韓国旅行|国民の”TRY”【キム·スヒョン】を前面に出してトータルライフブランドに躍進♪
新堂洞サンバンウールグループ社屋(左) ⓒSBW Inc.
●1987年に「TRY」を披露、業界1位に
●これからはライフスタイルブランドに変身
●キム・スヒョンモデルを前面に押し出してイメージ刷新に乗り出す
●トレンドに積極的に呼応しオンライン強化に拍車
国産下着メーカーサンバンウールの代表ブランド「TRY」が「トータルライフブランド」として生まれ変わっています。
テレビ広告はもちろんSNS、YouTubeなど全方位的なマーケティングを通じてMZ世代とのコミュニケーション強化に力を入れ、新しいイメージ構築に乗り出しているのです。
これまでサンバンウールが名実共に国内代表企業の一つに定着できたのは、持続的なブランドイメージリニューアルと成功的なコミュニケーション戦略が裏付けられてきたからです。
今後もサンバンウルは顧客とのコミュニケーションを中心に流通トレンドの変化に素早く対応する一方、オンライン流通チャンネルの強化を中心に生まれ変わる計画だといいます。
◇「過去の栄光をつなぐ」…サンバンウール、一時財界順位51位まで獲得
サンバンウールは、1954年全羅北道イリ市の靴下問屋から始まり、下着類の問屋へと拡大した大韓民国内産業の始まりといえる企業です。
1974年、5億2000万ウォンに過ぎなかったサンバンウールの売上高は、1年で6倍も伸びる底力を見せ、3年後、内需部門の売上高100億ウォンを突破し、財界入りを果たしました。
その頃、サンバンウールの海外市場進出も活気づき始めました。米国、カナダ、中東、日本、香港など各地へ輸出を拡大しました。
その結果、1986年7月から1年間計2000万ドルの輸出実績を記録しました。その後、こうした成果が認められ、1987年には「2000万ドル輸出TOP」「石塔産業勲章」を受賞しました。
サンバンウールの代表ブランド「TRY」は1987年に発売されました。発売3年目にして国内ファッション内ブランドの中で最高のシェアを記録し、業界トップを占めました。35年が過ぎた今でもTRYは「国民の」という修飾語を保有しています。
爆発的な成長を基盤にサンバンウールは1993年、22の系列会社を保有した中堅グループへと発展しました。資産規模は1兆ウォンに達し、従業員6000人で財界順位51位に達しました。
当時創立されたサンバンウール·レイダースは全羅北道を代表する球団で、まだ野球ファンの記憶に残っています。
◇イ·ドクファを消してキム·スヒョンで「認知度効果『トントン』」
1990年代に披露したイ・ドクファの広告で深く刻印されたサンバンウールは、韓流スターのキム・スヒョンをTRYモデルに起用してイメージ変身に乗り出しました。中高年層が好む「パパ下着」からMZ世代が好むおしゃれな「お兄さん下着」に変身するためです。
サンバンウールは、「キム・スヒョンの持っている若くて明るい姿がTRYが追求するブランドのイメージに適していると考え、モデルに選定した」と発表しました。
また、キム・スヒョンの健康で信頼度の高いイメージ、真正性が感じられる演技が企業が追求する目標と合致したというのがモデル選定の理由です。
2017年、歌手のテ·ジナをTRYモデルに起用したサンバンウールとしては、若いモデルはやや破格的な選択だというのが業界の評価です。
多くの消費者はサンバンウールといえばまだ90年代に登場したイ·ドクファのエレベーター「ドアップ広告(TRY)」を思い浮かべる点に着眼し、イメージ刷新カードを取り出したのです。
サンバンウールはキム・スヒョンの国際的な認知度で、中国など海外事業でのシナジー効果があると見ています。
2021年ソルラル(旧正月)広告
キム·スヒョンはドラマ『太陽を抱く月』、『星から来たあなた』で国内外で大人気を博しました。 昨年の主演作ドラマ『サイコだけど大丈夫』はグローバルOTTNETFLIXで公開され、海外でも大きな関心を集めました。
実際、昨年、俳優のキム·スヒョンを自社の代表ブランド「TRY」の顔に出して以来、「キム·スヒョン効果」を享受しています。
キム·スヒョンが、TRY KF94マスクを着用する姿がテレビ広告で広がると、国内だけでなく海外からもマスク購入に対する電話の問い合わせが殺到しているというのが関係者の話です。
TRYは最近、下着を越えてトータルライフブランドへと進化しています。アスレジャー、ホームウェア、イージーウェアなどはもちろん、マスクまで多様な商品群へと拡大しています。
さらに、MZ世代が主に利用するプラットフォーム「MUSINSA」とkakaomakersとのコラボ製品を発売したりもしています。
(左)COOLUTION ACTIVExTRY EXTRA WOMAN ⓒSBW Inc.
◇流通トレンドの変化に「集中」…「オンライン流通チャンネル強化度」
かつてサンバンウールは、700あまりに達するオフライン売場を重点に流通事業を行ってきました。長い歴史の分、固定顧客層を構築してきたため、安定した売上が可能でした。
しかし、変化する消費トレンドと持続している新型コロナウイルスの状況で、販売戦略の修正に対する悩みが深まりました。
その解決策として「オンライン流通チャネル強化」を推進中です。プラットフォーム·デジタルマーケティング事業部を新設してオンラインマーケティングを強化し、B2CモールTRYショップをオープン、11番街、Coupangなどのオープンマーケットに入店して消費者との接点を拡大しています。
サンバンウールのキム·セホ代表は「全世代で愛される俳優キム·スヒョンを活用しSNSやバイラルマーケティングなどを通じたブランド及び製品広報も推進中です。」
「MZ世代が主に利用するオンラインプラットフォームとの協業を通じてアンダーウェアを越えてイージーウェアやアウトウェアへと製品を拡大していく予定です。」と明らかにしました。
ひとこと
SBWの歴史が垣間見られる記事を読んでいて最近TVでよく目にする「B.V.Dフジボウ」のCFと重なりました。老舗企業の存続にはイノベーションが欠かせずそこにはキム・スヒョンさんのような若く新鮮な姿が大きな力となることの証明ですね♪
✴︎写真はSBW Inc.より記事はdailian.coからお借りしました。
↓↓↓おまけ…フジボウの宣伝広告(ある年代以上の方には懐かしいBGMですね^^;)
フジボウの前身は1896年3月に創業された富士紡績株式会社です。
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