉路(ハンナムオゴリ)の国連ビレッジに上っていく4車線の道路の角から今、町が揺れています。そこには芸能人行きつけの店も多く、週末には家族とブランチを楽しむ洗練された人々の姿も多くあります。
(なお、このブランチ地図は、私どもの本の地図と同じで、韓国でブームであるアメリカンスタイルの手書き地図です。留学派が好むスタイルなので、少々アバウトなのはお許しくださいね。)
★本物のアメリカンブランチ&デザート パンケーキオリジナルストーリー
卵白の泡を利用して膨らませた低脂肪オムレツ1万2千ウォン
パンケーキ、ワッフルのデザートはもちろん、オムレツ料理も人気であるここは、全ての料理にお砂糖の代わりに天然の蜂蜜を使用していて、塩やコショウなどの強い味付けも全くないです。
お好みに応じて、添えて食べることができるさまざまなソースを別に準備しています。6つあるテラスのテーブルすべてが、朝のブランチの時間から一日中地元のお客様が後を絶たないです。
アメリカで直接学んだ本格的レシピのおかげで、外国人でテーブルがいっぱいになることも多いです。セットの構成と中の材料までお客様が一つ一つ調整できるカスタマイズサービスも特徴があります。
量も盛り沢山で、食事の代わりとしても十分です。
漢南洞261-6漢南五叉路での国連ビレッジ方向の丘の入口周辺
営業時間午前9時〜午後10時
★ギャラリーの家具店の間にあるウェルネスレストラン カインド(KIND)
温かいフォームミルクの泡と冷たいエスプレッソが調和したカインドコーヒー5千ウォン。 日本で修業を積んだ煮込みカレーうどん1万2千ウォン。
地下にはギャラリーを、2階には家具店を置いたカインドでは、健康食品をモットーに、2011年3月にオープンしました。ガウン(※注1)できれいに着飾ったフレンドリーなスタッフは
お店に来るすべてのお客様の健康を考えています。体に良い食材をベースにフュージョン自家製メニューがお目見えします。
ギャラリーと家具店も同時に運営するアートカンパニーとして、代表とスタッフたちが直接丁寧に仕上げたインテリアも、料理の味と同様に素晴らしいです。
ビンテージ家具や芸術作品が一緒に置かれていますが、入るとすぐに見えるのは「キム・ギョンウォン」作家のハンディアート作品です。レストラン自体が贅沢な美術館を連想させる雰囲気です。
漢南洞31-13リチェンシア路地裏のメキシコ大使館に上る途中
営業時間午前10時〜午後11時
★カジュアルなパスタ専門店 ココット
本場イタリアのパスタの味をそのまま生かした海の幸のパスタ1万ウォン。
坂道を登ると、黄色のペンキでカラフルな絵まで描かれているココットが目に入ってきます。パスタ専門店のここは、イタリアの味をそのまま持ってきたように美味しいです。
雰囲気はアットホームな感じでとても快適です。美味しい食事を気楽に楽しもうというのがご主人の経営哲学です
美術作家としても活動しているご主人の作品と、海外で買ってきたわずかな小物たちで飾られたこぢんまりとした空間に訪れるお客様と1対1で話を交わしながら食事をお勧めしているとのこと。
ここの魅力は断然味と親近感です。そのため、外国人の間でも、この街のグルメとして噂されている店です。
漢南洞28-9国連ビレッジの入り口向かい側
営業時間午前11時〜午後9時
★ヨーロピアン風手作りのキッシュ ビンボン(BIM BOM)
バゲットの上にポーチドエッグを乗せたエッグベネディクト1万2千ウォン。
卵を使ったキッシュを提供するここは、アメリカンブランチブームの中で新しいヨーロピアンブランチを紹介するドアを開きました。
韓国内ではあまり馴染みのないメニューかもしれませんが、本場で手作りのキッシュ料理を味わった外国人や留学生には嬉しいメニューです。
オリジナルの味は生かすものの私たちの口に合うように開発したメニューで、漢南洞の異色レストランになっています。
ボサノバのマニアでもあるご主人が、気分が良い時に口ずさむ音楽のように楽しいところが欲しいという気持ちで名前を付けたそうです。一日中流れるボサノバの音楽に引かれ、常連になったお客様もいらっしゃるとか。
漢南洞261-6漢南五距離坂道
営業時間午前10時〜午後9時
*韓国のエリートたちの間で、今、週末ブランチが大ブームとなっています。人気ドラマSex and Cityのように教会の帰りに知人たちと車で漢南洞に移動し、ブランチを楽しみます。
アメリカのドラマは、留学派の若者の週末ライフスタイルを変えているのです。おしゃれは、食から始まるという文化変容の法則ですね。
1800年代、ロンドンにコーヒーハウスが登場した時代、サロンは貴族が主に集う場所だったために、サロンに出入りすることが出来なかったロンドンの知識人やブルジョアたちはコーヒーハウスに集まり、討論し、新しい文化を作っていったのです。
まさしく、今、漢南洞は、週末ブランチを通じてロンドンのコーヒーハウスのように若者が互いの情報と知識を共有する空間に変わりつつあるようです。
集う場所が、平日は江南のカフェだとするならば、週末は漢南洞なのです。そして、祖父母の自宅がある城北洞に移動し、ワッフル店やカフェでお茶を楽しみ、祖父母に挨拶にも行きます。
『ソウルのおしゃれ』にも載っている、城北洞と漢南洞の街の風景の写真を見ていただくと
イメージしやすいと思いますが、洗練されたおしゃれとは、国境と時代を超越し、その時代を代表するエリートたちによって主導される傾向がありますね。
いつか、ロンドンのコーヒーハウスの歴史に内在している本質的要素と、今、漢南洞や城北洞で創られている新しい文化の変容の様子を比較することも、面白い研究テーマかもしれません。
オークスフォードの後輩たちに共同研究を呼びかけようかな(笑)。何か楽しいものができそうですよね? この冬休み、私も素敵なブランチでお勧めのレストランに足を運びたいです。
(※注1)のガウンですが、良くわからないと身内からも言われてしまいましたので、ちょっと説明させていただきます。
決して、長いものではなくオックスフォード大学のまだ博士号を持っていない学部生が着ているものです。・・・と言ってもやはりまだわからないと言われましたので
このようなものに似たものということで、こちらの写真をご覧ください。分かりにくいですが、ベストみたいなもので、袖がないです。それで、とても動きやすいのです。
本のために取材した後にも、急速に変貌を遂げている漢南洞の様子が分かりますね。
それにしても、どれも美味しそうです。以前はソウルに行って、洋食を食べるなど考えられないことでしたがリピーターが増えるにつれ、ソウルでも1食ぐらいはおしゃれな洋食を食べに行きたいという方が増えています。
ホテルの朝食を1回だけパスして、ブランチを食べに行くなんていうのも、おしゃれで良い思い出になりますね。次回はぜひ!!
(元記事および写真はすべてLemon Treeさんからお借りしました。)
漢南洞にまたまた素敵なレストランができたようです。こちらもご覧下さい。
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