韓国旅行｜『セレブリティ』で輝くキム·イヨン作家は、数々の大ヒット時代劇の作家だった？

ドラマ「ホ·ジュン」、「商道(サンド)」の補助作家として参加したキム·イヨン作家は以後「マイラブ・パッチ」、「100万長者と結婚すること」など現代劇から「イ·サン」、「トンイ」、「ヘチ王座への道」等の時代劇に至るまで。様々な作品を通じて視聴者に会ってきました。

2005年の「100万長者と結婚すること」以降は、主に時代劇を披露していたキム作家は、最近久しぶりに現代劇に復帰しました。

有名になればお金になる世界に飛び込んだソ·アリが向かい合ったセレブたちの華麗で熾烈な素顔を描いた「セレブリティ」でNETFLIX購読者たちに会ったのです。

約18年ぶりの現代劇復帰でしたが、セレブたちの華麗で熾烈な姿を扱ったこのドラマを通じてSNS、そして有名人たちの素顔を赤裸々に表わし、その実力を見せました。

◆ 現代劇·時代劇を行き来しながら繰り広げる青春の物語

キム作家の初長編ドラマ「マイラブ・パッチ」は4人の男女の恋物語をコンチとパッチキャラクターに例えた作品でした。パッチを代弁するソンイ（チャン·ナラ）と、コンチを代弁するヒウォン（ホ·ウンヒ）が二人の男性と絡み合い、その結末を見守る楽しさがありました。

ただ優しいだけの主人公ではなく、自分を表すのに躊躇しないソンも魅力的でしたが、ひたすら優しいと思っていたヒウォンの実体が現れる過程では感じられる快感もありました。

下手に嫉妬しながらも変化し、また成長する青春たちの姿を通じて明らかではないロマンスを披露したキム作家でした。

その後、ドラマ「100万長者と結婚すること」では、偽の100万長者ヨンフン（コ·スブン）と継母と継姉のいじめの中で屈せず生きていくシンデレラウンヨン（キム·ヒョンジュ）のラブストーリーを通じて、もう一度古典を興味深くひねりました。

リアリティショーに出演した偽の100万長者ヨンフンが本当の愛を探していく話を通じて青春たちの愛、成長を和えながらこのドラマだけのメッセージを伝えました。

以後は「イ·サン」、「トンイ」、「馬医」、「ヘチ王座への道」など時代劇ジャンルに注力しました。

「イ·サン」では30%、「トンイ」、「馬医」では20%を超える視聴率を記録し、大衆に存在感を明確に刻印させていくこともありました。

キム作家の強みも肯定的に発揮されました。 時代劇の面白さの中に青春叙事を溶かした点がキム作家時代劇の差別点でもあったのです。

朝鮮22代国王正祖の話を扱った「イ·サン」では彼の一代記を扱いましたが、孤軍奮闘しながら成長する世子（セジャ）時代の姿を解きながら視聴者の没入を導きました。

幼弱だった世子（セジャ）時代から君主として次第に成長する過程を説得力を持って描き出したのはもちろん、正祖の3番目の側室である義嬪成氏ソン·ソンヨン(ハン·ジミン)とのメロも切なく描き出し、若年層の視線をとらえました。

朝鮮時代後期の馬を治す獣医として出発し、王を治療する御医の座まで上がったペク·グァンヒョンの話を扱った「馬医」、卑しいムスリの体から生まれた王子ヨンイング君イ·グムが大権を勝ち取る過程を盛り込んだ「ヘチ王座への道」に至るまで。

キム作家は人間的な主人公たちが周辺の人々と一緒にぶつかりながら成長する過程を時代劇を通じて着実に話してきました。

これに対しキム作家がNETFLIXオリジナルシリーズ「セレブリティ」を通じて何と18年ぶりに現代劇に復帰したことに意外だという反応もなくはなかったのは事実。

このドラマはSNSとセレブの華麗な姿の後に素顔を扱う一方、殺人事件を巡る推理がドラマの一軸を成すこともありましたが、これはキム作家の新しい挑戦でもありました。

しかし、これまで培った実力は確実に発揮されました。殺人事件をめぐる真犯人追跡、そしてセレブの世界を見せる過程で必要なディテールなどなど。

「セレブリティ」ならではの魅力を安定的に具現したのはもちろん、主人公ソ·アリ(パク·ギュヨン)の変化も説得力を持って伝え、視聴者たちを没頭させました。

平凡な会社員からセレブになり、以後奈落に落ちながらも強靭さを失わないソ·アリ(パク·ギュヨン)の変化無双さを異質感なく描き出すことも重要でしたが、この過程をしっかりと描き出し核心メッセージを明確に伝達しました。

様々な作品を通じて積み上げたキム作家の実力が大きく輝く部分でした。