韓国旅行|【Discoveryxコンユ】から始まった…「PANAM – Kodak – CNN」の共通点とは?

韓国旅行|【Discoveryxコンユ】から始まった…「PANAM – Kodak – CNN」の共通点とは?







国内のファッション企業がファッションと関連がなかったロゴライセンスを持ってきて衣類に融合させ、Kライセンスファッションブランドに再誕生させました。

放送チャンネル「Discovery(ディスカバリー)」と「National Geographic (ナショナルジオグラフィック)」が国内でライフスタイルアウトドアブランドとして位置づけられ、成長性に注目するようになったのです。 最近ではアメリカの航空会社「PANAM(パンナム)」と「BBC」までファッションブランドに変貌し、新しい成長動力として位置づけられています。





★コンユがモデルを務めるDiscovery





ファッション業界によると、KANGOL(カンゴール)とHELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)などを展開中のSJグループは今月初め、米航空会社「PANAM(パンナム)」をライフスタイルファッションブランドに生まれ変わり、ソウル聖水洞(ソンスドン)に330平方メートル(100坪)規模のPANAMフラッグシップストアをオープンしました。

PANAMは1927年に設立されたアメリカの航空会社パンアメリカンワールド航空(PanAmericanWorldAirways)の略称です。

大陸間国際旅行の初実現、初の世界一周路線運航、トップクラスの機内サービスを基盤に米国の象徴であり、歴史上世界最高の航空会社として位置づけられたブランドです。









SJグループは昨年末、ソウル聖水洞にオープンした複合文化空間LCDCソウルの成功に支えられ、ファンアムのブランドバリューを育てていく予定です。

PANAMは8月中旬、スターフィールドCOEXモールにオフラインストアオープンを皮切りに大田新世界Art&Science、現代百貨店板橋店、ロッテ百貨店釜山本店など9月まで計13ヶ所のストアオープンを控えています。



◇ライセンスが持つブランドアイデンティティアパレルで再解釈

異種ブランドのファッション業界進出は、国内ではありふれた風景となりました。

認知度の高いライセンスを活用してファッションブランドをローンチングすれば、特別な広報なしに消費者に直観的にブランドアイデンティティを伝えることができるからです。

ライセンスが持つブランドイメージとヘリテージをそのまま伝えることができるのが最大の強みです。



◇デパートに続きファッション業界も「アート」を抱く







COWELL FASHIONは、adidasとPUMAなど大型スポーツブランドと長年協業した経験をもとに「FIFA」ブランドをローンチングしました。

FIFAはサッカーに着目した要素をカジュアルに表現したブランドで、馴染みのある新鮮なカジュアルファッションブランドとして位置づけられています。

7月には新世界免税店仁川空港店に売り場をオープンし、2週間でファッションスポーツゾーニング内の売上1位を記録しました。

FIFAは今月までに免税店2店、デパート12店など計14店舗をローンチングする計画です。 また、海外では中東地域への輸出契約締結を皮切りに東南アジアなどへ拡大していく計画です。





★チョン・ヘインKodak Apparel




Hilight Brandsは、フィルムカメラで有名な米国「コダック」のライセンスを活用した「Kodak Apparel(コダックアパレル)」を披露しました。

コダックは従来のフィルムカメラに慣れていなかったMZ世代を中心に人気を集めています。 コダックのヘリテージとブランドが持つ特有の感性を生かしたカジュアルなデザインが功を奏したという評価です。

Kodak Apparelは今年上半期の売上高は前年同期比90%増の400億ウォンを突破しました。

HANSAE MKは、プロバスケットボールリーグ「NBA」と「PGATOUR&LPGA」のライセンスを活用してNBA、NBAキッズ、PGATOUR&LPGAゴルフウェアを披露しています。

NBAはプロバスケットボールリーグならではの正統性と軽快なムードを製品を通じて見せてくれます。

PGATOUR&LPGAゴルフウェアもやはり公信力のあるLPGA協会が全世界で唯一保証するゴルフウェアブランドで若いゴルファーの間で認知度を高めている。










女性ファッションブランド「Izzat Baba(アイザッババ)」と「JIGOTT(ジゴット)」を保有したBabaファッショングループも昨年、音楽ブランド「
ビルボード」とライセンス契約を結び「BILLBOARDSTYLE(ビルボードスタイル)」を披露しました。

ストーングローバルも米国ケーブルニュースネットワーク(CableNewsNetwork)からインスピレーションを受け、「CNNアパレル」を発売し、全国29のオフライン店舗をオープンしました。




◇Discovery、National Geographic…アウトドア業界が新しい風を吹かせます






このように韓国ファッション業界にライセンスブランドが流行するようになった背景としては、F&Fが披露したライフスタイルアウトドアブランド「Discovery EXPEDITION(ディスカバリーエクスペディション)」とザ·ネイチャーホールディングスの「National Geographic(ナショナルジオグラフィック)」等がファッション業界で人気ブランドとして位置づけられることに成功したからです。

F&Fは2012年3月、「THE DOOR」という名前でアウトドアブランドをローンチしました。 しかしTHE DOORは売上不振が続き、同年7月に米国自然探査報道チャンネル「Discovery」のライセンスを獲得しライセンスブランド「Discovery EXPEDITION」を披露することになります。

初め、THE DOOR売り場でディスカバリー製品の一部を販売していましたが、THE DOOR製品より良い反応を得るようになり、F&Fは「THE DOOR」の看板を「Discovery」に素早く交換したのです。

Discoveryは有名俳優「コンユ」をモデルに起用し、自然探査報道を扱うディスカバリーチャンネルのイメージとあいまって大きな人気を集めました。

ローンチング初期、相当数の消費者はDiscoveryブランドが放送局で直接生産した製品と考えたりもしていました。










National Geographicは国内に衣類よりカバンとして先に名前を知らせました。

ザ·ネイチャーホールディングスは2013年、米国ナショナルジオグラフィック協会(NationalGeographicSociety)とスーツケースおよびキャンプ用品ライセンス契約を締結しました。

まずカバン製品を披露し、2013年キャンプ用品、2015年キャリアを相次いで発売しました。 2015年にはナショナルジオグラフィック衣類ライセンス契約を通じて、2016年には衣類とサングラス部門にカテゴリーを拡大しました。

National Geographicアパレルは2016年のローンチングと同時に400億ウォンの売上を記録し、2017年692億ウォン、2018年1412億ウォンと急成長を記録しました。










DiscoveryとNational Geographicの人気は、停滞していたアウトドア業界に新しい風を吹き込んだという評価が出ています。

あるアウトドア業界関係者は「アウトドアブランドの成長傾向が折れた時期に、両ブランドが『ライフスタイルアウトドア』という新市場を開拓し、新しい成長性を確保した」と話しました。













以後、GAMSUNG Corporationは、2020年、日本の名品テント「Snow Peak」のライセンスを組み合わせた「Snow Peakアパレル」をローンチしました。

K2コリアグループはホッキョクグマシンボルと綿テント、寝袋などで有名なデンマークアウトドアブランド「NORDISK」を来年春·夏シーズンから展開します。

COWELL FASHIONは、英国公営BBCテレビ(BBCSTUDIOS)の子会社「BBCearth」とライセンス契約を結び、来年2月にローンチングを目標に環境にやさしいアウトドアブランド「BBCearth」を準備しています。

BBCearthは素材からすべて環境にやさしい基準に合わせて製作され、バッグや靴などの雑貨カテゴリーまで披露する予定です。










一方、ライセンスブランドに向けた懸念も存在します。 通常ライセンス契約は5~10年単位で行われるため、本社で版権契約更新を拒否する場合、そのまま整理しなければならない場合が発生する可能性があるためです。

あるファッション業界関係者は「よく知られたライセンスを活用した衣類は認知度を急速に高めることができるという長所があるものの、それだけ依存度が高く版権契約終了を念頭に置いて色々な防御策を用意しなければなりません。」

「最近になってライセンスを活用したファッションブランドが市場に雨後のたけのこ状態になっているので、ロゴ活用以外のブランドアイデンティティが加味されたデザイン活用がブランド成功の主要要素です。」と話しました。




ひとこと


多少分かりにくさもあるライセンス商品ですが信頼のおけるモデルさんの起用はとても重要。韓国の多彩なアウトドア商品を早くまた買いに行きたくなりますね♪


✳︎写真は各ブランドより記事はajunews.comからお借りしました。

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