韓国旅行｜【チョ·ウジン】「キム·ドンリュルの大ファン、MV出演提案に駆けつける」(JTBCNewsroom)♪

俳優チョ·ウジンが歌手キム·ドンリュルに対するファン心を明らかにしました。

5月21日に放送されたJTBC「ニュースルーム」に出演したチョ·ウジンがキム·ドンリュル「黄金仮面」ミュージックビデオに出演したビハインドストーリーを公開しました。

チョ·ウジンは最近公開されたキム·ドンリュルの新曲「黄金仮面」で疲れた会社員の姿を描き出すと同時にダンスの実力まで披露しました。

キム·ドンリュルはミュージックビデオ制作にあたり、チョ·ウジンを真っ先に思い出したと明らかにしています。

チョ·ウジンは「本当に光栄です。私はキム·ドンリュルさんのアルバムを全部持っているほど大ファンです。ミュージックビデオに出演してほしいという連絡を受けてびっくりしました。」と語りました。

彼は「すぐに『いつでも駆けつけます』と言いました。ぱっと見て「メロじゃないですね？」って言ったら、すごく大きく笑っていました。」

「どこにでも見られる会社員たちの悲哀のようなもの、忘れていた夢を再び思い出してみる、そんな曲だと聞いて、本当に意味深い作業になるだろうと思いました。」と話しました。

チョ·ウジンは「『多くの共感を引き出すことができるミュージックビデオになれるよう最善を尽くします。』と言ったら、ダンスをどれだけ踊れますか？と先に聞かれたんです。」と回想しました。

代役なしにダンスを披露したチョ·ウジンは「下手でもいいから夢を探す40代の一人のおじさんの羽ばたきのようなものが情緒的に表現されれば、それだけでも成功ではないかと思いました。」と話しました。

ここまでnewsen.comよりお借りしました。

◇4年ぶりに訪れたキム·ドンリュルの慰め
「黄金仮面」

4年ぶりです。もちろんム·ドンリュルもパンデミックから自由ではありませんでした。いつ終わるのかという不安と、何をすべきなのかという諮問の間で、彼は人生観と音楽観に対する「全面的軌道修正」を敢行しました。

その過程には音楽が好きなリスナーに戻ることと、クラシックピアノのレッスンを再開する時間が含まれていました。

それで、ダンス音楽からクラシックまで選ばずに聞き、留学時代に対位法(同時に異なる旋律を2つ以上鳴らす技法のこと)の宿題をして作った、クラシックを専攻できなかった人が「知的虚栄心を満たした曲」と自評した12年前の「Prayer」以後、再びクラシックを専攻できなかった恨(ハン)をピアノレッスンで解いたようです。

その後、「そろそろ曲を作ってみよう」と書いて持ってきた歌はファンの虚を突いたものでした。それは待っていた人たちが期待していた、作る人でさえ、その期待を予想したはずの後悔と懐かしさのバラードではなかったからです。

皆が苦労して荒れた時期を経てきただけに、キム·ドンリュルは久しぶりのシングルを自らも慰められ、他の人たちにも慰労を与える音楽で枠組みを整えていました。

その枠組みはまもなく具体化されたので、まさに30代半ば以上のすべての会社員が隠して生きてきたか、忘れて生きてきたはずの夢と情熱、童心でした。

人々にとってはイ·ジュニクの「楽しい人生」、ジェットコースターの「がんばれ!ミスターキム」、ミスターチルドレンの「くるみ」などの作品を通じてかなり馴染み深いテーマでしょう。

ピアノとベースドラムが引いたスタートラインに立ったファンキースラップベース。点滅するホーンと変化に富んだテンポ、ジャンル（ミュージカル）の核心に触れるバックボーカル、曲が持つ感性または感情のポイントとなるコーラス。

独自の広報資料では「パズル」と「そうするしかない」と言っていましたが、私は「黄金仮面」を聞いて反射的に「旅行」を思い出しました。

キム·ドンリュルの始まりだった”展覧会”のデビュー作で、有名な「記憶の習作」の次にあった歌です。

「夢の中で」の代わりに大学歌謡祭に持って行こうとしたその曲で若かったキム·ドンリュルはハリー·コニックJrと「サンブラス」を話しながらソ·ドンウクと絶えずケラケラ笑っていますが、「黄金仮面」にはその時編曲議論中に話したピアノとブラスが骨組みとして植えられています。

疲れた現代人のためにキム·ドンリュルが設定した仮想の英雄「黄金仮面」はキム·ジョンレ漫画家の60年代同名ヒーロー物とは(もしかしたらインスピレーションは受けたかもしれないですが)大きな関連はなさそうです。

むしろそれは韓国と日本の合作アニメ「黄金バット」と石ノ森章太郎の「仮面ライダー」を加えたものに近いです。

これはカンヌ国際広告祭3冠王を誇るCM監督のジョン·パクが演出したミュージックビデオと繋げれば、さらに明らかになります。

ジョン·パクは広告を専門とする人らしく、無駄を取り除いた圧縮的映像言語で「幼い頃の勝利と正義のために敵を打ち破った童心は跡形もなく、世の中が定めた役割に適当に満足しながら生きていく会社員の恥辱感」を表現したキム·ドンリュルの歌詞内容をほとんどそのまま(しかもテンポまで)移しました。

その4分という限られた時間の中で現実に閉じ込められた会社員を演じた俳優チョ·ウジンは「インサイダーズ/内部者たち」や「国家不渡りの日」で見せた冷血漢よりは「ハード・ヒット発信制限」で見せた人間味に近い演技でミュージックビデオを一気に支配します。

特に、2番目のコーラスで歌手と俳優が一つになる場面と節度ある身振りに叙事を盛り込んだブロードウェイ風群舞を通じてハイライトに突き進む後半部は映像の白眉です。

チョ·ウジンはそのように単調な日常の逸脱を夢見た「Shall we ダンス?」の杉山のように、教卓の上に上がって学生たちに「カルペ·ディエム」を教えてくれた「いまを生きる」のジョン·キーティングのように、出勤ラッシュを逆行して走った「エターナル·サンシャイン」のジョエル·バリッシュのように涙の意志で「西空からきらめく閃光」に堂々と立ち向かうのです。

キム·ドンリュルは過去、あるインタビューで自分の曲でミュージカルを作ってみるつもりはないかという質問に「ミュージカルは歌詞がバラエティなAba程になってこそ作れる。」と答えたことがあります。

自分の歌はほとんどが別れの歌なので、ミュージカルを作れば劇全体が別れだけで終わるだろうという冗談半分、本気半分の話でした。

ですが、彼はミュージカルのための創作曲を書いてみるつもりがなくはないという話を付け加え、その可能性を開いておきましたが、ついに「黄金仮面」が漠然としていたクリエイターの決心の具体的な結実になった素敵な事例として残ることになったのです。