韓国旅行|『トッケビ』エンディング「私が誰か知ってる?」には深い意味がありました!

韓国旅行|『トッケビ』エンディング「私が誰か知ってる?」には深い意味がありました!





◇「キム課長」「輝けウンス」の中のパワハラ…「トッケビ」の名セリフでヒーリングすることができる理由

「私が誰か知ってる?」

これは、最近のニュースの社会面で少なからず見られる「台詞」です。

国政を揺るがした事件の主犯のチェ・スンシルはもちろん、一般の人まで社会的な位置と役職を悪用して「私が誰か知ってる?」と叫んでいます。

パワハラは、私たちの社会で着実に広がっています。

最近になって、さらに多く見られる「パワハラの論議」は、社会の姿を反映しています。TVでもよく接することができるものです。

特に、様々なキャラクターが登場するドラマでは、「私が誰か知ってる?」という台詞を言う傍若無人のキャラクターを見ることができます。





KBS 2TV水木ドラマ「キム課長」は、ナム・グンミン(ソンリョン役)が、同社の従業員と一緒に職場内の不正と不条理に戦う話を伝えています。

ドラマでは、正義の「義人」として描かれるナム・グンミンがいる一方、「パワハラをする卑劣な人物」も登場します。






「キム課長」ではジュノ(ソユル役)が独善的なキャラクターを演じています。

ジュノは、「キム課長」の9回からゴミをどこでも捨てるため、ファン・ヨンフィ(オム・ゴムシム役)に厳しいことを言われてから、「私が誰か知っている?私が会社の財務ディレクターだ」と言い返しました。

自分の肩書きに言及すると同時に、「パワハラ」をしたのです。






KBS 1TV連続ドラマ「輝けウンス」でも「私が誰か知ってる?」と言うセリフが登場しました。

「輝けウンス」でパク・スリョン(チェ女史役)は、上流階級のおばあちゃんとして描かれています。

自分が間違っているにもかかわらず認めていない恥知らずな姿を現し、私たちの社会で起こる「パワハラ」をうかがわせました。

「輝けウンス」の37回では、パク・スリョンがお酒を飲んだ状態で運転をして事故を起こしました。

しかし、彼女は相手の運転手に、「私が誰が知ってるの?」と声を荒げたのです。

警察署に行ったパク・スリョンは、飲酒測定を拒否したまま、「警察署長呼んで!」と「上流階級のパワハラ」を見せました。







次に、「パワハラ」をする人々の心理は何なのでしょうか?

tvN芸能「たまたま大人」では、2月、高麗大学心理学ホ・テギュン教授を招いて「私が誰か知ってる?」というテーマで韓国人の特性を分析しました。

そして、「韓国人は役割と原則よりも、自らの考えと判断を好む。」

「例外なく無視される感じに敏感です。自分の存在を認められないという感じがすると「私が誰か知ってる?」をと叫ぶのです。」と説明しました。

また、ホ・テギュン教授は「最近は自分の存在感を確認することが困難な時代です。75億の人口の中で認められるのは難しいです。」

「まず自分自身を認めて、周りに自分を愛してくれる人物を探さなければならないのです。」と助言しました。

ホ教授の話によると、「パワハラ」をする人は、自分で自分の存在感を認めることを必要としている人だといいます。

このような点から、tvN放送終了ドラマ「トッケビ」の最終話のシーンは、「おじさん、私が、誰か知ってるでしょ?」

と「パワハラ」をする台詞のような言葉にも別の意味を含ませ、注目を集めました。






「トッケビ」の最終回では、キム・ゴウン(チ・ウンタク役)とコンユ(トッケビ役)が生まれ変わった後、再び会った場面が描かれました。

そのシーンでキム・ゴウンがコンユに近づいて、

「おじさん、私が誰か知ってるでしょ?」

と尋ね、コンユは 「私の最初で最後の、トッケビの花嫁」と笑ってみせました。

コンユの台詞でキム・ゴウンのことを思う彼の切ない気持ちと共に、キム・ゴウン自らが感じる価値がそのまま露出して、長い余韻を残しました。





ひとこと


「私が誰か知ってる?」にこんなに深い意味が!美しい景色の中にも今の社会への強力なアイロニーを込めたんですね。やはり凄いです、まさにゴッドウンスクここにあり!


*写真はrvN,SPORTSQ,KBS2より記事はSPORTSQからお借りしました。

2017年03月04日 韓国旅行|『トッケビ』エンディング「私が誰か知ってる?」には深い意味がありました! はコメントを受け付けていません
カテゴリ: 韓国社会 韓国ドラマ、映画


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