韓国旅行｜魅力的なヴィラン、主人公に劣らない人気······大きくなる悪役の価値♪

🔸「ザ·グローリー」イム·ジヨン、パク·ソンフンなど個性あふれる悪役で注目
🔸「イルタスキャンダル」「模範タクシー2」ヴィラン·シンジェハもイメージ変身に成功

校内暴力の加害者に対する個人の緻密な復讐から、いんちき宗教を処断して快感を与える復讐代行劇まで。各種ジャンル物が視聴者に涼しい緊張感と涼しいカタルシスを与えています。

この過程で視聴者の怒りを引き出し、面白さを増す悪役の役割もさらに大きくなっています。「模範タクシー2」をはじめとして「浪漫ドクターキム·サブ3」、映画「犯罪都市3」等、これまで主人公と悪党間の対決を緊張感あふれるように扱ってきたシリーズでは「メイン悪党」の正体が最も大きな関心事になるほど大きな存在感を発揮することもあります。

最近NETFLIXを通じて公開され、国内はもちろん海外視聴者から愛されたドラマ「ザ·グローリー」は校内暴力被害者ムン·ドンウン(ソン·ヘギョ)の復讐過程を凄絶に描き大きな反響を呼びました。

復讐劇というジャンルの枠内に校内暴力問題の深刻性を溶け込ませ、見る人たちの怒りを誘発したりもしました。

この過程で被害者の痛みを繊細に描き出し、復讐過程の凄絶さを極大化したムン·ドンウンを演じたソン·ヘギョはもちろん、恐ろしい暴力を行いながらも厚かましい顔をしていた加害者たちが徐々に没落する過程を演じた悪役俳優たちも大きな関心を受けました。

イム·ジヨン、パク·ソンフン、チャ·ジュヨン、キム·ヒアラ、キム·ゴンウなど各自のキャラクターを個性豊かに表現し、劇の面白さを倍増させた悪役俳優たちも主人公に劣らない人気を享受するようになったのです。

tvNドラマ「イルタ·スキャンダル」、SBSドラマ「模範タクシー2」で相次いで悪役キャラクターを演じたシン·ジェハも視聴者の大きな関心を集めました。

「イルタ·スキャンダル」では鉄玉連続殺人事件の真犯人チ·ドンヒ役を演じ、スター講師チェ·チヨル(チョン·ギョンホ)に向けた歪んだ愛情を見せ、「模範タクシー2」では虹運輸に向けた悪行を躊躇しないヴィラン·オン·ハジュン役を演じ涼しい魅力を見せました。

披露された顔の裏に隠された涼しい顔を思う存分見せながら愛されたシン·ジェハは「模範タクシー2」終映後に行ったインタビューで「以前は作品やキャラクターとして記憶して下さったのですが、今は私の名前を覚えてくれていました。嬉しかったです。名前を覚えてもらえるということは簡単ではないじゃないですか。」として、以前とは全く変わった大衆の反応に言及したりもしました。

「犯罪都市3」でマ·ドンソクに対抗する俳優イ·ジュニョクに向けた関心が続くかと思えば、悪役イメージを楽しむ視聴者も増えています。

「イカゲーム」、「餌食」で強烈な悪役キャラクターを消化した俳優ホ·ソンテ、映画「新感染ファイナル·エクスプレス」、「蒼穹」など多数の作品で存在感あふれる悪人を演じたキム·ウィソンなど代表的な悪役俳優たちが作品に登場する度に「反転が隠れているのではないか」という疑いの視線を送るなど視聴者が「悪役イメージ」を積極的に楽しみながら面白さを加えたりもしています。

一時、存在感が大きい悪役または悪役キャラクターを繰り返すことに対して「イメージ固着」を憂慮される場合もあります。

週末ドラマで悪役キャラクターを消化した俳優が食堂などで厳しい視線を浴びたというエピソードを打ち明けたこともあるほど否定的な視線が続いてきました。

しかし、今は各種ジャンル物があふれ、悪役に向けた視線も変わってきています。むしろ立体的な演技を披露したり、個性を現わす機会にもなっています。

特有の個性が与える面白さを通じて、優しくて正義感あふれる主人公を越える人気を享受する場合もなくはない状況です。

ある放送関係者は「残酷な悪役もいますが、善と悪の境界を行き来しながら視聴者の共感を得るキャラクターもあります。ドラマジャンルはもちろん、表現方式も次第に多様化して生じる変化のようです。」

「今は「悪役か、善役か」を離れ、どのようによりしっかりと、また楽しく作品を伝えるかを悩むことになる。その過程で楽しさが感じられれば視聴者も応援を送って下さるようです」と話しました。