韓国旅行｜2位『涙の女王』3位『イカゲーム』を抜いて…最も印象深い作品1位に輝いた1191万韓国映画とは？

錚々たる作品を抜いて2024年韓国コンテンツ市場で最も大きなインパクトを残したコンテンツです。

チャン·ジェヒョン監督の映画「破墓パミョ」が「イカゲーム2」と「涙の女王」等、錚々たる作品を抜いて2024年韓国コンテンツ市場で最も大きなインパクトを残した作品に選定されました。

映画は2024年に全体ボックスオフィス1位を記録し、売上高1152億ウォン、観客数1191万人という驚くべき興行成績を収めました。

映画専門メディアCine21は14日、映画·ドラマ製作会社、投資配給会社、OTT、マネジメント会社など業界主要人士52人を対象に実施したアンケート調査結果を発表しました。

業界関係者たちが選んだ「2024年一番印象深かったコンテンツ」としてはPlus M Entertainmentが製作した「破墓パミョ」が1位に上がりました。

「韓国人の集団無意識を執拗に暴いた監督の意志が目立った」という評価と共に、「オカルトジャンルの既存のナラティブ慣習を拒否し、見慣れないかもしれないが、新しい試みを通じて観客を興奮させた」という点が高く評価されました。

「破墓パミョ」は巨額のお金を受け取って怪しい墓を改葬することになった風水師のサンドク(チェ·ミンシク)、葬儀社のヨングン(ユ·ヘジン)、巫女ファリム(キム·ゴウン)とボンギル(イ·ドヒョン)に起こる奇異な事件を描いたオカルトミステリーです。

「黒い司祭たち」と「サバハ」ですでにジャンル的力量を立証したチャン·ジェヒョン監督の演出作で、独特な感性と洗練された演出が目立つ作品です。

映画「破墓パミョ」主演俳優キム·ゴウン/(株)SHOWBOX

この作品は第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待される快挙を成し遂げました。

ベルリン映画祭側は「作家主義映画とジャンル映画を合わせた今年のフォーラムセクション選定作品の中でジャンル映画として最も目立つ作品」と絶賛しました。

フォーラム部門首席プログラマーのバーバラ·ウォームは「豊かな作品世界を見せる韓国映画界を代表する作品」とし「チャン·ジェヒョン監督は疑う余地なく驚くべき演出家であり俳優たちもやはり卓越した演技を披露した」と評価しました。

業界では「色の強い監督が自身の個性を一部下ろして大衆との疎通を選択した点」を興行成功の主要要因と分析しました。

また「マニア層のジャンルと見なされていた色々な多様性映画が大衆的に拡張できることを」示した事例として注目されました。

映画「破墓パミョ」に出演した俳優イ·ドヒョン/(株)SHOWBOX

「破墓パミョ」の後に続く2位はtvNドラマ「涙の女王」が占めました。

tvN歴代最高視聴率を記録し、NETFLIXのグローバルチャートで15週連続で上位圏を維持したこのドラマは「結婚=ハッピーエンドの公式を離れ、結婚した夫婦間の危機から始まり、蘇るラブストーリーを扱った風変わりな観点の作品」という好評を得ました。

NETFLIXオリジナルシリーズ「イカゲーム」シーズン2が3位、tvNドラマ「ソンジェ背負って走れ」が4位を記録しました。

「ソンジェ背負って走れ」は「製作費対比成果が最も明確な作品」という評価と共に「韓国コンテンツの危機である製作費上昇に対する一つの代案的ドラマ」として注目されました。

5位となったMBCドラマ「こんなに親密な裏切り者」は「ここ数年では見られなかった、極度に濃密な雰囲気のドラマ」という評価を受けました。

この他にもtvNドラマ「卒業」とAppleTV+オリジナルシリーズ「ディスクレイマー」が完成度の高い作品として言及されました。

「卒業」は深みのある調査と意味深長な台詞で大峙学園街という枠を通じて韓国社会の自画像とロマンスを興味深く混ぜ合わせた作品で、「ディスクレイマー」は歪曲された真実の内幕を暴くウェルメイドサスペンスでそれぞれ好評を博しました。

今回のアンケートで映画よりドラマとシリーズに対する言及が多かったという点はOTT市場と競争する放送チャンネルの競争力を示すと同時に、2024年には業界専門家たちの目線を満足させた映画作品が相対的に少なかったという点を反証します。

それでも「破墓　パミョ」は異例の興行成績と作品性を同時に認められ、韓国映画の新しい可能性を示した作品として評価されています。