韓国旅行｜”演技大賞 “予測『星から来たあなた』＆『チョンドジョン』＋ 【キム・スヒョンSPCLコラム】

一年のドラマを総決算する地上波3社’演技大賞’シーズンが近づいてきました。

今年の地上波ドラマは、ケーブル放送がライバルとして人気を集め、これまで以上に苦戦した一年でした。

視聴率二桁をわずかに超えるだけで成功したドラマと評価されるほどでした。

視聴率と人気の両方を取った大型作品は数えるほどしかなかったため、授賞式が開かれる前に、面白さはなくなったという反応も出ているほどです。

それでも、今年のドラマを輝かせた数多くのスターたちの中で誰が大賞の栄誉を授かることかに関心が高まっています。 2014ドラマ大賞の栄光は誰の手にに渡るのでしょうか。

◆KBS – 時代劇復活導いた「チョンドジョン」主役二人の戦い

KBS演技大賞は、「チョンドジョン」のユ·ドングンとチョ·ジェヒョンに絞られた雰囲気です。

「チョンドジョン」は、中年俳優らの好演と、しっかりしたストーリーで本格的な時代劇を復活させたという評価を受けた作品です。

ユ·ドングンは、「李成桂」の役で、チョ·ジェヒョンは、「チョンンドジョン」に分し、熱演を繰り広げました。

KBSは、PD、作家、記者などを相手にしたアンケート調査の結果と放送文化研究院の調査に基づいて、大賞の受賞者を選定します。

今年の大賞は、視聴率と作品性の両方を認められた「チョンドジョン」の争いになるという予測が多いです。

視聴率40％に迫る「家族同士なぜこうなの」に出演して、週末のドラマを牽引しているユ·ドングンが有力な大賞候補として見られています。

KBSは、期待を集めたミニシリーズの惨敗の中で「本当に良い時代」、「家族同士なぜこうなの」などの週末ドラマと、「天上女子」、「カッコウの巣」などの連続ドラマが視聴率20％を上回り、自尊心を守りました。

◆MBC – 視聴率の帝王「来た！ジャンポリ」が独占？

名品ともいえるほどの修羅場ドラマで人気を集めた週末ドラマ「来た、ジャンボリ」の人気が目立ちます。

「来た、ジャンボリ」は、今年MBCドラマの中で最高視聴率37％を記録し、人気ドラマとして放送終了しました。

タイトルロールを引き受けたオ·ヨンソと悪女の代名詞としてのヨン・ミンジョンに扮したイ·ユリは、強力な候補です。

さらに、「ママ」で6年ぶりにテレビ劇場に正常に復帰したソン·ユナも強力な大賞候補に挙げられています。

「ミスターバック」で11年ぶりにMBCにカムバックしたシン·ハギュンも候補として取り上げられています。

変数は、今年新たに導入したターゲッティング方式です。 MBCは、公正性に関する論議と噂を取り除くと言って、「大賞受賞者を100％リアルタイム視聴者投票で選びたい」と明らかにしました。

◆SBS – 「星から来たあなた」‘韓流を背負い、大賞まで獲得する？

国内だけでなくアジア全域で韓流熱風を起こした「星から来たあなた」のチョン·ジヒョンとキム·スヒョンが有力な大賞候補に挙げられています。

カップルで活躍したチョン·ジヒョン、キム·スヒョンの共同受賞も予想されています。

昨年、特別賞と10大スター賞にとどまっていたチョ·インソンも、大賞の候補に挙がりました。

チョ·インソンは、ノ·ヒギョン作家と再会した「大丈夫、愛だよ」で、自我分裂症状を持ったキャラクターを安定的に消化して好評を得ました。

フェスティバル形態（SAF、SBS Awards Festival）で行われる今年のSBS年末の授賞式は、21日「歌謡大典」、30日「芸能大賞」、31日「演技大賞」の順に行われます。

◇キム·スヒョン「星から来たあなた」症候群、年末に賞を独占するのでしょうか？[演技大賞予測]

俳優キム·スヒョンが「2014 SBS演技大賞」の大賞候補に上がりました。

上·下半期あわせて最高の視聴率を達成し、相変わらず人気と波及力を持っているSBSドラマ「星から来たあなた」の中で、彼が演じたト・ミンジュンは、キム·スヒョンの大賞受賞を有力視させる今までのドラマ史上類のないキャラクターでした。

昨年12月18日、15％の視聴率で順調にスタートを切った後、毎回高視聴率をあげて、30％に迫る視聴率を維持し、2月27日に放送終了したSBS水木ドラマ「星から来たあなた」（脚本パク·ジウン、演出チャン·テユ）」は、2014 SBSドラマの中で最も高い視聴率を記録しました。

大賞を生み出す親という修飾語を得ているほど素晴らしい筆力を誇るパク·ジウン作家と、ディテールな演出の代名詞であるチャン·テユ、コンビの作品は、キム·スヒョンに青春スター、いや、それ以上の成人俳優としての地位を確立させました。

朝鮮王朝実録に記録された飛行物体出没に関する話をもとに、400年前の地球に落ちた異星人のト・ミンジュンを演じたキム·スヒョンは、序盤、相手の俳優チョン·ジヒョンとの年齢差をどのように克服するのかが課題でした。

それもそのはず、キム·スヒョンは、子役俳優から始めて、「クリスマスに雪が降るでしょうか。」、「ジャイアント」などを通じて視聴者たちに顔を見せたからです。

その頃、彼には若々しい少年の雰囲気があり、その少年のようなイメージがとても強かったのです。

次回作「ドリームハイ」で、音楽的才能を持っている田舎の青年ソン・サムドンを熱演し、いきいきとした青春スターのイメージが作られました。

MBC「太陽を抱いた月」では線が太い演技を見せましたが、当時、ブラウン管の中に映し出されたのは、相手女優ハン·ガインとの年齢差でした。その年齢差は、視聴者に物足りなさを残しました。

このような状況で、7歳の年齢差のチョン·ジヒョンとキム·スヒョンの組み合わせが似合うかという疑問があがるのは当然でした。

しかし、キム·スヒョンは「星から来たあなた」を通じて大人の俳優に成長したのです。

彼は地球で400年を経て、いろいろなことを経験し、最終的に無機質で冷徹な大学講師のト・ミンジュンの役で、ドラマの序盤では愛も信じない人であり、それと同時に誰も信じない完璧な冷笑的な人を演じました。

人間に対する失望と懐疑心でいっぱいだった彼が、偶然出会ったトップスター、チョン・ソンイ（チョン·ジヒョン）を愛するようになり、繰り広げられた感情の変化は、幼稚な異星人の反転姿を見せることで、視聴者たちを熱狂させました。

異星に戻らなければ、この世から消えることも予想され、徐々に超能力が消えていく危機の瞬間。

彼は今まで変わらない運命に諦めて生きて来たはずなのに、初めてチョン・ソンイと一緒の未来を夢見ました。

この時、必ず異星に戻るよう促すチャン弁護士（キム·チャンワン）に、彼が言った「私はなぜそうしなければならないのですか」という一言。

涙を隠して叫ぶ感情演技は愛の価値を悟り、自らの運命を拒否した彼の内面を如実に表わしていました。

ただでさえ、キム·スヒョンの「星から来たあなた」の中の3秒間の号泣演技は最高の名場面に選ばれ、視聴者に強烈な印象を残しました。

生と死の間を往き来しながら、人間の世界で、たった一人で400年の時間を生き抜き、自ら築いた防御壁で武装していたト・ミンジュン、最終的に愛と感情に陥って愛する人を失いたくないと号泣する場面で異星人という異質な存在は全く感じられませんでした。

毎回節制された感情を見せてきたト・ミンジュン。このように切ない愛を抱いていることを知った時、視聴者は、見知らぬ存在である異星人の愛に納得できたと言い、一緒に涙を流したのです。

ソシオパスの殺人鬼から愛する人を守るために、自分のすべてを賭けるだけでなく、地球に残って、もし自分が死んでも最後の愛を守りたいと思う異星人の愛の物語は、もはや全くでたらめで幼稚なファンタジーの中のキャラクターではありませんでした。

これは、抑制しながらも、真剣な内面演技を発揮したキム·スヒョンの演技力によってストーリー自体に生命力が得られたという評価でした。

最終的には「星からきたあなた」を通じて、20代の男性俳優として独歩的な地位を占めるようになった彼でした。

更に、ここで話は終わらず、「星から来たあなた」は、中国のオンライン動画サイトで25億回以上のヒットを記録し、彼は新韓流四天王の座まで手に入れました。

中国の広告やTV番組出演要請が殺到し、日本でも爆発的な影響力を及ぼし、去る10月23日開かれた「東京ドラマアワード」でアジア最高の俳優賞を受賞する栄光をも手に入れました。

その前の月には、国内で開かれた「2014コリアドラマアワード」で最高賞の演技大賞を受賞し、賞をたくさんもらう運命の元に生まれて来たことを自慢したようなキム·スヒョンでした。

一緒にSBS演技大賞の候補となった「星から来たあなた」のチョン·ジヒョン、SBS「大丈夫、愛だよ」のチョ·インソンなどそうそうたる先輩俳優たちの間で押しも押されもせぬ存在感を発揮しているキム·スヒョンは、年末授賞式でも演技大賞を総なめするのかに期待が集まっています！

ひとこと

毎年、放送各社の演技大賞は、日本にはないものなので、とてもわくわくドキドキするものですが、今年は特に明暗があまりにもはっきりと分かれているので、その中で、どのような結果が出るのか、更に鼓動は高まって来ています^^

後半にお載せしたコラムは、素晴らしい文章で「星から来たあなた」という作品、キム・スヒョンさんの演技に対しての分析と正確な賞賛をしてくださっていて、私をはじめ「星から来たあなた」のファンの方には、うんうん、そうなの！そうそう！と思わず声を出してしまわれる内容なのではないでしょうか^^



＊写真はYTN,KBS,MBC,SBS,ELLEから記事はYTN,TVDAILYからお借りしました。

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