韓国旅行｜『シスターズ』総括…”龍頭龍尾” チョン·ソギョンの筆力が作った「完璧な」ドラマ！

「龍頭龍尾」「カッピョク…God（갓）と完璧（완벽）をあわせた言葉。とても完璧な状態のこと)ドラマの定石でした。「シスターズ」がウェルメイドドラマの真価を立証し有終の美を飾りました。

TvN土日ドラマ「若草物語」(チョン·ソギョン脚本、キム·ヒウォン演出)が9日の放送を最後に幕を閉じました。

熾烈だった戦争が終わった後、オ·インジュ(キム·ゴウン)、オ·インギョン(ナム·ジヒョン)、オ·イネ(パク·ジフ)の3姉妹が新しい日常を迎え、各自の方式で育ちながら濃い余韻を作り出しました。

視聴者の反応もやはり熱く盛り上がりました。 最終回の視聴率は全国基準で11.1%（ニールセンコリア有料世帯）を記録し、ケーブルと総合編成を含めて同時間帯1位に上がる有終の美を飾りました。

海外からの賛辞も殺到しました。 全世界を対象にするストリーミングサービスプラットフォームの順位を確認するFlixPatrolによると、8日基準で台湾と日本、インドネシアなどで1位に上がるなど、NETFLIXテレビショー部門で世界8位を占めました。

また、NETFLIXの公式サイト「NETFLIX TOP10」が提供する非英語圏コンテンツTVショー部門ランキングでもTOP10に4週連続で名前を上げたりもしました。

ベトナム戦争に対する描写のせいでベトナムで上映中止になる事態も起きましたが、これを除いても引き続き上位圏を維持しているところです。「シスターズ」の影響力を実感するようになります。

「シスターズ」は最も低い所での日常から抜け出し上昇を夢見た3姉妹、それぞれ異なる欲望で人生の版図を覆そうとした人々の動きによる結果を描き出しました。

彼らの動きは想像以上の波紋を生み出し、社会の一番下の暗い地盤まで揺るがしました。 絶えず押して押し返す圧力の中でも、お互いと正義を守ろうとする人々の姿が苦痛の末の成長を完成させ、深い響きを伝えました。

「シスターズ」は最も平凡な大韓民国の3姉妹の話と日常の中で始まったドラマです。 貧困が作り出した些細な亀裂がますます大きくなり、その過程で溢れ出た事件と反転が視聴者を魅了しました。

オ·インジュの前にある日突然落ちた20億ウォンは秘密資金700億ウォンの存在、そして一人だけの友人のチン·ファヨン（チュ·ジャヒョン）の死にまつわる暗い真実にまで導きました。

友人の無念を晴らそうと始めた真実への追跡は、すなわち巨大悪人情蘭会と絡んで戦争を繰り広げました。

時にはお金と命の脅威でオ·インジュは揺れたりもしましたが、現実的な悩みの末に成長と変化を成し遂げ、見る人の心を動かしました。

好き嫌いが大きく分かれたキャラクターであるオ·インギョンは、遅いが着実な歩みで真実を勝ち取り応援されました。

数多くの危機を乗り越えて情蘭会の不正と腐敗を世の中に引き出した執拗さの別名は、最後まで被害者のそばを守った優しさでした。

「遅いが確実にするスタイル」という自身の言葉のように、自身の未来まで確実に変えるオ·インギョンの姿が結局は視聴者の拍手を受けることができたのです。

末っ子のオ·イネは姉たちのそばを離れたところで愛の本当の価値を知ることになりました。

家族という関係の中で衝突を繰り返しながらも、危機の瞬間なら間違いなく連帯を見せてくれた3姉妹、他人の目には幼くて弱い人たちの逆転劇が、今まで見られなかったドラマの差別化を作り出しました。

「シスターズ」の成功にはチョン·ソギョン作家の筆力が大きな役割を占めたことは明らかです。彼女の手から生まれたすべての話は、視聴者の応援を受けるのに十分でした。

劇の流れを一瞬にして変えてしまう度重なる反転で作った展開が視聴者の没入度を高めました。 各自の欲望で予想外の行動を繰り広げる人物たちは、ドラマの中で生きて呼吸していました。

3姉妹の話を通じて「お金に対する私たちの欲望はどこから来たのでしょうか。お金はあなたの魂にどんな意味があるのでしょう？」という質問を投げかけたかったというチョン·ソギョン作家のメッセージは最後まで鋭く残ったことは確かです。

ひとこと

最終話まで息もつかせぬ驚愕の展開…それでも3姉妹が成長した先へ無事に到達できたことを確認できほっとしました。練りに練られた見事な台本に心を持っていかれしばらく抜け出せそうにありませんね♪



✳︎写真はtvN,kimgoeunInstagramより記事はsportschosun.comからお借りしました。

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