K-POP|キム・ドンリュル・デビュー18年変わらぬ人気!
Kimdongryule
変化と固守。デビュー20周年を2年後に控えた歌手のキム・ドンリュルは後者を選んだ。
4年ぶりに発表したアルバム“kimdongrYULE”には期待を裏切らない“キム・ドンリュルブランドのバラード”8曲が収められている。
クラシック的な編曲を基にした豊かなオーケストラの演奏、淡々と深いピアノの音に感じられる濃い響きのボイス(”冬眠”)
すっきり淡泊なハーモニーが魅力的なデュエット曲(”新たな始まり”)など、彼だけの魅力は相変わらずである。
最近、ソウル汝矣島で会ったキム・ドンリュルは今回のアルバムに「冬の情緒をもとにした90年代の再現」と説明した。
実際に今回のアルバムに収められたほとんどの曲が1990年代末から2000年代初頭に作られたという。
タイトル曲「リプレイ(Replay)」は、2000年に、「私たちが世の中を生きていく方法」は、1998年に書いた。
「’90年代のオマージュですよ。私の年齢に近い人々が、“こんな音楽は本当に久しぶり”と言ってくれて嬉しいです。インパクトの強いダンス曲や切ないバラードがトレンドのこの頃だから、かえって新鮮に感じるようです。」
子ども合唱団の純粋な声で歌う聖歌風の「プレイヤー(Prayer)」や、真冬の遊園地で響き渡るような「クリスマスプレゼント」は、ぼたん雪が降る冬の日に聞こえてくるキャロルが思い出される。
キム・ドンリュルは、「ずいぶん前からキャロル風の曲を詰め込んだクリスマスのアルバムを計画していた」と話した。
「能力のある外国のアーティストは必ずクリスマスのアルバムを出します。キャロルこそアレンジの花を咲かせることができるジャンルだと思うんですよ。
私も作・編曲のノウハウが溜まったので、キャロル風の冬の歌をぜひ作りたいと考えていました。」
キム・ドンリュルの曲で美しいメロディと同じくらい印象的なのが歌詞だ。
今回のアルバムも、「人生でたった一度、私たちを魅了した熱い夏が過ぎ、さびしく感じていた心をまた暖めてくれるような・・・(’冬眠’)のように、一つの詩を連想させる歌詞でいっぱいだ」。
そんな彼が、「歌詞はメロディに比べると、力を抜いて書いています。」という意外な返事をした。 「音楽は曖昧ですが、歌詞は具体的で直説的なので、力を抜いて書いたほうが人に伝わると思うんです。
いくら書いても常に物足りなさを感じて自信がない。」とし、「そのまま「ナナナ」で歌えたらと願う時もある」と告白した。
「”キム・ドンリュルさんの歌を歌詞が良いから好きです”と言われると照れてしまうんですよ。本来メロディーで賞賛を受けたいのに、実は歌詞のおかげで売れたと考えると、商業的な曲を作ったような気がして、自虐的な心に陥るんです。」
延世大学在学中に、大学歌謡祭大賞(1993年展覧会-記憶の習作)がきっかけで歌謡界に足を踏み入れた彼は、作詞, 作曲, 編曲, アルバム製作までするとても才能ある歌手として
重厚な低音と絶妙な響きを醸し出す敍情的な歌を作り、シンガーソングライターとして有名になった。
過去18年間ソロアルバムだけではなく、「カーニバル」、「ベランダプロジェクト」などのプロジェクトグループ活動などで14枚のアルバムを発表した。
途中4年間を米国バークリー音楽大学で作曲の勉強に費やし、その間もコンサートを開いてきた。
地道な活動と同じように変わらない自分だけの音楽の色を固守してきた彼は、「アーティストは、主観的であり、利己的でなければならない」と語った。
「私は、この音楽が好きで作ったので、ちょっと聞いてみてもらえますか」程度の距離を維持することです。アーティストにはこのような傲慢さは必要だと思います。
私がしたくて、また好きな音楽をする理由がまさにこれでした。大衆の好みに合わせた音楽を出せば、かえって失望させるだけですから。」
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キム・ドンリュルさんの名前をご存知ですか?韓国でも珍しくなったほとんどテレビに出ないアーティストなので、なかなか顔が思い浮かばないという方も多いのではないでしょうか?
ですが、実は日本の方でも、一度は彼の曲を耳にしたことがあるのでは、と思います。
そして、その美しいメロディラインにある時はうっとりし、ある時はひっそりと涙し、また力をもらったり、という経験をされたこともあるかもしれません。
そのキム・ドンリュルさんが2年ぶりにアルバムを出し、夢のクリスマスコンサートも行うということで、韓国中が揺れました(笑)チケット販売と同時にほぼ完売。
とうとうパンク状態となったほど。7万人が一度にアクセスしたと言われています。
アイドルではない、デビュー18年目の彼がなぜこんなにも人気を維持し続けるのかその魅力を探ってみたいと思い今日はご紹介させていただきました。
次はアルバムが出たときのニュース記事です。
2011/11/19(Sat)
ミュージシャンのキム・ドンリュルが音源に続いて音盤販売も1位となり、冬の音楽市場を掌握した。
今月14日夜12時に2年2ヶ月ぶりにアルバム『kimdongrYULE』音源を発表したキム・ドンリュルは全サイトチャートで1位を記録して激しさを見せている。キム・ドンリュルに対する音楽的期待が一目で分かる結果だ。
17日発売された音盤も、やはりハントチャート、キョボ文庫、イェス24、インターパークなど国内有数の大型音盤販売先で全て1位を記録して底力を見せた。
ロエンエンターテイメント側は「予約販売だけで2万枚を越えた」と語り期待感をさらに高めた。音盤を聞いた音楽ファン達は「思いもよらないクリスマスプレゼントをもらったようだ」
「音盤の完成度に圧倒された」「キム・ドンリュルのボーカルがさらに感性が深くなった」などと喜びの声を寄せた。
原稿用紙31枚分量の音盤報道資料を書いたユ・ヒヨルはキム・ドンリュルのアルバムのタイトル曲Replayに対して「キム・ドンリュルが作った名曲だ。
イ・スンファンの『千日の間』を越える強い感性と精巧な編曲と演奏、華麗で複雑な構成、前奏がとても音楽的にカッコよく、見せ所を知っている。実際僕が見た」と絶賛した。
続けて「何よりも絶叫する彼の声が聴ける。キム・ドンリュルの印である雄々しいバラード曲で、最近歌謡界では感じにくい音楽的圧倒感とあふれる感動が感じられる。
多くのことが素早く軽く変化している世の中で、この正統バラードとの再会が喜ばしくありがたい」とあふれる感情を隠さなかった。
KBS「ユ・ヒヨルのスケッチブック」の司会でも絶大な人気を誇るユ・ヒヨル氏
キム・ドンリュルは12月24日から26日まで慶熙大学校平和の殿堂でコンサートを開きファン達と出会う。
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キム・ドンリュルさんの曲で、一番耳にしたことがあるのは、「がちょうの夢」ではないでしょうか?
数々のアイドルの方にも「大好きな歌!」と言われ、歌い継がれて来ました。興味のある方はオリジナルと合わせて、お聴きになってみてくださいね。
ドラマ「ドリーム・ハイ」でも、感動しましたね。こちらは
「ドリーム・ハイ特別コンサート」からです。出演したキム・スヒョンさん2PMのテギョンさんウヨンさんmissAのスジさんIUさんT-araのハム・ウンジョンさん、そしてJYP代表パク・チニョンさんも歌う超豪華版です!
チャン・グンソクさんが出演した「ベートーベン・ウィルス」の最終回イン・スニさんの歌に涙した方も多いのでは?
オリジナルのお2人。「カーニバル」これは後年のものです。
最後にオリジナルのPVです。この「がちょうの夢」はキム・ドンリュルさんとイ・ジョクさんが、”カーニバル”というユニットを結成して歌った曲です。時代がわかりますが、とってもカッコイイですよね?
***歌詞が素晴らしい「がちょうの夢」です。是非こちらの対訳をご覧下さい。とても、丁寧に訳してくださっています。***
キム・ドンリュルさんのクリスマスコンサートについてのブログも是非ご覧ください♪
キム・ドンリュル Best Album – Thanks: The Best Songs 1994-2004(韓国盤)
キム・ドンリュル – 2008 Concert : Monologue(韓国盤)
2011年11月30日
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カテゴリ: K-POP
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classicとニューエイジしか聴かない私が 引き込まれた瞬間から
世界が広がり とても幸せです^^
大田に住む友人に ♪記憶の習作 の楽譜を送ってもらいました^0^
♪記憶の習作 を初めて知ったのは
韓国人pianistのイルマさんと カナダのpianistスティーブ・バラカットさんが
連弾で演奏したのを聴いたのが出会いでした♪
幼少からロンドンで生活してきたイルマさんの音色はニューエイジと言われてますが
classicとバロック音楽以外は興味が持てなかった私には
比較的 入りやすいジャンルでした。
これが10年前の話なのですが・・・ 冬ソナがきっかけでした^^
今年11年目♪で 今度はバラードを知ることが出来て とても嬉しいです。
多分 展覧会の音楽に出会ってなかったら バラードにも興味が
沸かなかったと思います。
キム・ドンリュルさんがバークリーで学び 上原ひろみさんとも親しく
またオケのアレンジもされ ご自身のステージに徹底的にこだわっておられる
これも私を夢中にさせる要素です^0^~~~~
コンサート 今年はあるでしょうか?
インターパークでは グローバル版で取れないイルマさんの演奏会チケットで
毎年 代行業者に手数料を払っています(T_T)
住民番号の壁です(>o<)
日程が合えば 是非 飛んで行きたいです♪
それよりもチケットが取れるか その心配ですね@@
こんばんは^^
私はもともとバラードが好きで、韓国にはバラードのジャンルがあって、
歌手の方もたくさんいる!と知った時の嬉しさ、昨日のことのようです!
先日も、ニュースとしてあげましたが、住民番号の壁は取っ払う方向にある
ようですね。早くそうなって欲しいです!
私は一昨年〜昨年はリュル氏のコンサートに3回出かけることができましたが、
チケットはその前の年のクリコンも8分で売切れとかですので、韓国人の
友人に毎回闘ってもらっています(笑)彼はコツを覚えたみたいで、何とか4勝0敗で
今の所、幸福を味わっています。
死ぬまでに1回「記憶の習作」を生で聴けたら、それで良いと思っていた私
ですのに、1度聴いたらもうだめですね。もし、コンサートがあれば必ず行くつもりです^^
住民番号の壁がなくなる方向~~!そうなんですか?
早く!早く そうなって欲しいです。
この10年で楽譜の取り寄せにも どれだけ代行に支払ったことか(>o<)
クリコンが8分で!やはり持つべきものは韓国人の知り合いですね^0^
韓国では10月あたりから年末にかけてのコンサートツアーが多いですよね
毎年告知されて直ぐにticket- openなので飛行機や家庭内の段取りやらでハラハラです。
♪記憶の習作 聴けることを願っています♪
ところでリュル氏はテレビ出演も殆どないようですが
普段はどのような活動をされていますか?
海外公演もされているのでしょうか?
海外公演などは全くされませんね!そして、自由人でいらっしゃりたい方だと思います。リュル氏のFBを見ていると、毎日のように貪欲に、美術館を回ったり、旅をしたり、そう!日本には良くいらしているみたいですね!
そして、相当の読書家でいらっしゃるので、ソウルのキョボ文庫辺りでいつかお隣に・・・なんて夢を見ている私です!(笑)
何しろ、私のお世話になっている出版社の方たち、誰一人、リュル氏の顔を知らなかったんですよ〜〜〜〜〜〜
もちろん、国を代表する凄いアーティストだと言うことは、老若男女ご存知だったんですが。。。つまり、リュル氏はそれを楽しんでいるのだと思います。
生涯、自由人の完璧主義者を。完璧な物が出来るまでは、世に絶対に出すことはしないかたですから・・・「記憶の習作」は3回とも泣きっぱなし、それ以外でも、コンサートでは、殆ど涙の止まらない私です^^;;;;実は私も今年は修士論文があって、なかなか自由はきかないと覚悟はしております。。。涙