韓国旅行｜【トレンチコート】無難に見えない素敵な着こなし方 ♪

キ・ウンセ – イ・シヨン

この季節に欠かせない誘惑、トレンチコートがスタイリッシュになります。

実際、もはや四季ではなく気候変動の時代、季節の変わり目は、まるで爆竹が満開する瞬間のように刹那です。

その数日を逃せばまた半年以上待たなければならないという切迫さのため、トレンチコートを愛する人たちは、すでにクローゼットから取り出すタイミングだけを狙っています。

映画『カサブランカ』でリック·ブレイン役を演じたハンフリー·ボガート

ある早春の朝、大通りを通り過ぎた風景は依然として強烈です。全く同じベージュトレンチコートを着た会社員部隊が5人列をなしてインテリジェントビルに入った風景、まるで第1次世界大戦砲火の中の英国軍部隊が現身したようでした。

映画『カサブランク』でリック·ブレイン役を演じたハンフリー·ボガート

1914年戦争の遺物として誕生したトレンチコートは戦後、多くの名士に愛され知的で優雅なクラシックスタイルになりました。

「始まりは微弱でも終わりは壮大であろう」、始まりは西部戦線の塹壕の中でしたが、終わりはパリ、ニューヨーク、東京、ソウルなど肌寒い季節のある世界のすべての都市に広がったのです。

一つ残念な点は、当初から風雨を防ぐため、体を包む面積が広いため、気を使わないとまるで工場で撮影したような格好になってしまうということです。

その「One of Them」から抜け出すためにはちょっと変わったトレンチコートのスタイリングチップが必要なのです。

◇Step 1 完璧なコートとディテールで対決する

生誕地の英国よりもトレンチコートを愛する国はフランス。特にパリ市民は気軽な必須アイテムリストにトレンチコートが必ず入っているほど。

いつ買ったのか、洗ったのか、とうていわからないくらい着こなしていた感じで、ごく自然な感じに着こなしています。

自分の体とイメージにぴったりのフィット、トーンコートを選ぶのが始まりですが、誰が見てもその人のように見える一点でなければなりません。つまり白鳥の水遊びのように長い時間と努力を要するのです。

元『ヴォーグ·パリ』編集長で現ファッションコンサルタントのカリン·ロイフェルドは、まさにそんなトレンチコートによく入ってこそ目立つ小さくて致命的なディテールで対決しました。

シルエット独特の靴とアンクレット意図的に時計もブレスレットもせず、袖はくしゃくしゃに巻き上げ、歩いたり足を組む時に特有の「ヘロインシック」が発散されています。

◇Step 2 トーンオントーンスタイリングで細く見えるように

小柄な人ならトレンチコートの丈とシルエットに少し負担を感じるかもしれません。ややもすると子供が母親の服を密かに着たように見えないか、コートの裾のために脚が短く見えるのではないかという心配。

キ·ウンセの最近のトレンチコートルックは小柄な人にも自信を吹き込むトーンオントーンスタイル。デニムパンツとアンクルブーツ、バッグがいずれもブルー系なので連結感が生じて背が高く見え、特に下半身が細く長く見えます。

ブーツとバッグにロゴが入り、とても注目を集めるため、上着は白いTシャツですっきりと仕上げましょう。

◇Step 3 コートの中を興味深いテーマでコスプレ

パンデミックで未来への希望より過去への郷愁が魅力的なのか’90~’00年代風でなくてもレトロパーティーが開かれています。特定時代に決めてコートの裾を開ければ完璧にその時のスタイルに変身するのも面白いです。

やや古典的イメージの英国ブランド「バーバリー」はアレクサ・チョンとのコラボでトレンチコートを完全に「70年代のレトロ」にスタイリングしました。

フリルのついたブラウスとジーンズ、靴に白いソックスまではいて、サングラスで画龍点睛。コートの裾を開ければ、まるでコスプレするかのように期待できないテーマが繰り広げられるようにすること。

◇Step 4 スカーフと靴でカラープレイ

トレンチコートと幻想的な相性の小物がシルクスカーフ。キャビンアテンダントのように首に巻いても、流行のバンダナスタイルで頭にかぶっても、ヘアバンドではなくスカーフを折りたたんで結んでも素敵です。

スカーフで特にアクセントになる色を靴に履くと、カラーがポップアップ広告のように目立たず、トレンチコートルックが一層面白くなります。

ファッションジャーナリストのバレリー·トリベは、コートとパンツを暗い色に統一し、スカーフと靴を赤色にして強烈なアクセントをつけていました。

◇Step 5 破格のレッグウェア

ファッションインフルエンサーカミール·ヨランが勉強熱心な学生のように地味に着たトレンチコートを全く違う印象に変えたのはホットピンクのソックス。

肌寒い天気では足が唯一の露出部位になったりしますが、トレンチコートはソックスやストッキングなど、どのレッグウェアにも似合う包容力があります。

パターンの入ったソックス、ネットストッキングなど難解だと思ったレッグウェアはすべてトレンチコートの下に履いてみましょう。

◇Step 6 ベルトでポイントを与える

ファッションモデルのオフィリー·ギレルモンが選んだのは「80年代風ロックシックベルト」。バックルの大きなベルトは、長い縦線を作るトレンチコートを開け、着るときの上·下半身を見分けるアイテム。

コートの裾に隠れてバックルだけがちらっと見えるため、太いベルトでも負担がなく、ミリタリー、ウエスタンブーツともよく似合います。

背が高い人にもっとよく似合い、ネックレス、ブレスレットなどは省略した方が良いでしょう。ジュエリーをぜひ足したいならシンプルなリングやイヤリングで、ベルトが華やかなほど服や靴など、他のアイテムはシンプルに！

◇Step7 正反対の感じ、スポーツウェアと着こなし

恐るべき筋肉を誇るチャンピオンのイ・シヨンらしく、トレンチコートの中はスポーツウェアで埋め尽くされていました。

ジップアップフードにジョガーパンツ、ハイカットスニーカーまで、まるで古典ボクシング映画『ロッキー』のシルベスター·スタローンを連想させるほど。

トレンチコートはクラシックで上品に着なければならないというのは偏見に過ぎません。どのスタイルとも親和力100%を誇り、帽子や手袋を足せばまた雰囲気が変わります。

◇2021 S/S ITEM