韓国旅行|『トッケビ』はシェイクスピアの戯曲に似ている…主題歌もフルートで演奏【フィリップ·ユント】インタビュー♪
「ドラマ『トッケビ』は微妙な愛の感情と深い意味を詩的な台詞で伝えるという点でシェイクスピアの戯曲に似ている」。
15日のインタビューでこのように話した主人公は、スイス·フルート奏者のフィリップ·ユント(43)。 今月、公演のために来韓した彼に、ソウル陽川区スタジオで会いました。
彼は最近『トッケビ』『太陽の末裔』『愛の不時着』といった韓国ドラマの主題歌と挿入歌をクラシック編成に編曲したアルバム『Shades of Love』を発表しました。
「韓国ドラマサウンドトラック」という副題が付けられたアルバムの表紙には、親指と人差し指を交差させて作った韓国式指ハートの絵が載りました。
彼は「シューベルトやシューマン、ブラームスのような19世紀のロマン主義作曲家たちが民謡のような歌から音楽的インスピレーションを得たように、現代の演奏者たちがドラマや映画の音楽からアイディアを得てクラシックに盛り込む過程は私にとって非常に自然だ」と述べました。
ユント氏は、ミュンヘン音楽大学でフルートを専攻し、米ハーバード大学で経済学を勉強した独特な履歴の演奏者。
彼は「10代のころから毎週1-2回ずつ舞台に立ち、モーツァルトの協奏曲は50-60回も演奏するほど多くのフルート作品を演奏しました。 このため多様な経験と刺激が必要だと思いました。」と述べました。
ドイツ·ワイマール音楽大学の教授として在職していたユントは2008年、江南大学に交換教授として来韓、韓国と縁を結びました。
当初、半年ほど滞在する予定でしたが、同氏の韓国滞在は昨年まで12年間続きました。 好きな韓国料理を尋ねるとチャプチェ、スンドゥブ、プルコギだけでなくカンジャンケジャンやウナギの蒲焼、魚の辛味スープまでずらりと流れ出てきました。
彼は「最初は寂しさを紛らすために韓国ドラマを観始めたのですが、真剣で深刻な時代劇から軽くてコミックな現代物まで様々なジャンルにはまっていきました。」と話しました。 学校の近くの町の大人たちが付けたニックネームは「ドラマおばさん」。
彼が選んだ最高のドラマは「トッケビ」。 今回のアルバムにも「トッケビ」挿入歌が3曲も入りました。
彼は「米国ハリウッド映画音楽のドラマチックな姿とイタリア映画音楽の流麗なメロディー感覚が調和したことこそ韓国ドラマ音楽の強み」と話しました。
今回のアルバムでも「タイタニック」や「カリビアンの海賊」といった映画音楽のスタイルから、19世紀のロマンチックな室内楽、古めかしくて情感あふれる東洋的な情緒まで多彩に編曲されました。
一番好きな俳優は『太陽の末裔』に出演したソン·ヘギョ。 「依然としてソン·ヘギョ」と言うときはにかむように微笑観ました。
1980-1990年代のドラマを通して、まず2000曲以上を選び出し、絞ってまとめる過程を経て、最終的に17曲を収録しました。
「黄金のフルート」と呼ばれる名演奏者ジェームズ·ゴールウェイ、バイオリニストのダニエル·ホープ、ベルリン·フィルのオーボエ首席のアルブレヒト·マイヤー、グラミー賞を受賞した韓国系ヴィオラ奏者リチャード·ヨンジェ·オニールなどのクラシックスターもアルバム録音に参加しました。
これからはベルリン·フィルの団員で構成された室内楽団であるベルリン·バロックソロイスツとともにヴィヴァルディ·バッハ·テレマンのバロック作品と現代音楽を合わせて録音するのが目標。 彼は「地域や時代、ジャンルが出会う境界にある作品にはいつも関心が集まります。」と述べました。
ひとこと
「ハリウッド映画+イタリア映画=ダイナミックで叙情的なメロディー」両方を兼ね備えていることが韓国ドラマOSTの強みとの説明になるほど!日本でも公演して欲しいですね♪
✳︎写真はtvN,universalmusickrより記事はchosen.comからお借りしました。
2021年08月17日
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カテゴリ: 韓国社会 韓国ドラマ、映画
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