韓国旅行|『サイコだけど大丈夫』パク·シヌPD 「『メンタンだ』のセリフを聞いてドキッ」♪
◇最初から最後まで洗練された演出「好評」…「少し違っても大丈夫」のメッセージ伝えて
少し違っても、多くの人々が考える道とは少し違う方式で行っても大丈夫だということ。それには決して間違いではないということ。
tvN「サイコだけど大丈夫」が16部の話を通じて伝えたメッセージでした。
簡潔ですが、哲学的なメッセージを視聴者が簡単に楽に受け入れるようにする過程は容易ではないはずです。
特に、これを画面で具現することは難しかったことでしょう。
SBSドラマ『嫉妬の化身』、tvNドラマ『ボーイフレンド』など前作を通じて温かく繊細な感性だけでなく、独特なユーモアまで認められたパク·シヌPDは『サイコだけど大丈夫』で自分の能力をもう一度発揮しました。
2020/06/19 製作報告会
キム·スヒョンの復帰作であると同時に彼が直接制作に参加した作品であり、ソ・イェジに旬の人気俳優オ・ジョンセまで錚々たるスターたちが勢ぞろいしました。
スタートからスポットライトを浴びましたが、それだけ負担感も大きくなる作品を終えたパク·シヌPDは、書面インタビューで「愛してくださって感謝し、期待に応えられず申し訳なく、終わってしまって残念です。」と述べ、率直な終了の心情を伝えました。
以下、パク・シヌPDと一問一答
Q.最後まで感覚的な演出で好評でした。「サイコ」を演出しながら最も気を使った部分は何でしょうか?
A.特異で新鮮だが特異で不便なドラマということもあって、ドラマの個性をどの程度生かすべきかについて一番悩みました。
どこかにあるべき適正線を探そうと努力しましたが、劇中、サンテがスンジェに言うセリフにそういうセリフがあります。
「中和させたら、メンタン(=どっちつかず)だ。魅力を失う…。」「私に言った言葉のようで、 ドキッとしました」
★8枚目に「メンタンだ」のシーンがあります。
Q.キム·スヒョンの復帰作であると同時に旬の人気俳優が出演し、制作段階から最後の放送まで大きな関心を集めました。 –演出者として負担感はなかったのでしょうか?
A.プレッシャーは、作品の大きさや俳優たちのスター性、あるいは作家の有名性とは関係なく、常に演出者が握っています。
「いつも最後までスタートした時の心を失わずに頑張れば、誰かは分かってくれるということを先輩たちを見ながら、また私の少ない経験から感じてきました。
Q.それでは負担感をどのように解消したのでしょうか?
A.負担感をなくす方法は分かりませんが、負担感を抱いて最後まで一生懸命仕上げる習慣は地道に身につけようと思います。
作品に臨む中で感じる負担感よりは、作品ができない時の喪失感が何倍もつらくて苦しいことを考えると、その負担感がかなり素敵でもあります。
Q.各俳優の演技を直接見守った人として、彼らが現場でどのような姿だったのか視聴者に伝えるとしたら?
A.皆さんがメディアを通じてご覧になる俳優さんの演技は、時にはかなり素晴らしく、時には不格好に見えます。
ところが、皆さんがメディアを通して見るようになったということ自体が、その俳優たちの優れた競争力を証明するものでもあります。
数多くの競争やオーディション、そのような複雑な段階を経て、その役を任されている人たちですから。
そう考えてみると、かなり優れた演技をする俳優たちは、どれだけこの業界の頂点にいる人たちなのか、すぐ分かると思います。
私たちのドラマには、かなり優れているのは基本で、ものすごく優れた演技を見せてくれる俳優が大勢います。
彼らは私の立場でこの分野の浄水の中で浄水です。彼らの演技に毎日足を踏み入れると、この分野の一員として本当の幸運に感嘆します。
とんちんかんな答えのようですが、それなりに意味のある答えだと思っていただければ幸いです。
Q.「サイコだけど大丈夫」は、結局「少し違っても大丈夫」というメッセージを伝えることでしたが、単純ですが哲学的な内容を視聴者が理解しやすく画面にするのが宿題だったようです。どんなふうに解決していったのでしょうか?
A.質問のように要領よく明快に整理したかったです。でも、私はそうはできなかったようです。
「初めて見たときには理解ができなくても、おかしい人を一定時間が過ぎた後に、あるいは、一定の事件を経験して理解と共感を同伴して眺めたとき、彼が何ともない、あるいは美しく見える方式を敍事でも撮影でも繰り返し使った場合が多かったです。
より良い方法もたくさんありそうです。じつは、私はまだ探しています。
Q.週52時間、新型コロナウィルスの影響など制作環境が厳しい状況でしたが、童話をはじめとした画面が登場しました。
正直、「諦めたい」って思わなかったのですか?
A.私が尊敬する先輩がいらっしゃいますが、(SBS『幽霊』、『怪しい家政婦』、『秘密の門』、tvN『二番目の二十歳』などを演出した)キム·ヒョンシク監督ですが…
最悪の状況で、ほとんどの人が諦めて、私も諦めたくなった時、いつもその先輩のことを思い出します。
とてつもない成功を成し遂げたドラマの初撮影と最後の撮影、失敗を経験したドラマの初撮影と最後の撮影でのその先輩の姿はまったく同じでした。
そして毎回これ以上努力できなかったのかと自分を責めました。仕事が始まる時の姿は相変わらず難しくありません。
しかし終わる時の姿はそうするのが難しいです。私も弱い人なのでうまくいきません。そのため、その先輩のことを思い浮かべます。
そのようにして考えると、恥ずかしさ、諦めたらいつまでも後悔するだろうという考え、これを大切にしてくれる人がいるという考え、この様なことで何とか持ちこたえています。
大きな関心を集め、最後は視聴率が上がりましたが、「数値が低くて残念」という反応もありました。
前作があまりにも良い反応を得て、個人的に視聴率に対する残念な気持ちはなかったですか?
A.事実を申し上げますと、 私の前作が大ヒットした例はありません。もちろん、今回のドラマの視聴率が一番低かったのも事実です。
それで前も今回も本当にいつも残念です。でも、「もっと上手く撮れなかっただろうか」と 思って残念なのではなく、 「もっと上手く撮らないといけなかった」と思って、残念なのです。
いつもそうでしたが、次はもっと上手になりたいです。
ひとこと
なんて正直に心の内を見せてくれるのでしょう。パク監督だからこそできた「サイコ」だっと確信しますね。出演者の皆さんが願うように「シーズン2」を見たいと切望してしまいます♪
✳︎写真はCJENMより記事はhankyung.comからお借りしました。
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