韓国旅行|短くなったテレビドラマ、皆さんは満足していますか?
いつの間にかテレビで16部作のドラマが少なくなりました。 視聴者の映像消費パターンが変わり、製作会社の流通方式に変化が生じて現れた現象です。
最近、各放送局が出しているドラマのほとんどは12部作で構成されています。
現在テレビで放送中の全11編(一日ドラマを除く)の作品のうち、12部作はSBS「私の完璧な秘書」、MBC「モーテルカリフォルニア」、tvNxTVINGオリジナル「遠景」の6編です。
16部作はtvN「星たちに聞いてみて」、JTBCドラマ「オク氏夫人伝」、チャンネルA「チェックイン漢陽」まで3編に過ぎません。
★21話作だった「星から来たあなた」
2010年代まではドラマは16部作が一般的でした。 作品の性格によってさらに長い20部作、24部作に編成されることはしばしばありましたが、短幕劇を除けば8部作、12部作のドラマはほとんど見かけませんでした。
収益性の面で放送会社と製作会社が短い回次の作品を好まなかった影響が大きかったです。 テレビ広告で収益を上げる放送局は編成したドラマが人気を集める場合、回が長いほど得をする構造でした。
そのため、16部作のドラマなら、2ヵ月(週2回放送基準)間、安定的に広告収入を保障してもらうことができました。
製作会社の立場でもドラマが口コミで人気を集めるまである程度の時間が必要だということを勘案し、短い回の作品を避ける方だったのです。
★16話作だった「トッケビ」
この慣行に変化が生じたのはOTTストリーミングサービスの影響が大きかったです。
2016年グローバルOTTプラットフォームネットフリックスが国内に上陸した後、初めて製作した韓国オリジナルシリーズである「キングダム」シーズン1(2019)は6部作でした。
以後、「好きなら鳴る」シーズン1(8部作)、「保健教師アン·ウンヨン」(6部作)、「スイートホーム」シーズン1(10部作)等が相次いで出てきて視聴者に短い呼吸のドラマはこれ以上見慣れなくなりました。
むしろ一気に見るように最適化され、間延びするより没入感を高めるという反応が出始めました。
★6部作だった「キングダム」シーズン1
COVID-19以後、OTT市場が本格的に拡大し、Disney+、TVING、Coupang Playなどプラットフォームも多様になりました。
そして、該当プラットフォームで公開された作品が相次いで成功し、放送会社中心だった従来のドラマ市場に変化が生じました。
製作者の立場では幅が一層広くなったわけです。放送局が唯一の流通通路だった過去とは異なり、今はOTT流通まで版を拡大できるようになったためです。
回次に制約のないOTTプラットフォーム流通を念頭に置いた製作会社は最近、視聴者の消費パターンを考慮し、短い回数の作品を作ることに積極的に乗り出しました。
★7話作「イカゲーム」シーズン2
ドラマ製作現場で週52時間勤務制が定着したことも無視できませんでした。 すでに出演料や物価上昇などで制作費は高騰しています。
ここに回まで長くなれば、増えた撮影分量によって製作費がさらに上がるのは当然のことです。 結局、これに耐えるためには無意味に本数を増やすことが望ましくない状況になりました。
ただ、回次の減少が製作会社の売上下落につながる余地があるのは事実です。 実際、韓国の大手ドラマ制作会社スタジオドラゴンは昨年第3四半期に9億3671万ウォンの営業損失を出して赤字転換しました。
売上高は前年同期比58.5%減の903億1985万ウォンを記録しましたが、放映回の減少(75回から59回)が主な理由として挙げられました。 しかし、これと関連してドラマ製作会社は、回次が減ったことよりはドラマ編成自体が減った影響がより大きいと口をそろえました。
★「模範タクシー」シーズン1
制作会社はコンテンツ競争力を確保し、海外流通経路を拡大する方式で収益構造を多角化しています。 シーズン制もその一つです。
「ボイス」、「賢い医師生活」、「浪漫ドクターキム·サブ」、「プレイヤー」、「模範タクシー」などシーズン制ドラマの成功事例も増えています。
人気が検証されたIPを長期的に活用する場合、ある程度安定的な収益が期待できるという点で、シーズン制が魅力的な方案として定着した姿です。
視聴者たちは短い呼回次のドラマの場合、速いスピード感で集中力を高めることができるという点を肯定的に見ています。
特に、ショートフォームを中心に映像を消費する最近のトレンド上、短い回は負担が少ないこともあります。 反面、一部では短い分量にあまりにも多くの話を入れて尻すぼみになることを警戒しています。
★8話作「トランク」
あるドラマ制作会社の関係者は「最近、テレビ放送が第1順位ではない世の中になりました。」
「以前は台本が14部分量しか出ないとしても16部に合わせる傾向があったとすれば、最近は分量がどのように出ても大丈夫だと話します。 決まった枠なしに長さの調節が自由だという長所ができたようです。」と話しました。
また別の製作会社の関係者も「過去の16部作ドラマの場合、意図せず後半部に力が抜けるという反応がかなり出ていました。 16部を作ろうとしたために起きたことですが、最近は(回が減って)そのようなリスクが減っています。」と付け加えました。
ひとこと
毎週末ワクワクして待った「涙の女王」は16部作。反面「トランク」や「イカゲーム」は少ない回次で一気見と、ドラマ制作も多様性が求められる時代。中身の濃い作品であればどのタイプも歓迎したいですね♪
✳︎写真はSBS,tvN,NETFLIXより記事はmtn.coからお借りしました。
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