K-POP|新・オーディション番組「K-POPスター」

K-POP|新・オーディション番組「K-POPスター」


韓国は今やオーディションプログラムの戦国時代に入ったようです。





ケーブルテレビチャンネルMnetの「スーパースターK」(シーズン3の優勝者はウララセッション!)が編み出したオーディション番組は

とうとう地上波放送でも新人歌手オーディションプログラムが製作されるまでに至りました。

今回、新たにスタートするプログラムは、今まで歌唱力を重視していたオーディション番組とは一味違うということで、現在、最も注目を浴びているSBS の新番組。

何と!驚くことに!歌謡界の3大メジャー芸能事務所「SM」「YG」「JYP」すべてが参加するという、世界的アイドルスター発掘番組「Kポップスター」なのです。



12月4日初放送の「Kポップスター」は、今までのオーディション番組と差別化を計る戦略として、世界市場に出すアイドルスター発掘に成功することを目標としています。

「スーパースターK」をはじめ、今放送されている「偉大な誕生」などは、通常歌手の「実力」が審査基準でした。

歌唱力(演奏力)の消化と舞台掌握力など、歌手として整えなければならない最も基本的な素養を見てきたのです。しかし、この基準は実はかなり曖昧なものでした。

なぜならば、その時、その時の審査員の心理状態や現場の雰囲気、また個人の好みに応じていくらでも点数が変わってきてしまうからです。

そこで、「Kポップスター」は、ある基準を提示しました。歌唱力に多少問題があってもダンスの腕前がいいとか、今は歌がへたでも良くなる可能性が感じられたり

最悪他の条件すべてに落ちてしまっても、容貌が優れていて、スター性が垣間見えるなら、抜擢するとしました。

つまり、審査委員を務めるヤン・ヒョンソク(YG)、パク・チニョン(JYP)、BoA(SM)の評価によって、世界市場でアイドルスターに成長する可能性があると認められた場合は

他のオーディション番組の基準はすべて捨てて、その人が選ばれるということだそうです。



このことは、無謀或いは、過度に商業的という感じを与える可能性も十分に考えられます。ミュージシャンを選抜するというのではなく、、「発掘し、育成する」という考え方なのです。

才能も大事だが、教育や訓練と努力によってスターを創り出すということを意味します。

また、別の視点から見てみると、当然商業的な目的でオーディション番組を作る放送局側からすれば、無理をして「韓国歌謡界の明日を担う人材発掘」という標語を掲げず

最初から本音を出してしまうということになります。面白いことに、今のところ、これがある意味、きちんと現実的な目標を立てている番組であるという肯定的な評価をもらっているのだそうです。

審査員の3人は、現在の韓流ブーム、すなわち「K-POP」の先頭走者で構成されていると言えます。

彼らは現在の「K-pop」を導くアイドルスターを発掘して成功させている当事者であるだけに、後に続く原石を一日も早く、公式の席上で発見したいという確固たる目標が、それなりに長所として評価されているわけですね。


地上波の放送局はもちろん、ケーブルTVと、総合編成チャンネルまでが、オーディションプログラムを作っている、オーディション戦国時代において「Kポップスター」を発掘し韓流ブームの一助とするという設定は、注目を浴びています。

しかし、ヤン・ヒョンソク、パク・チニョン、BoAの3大メジャー芸能事務所は、それぞれ個性とこだわりがあまりにも強いです。たぶん、放送の論理も、視聴者の感情もほとんど考慮しないことは明らかです。

さらに、すでに実績がある3社であるゆえに、「Kポップスター」シーズン1で、新たな韓流スターを誕生させなければならないという絶対的な結果が求められているわけです。

もしこれが成功すれば、アジアはもちろん、世界中の有力放送会社と提携して、さらに世界的なオーディションプログラムを作り上げることもできるでしょう。


著書では、オーディション天国”という表現をしましたが、数か月たった今では“オーディション戦国時代”へと変わりつつあります。

選抜されなければ、富と名誉は手に入らないということを、韓国の子どもたちは、好きなアイドルを見て、日々実感しており、その競争はますます熾烈を極めています。

ハングリー精神を持って果敢に夢に挑戦する彼らの姿は美しいですね。心から応援したいと思います。


世界的なスターを夢見る韓国内外の志願者たちの爆発的な応募を受け、予選を行ってきた『K-POPスター』のMCを務めることになったユン・ドヒョンさん

(司会進行の役割だけでなく、ミュージシャンとして参加者たちに勇気を与える、精神的なメンターも務めるそうですが)



「オーディションに参加し、脱落したり決勝に進んだりといったすべての場面に立会い、音楽的に交感することのできる仲間に出会えればうれしい」と、感想を述べたそうです。

さらに、「この中でロックやバンド音楽がやりたい人がいれば、今後一緒に作業をする可能性も十分あるし、隠れた原石を発見する喜びを感じることのできる番組になってほしい」と、抱負を語っているとのことです。

★先ほど、昨日の初放送の記事が早速出ましたね。以下はasahi.comさんのニュース記事からです。

韓国SBSのオーディション番組「K-POPスター」が初放送で9.3%を記録したことがわかった。

5日AGBニールセンメディアリサーチによると前日(4日)に放送された「日曜日がいい」2部の「K-POPスター」の視聴率はCMを除き、全国基準9.3%で1部の「ランニングマン」は16.1%を記録したという。

YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表とJYPエンターテインメントのパク・チニョンプロデューサー、歌手BoAが審査を務める「K-POPスター」は初放送から実力者が大勢出演し、注目を集めた。

参加者の中で、爆発的な歌唱力を披露したキム・ナユンとソン・ミジン、優れたダンスの実力を披露したパク・ジョンウンは審査委員らから絶賛され、無難に1次関門を通過した。

また、審査委員らの注意深く鋭い審査評はもうひとつの見どころだ。

ヤン・ヒョンソクとパク・チニョンは、長い経験で固めたプロデューサーの感覚を見せ、BoAは落ち着きながら愛情のこもった審査評を披露。情熱的なステージ上の姿とは違う姿を見せてくれた。

一方「K-POPスター」と同時間帯に放送されたMBC「私たちの日晩」2部の「私は歌手だ」は全国基準10.5%の視聴率を記録し、最終回が放送された1部「風に乗せられて」の視聴率は3.6%だった。

KBS2TV「ハッピーサンデー」のコーナー「1泊2日」は26.6%で、また別のコーナー「男の資格」は13.2%だった。また、KBS2TV「ギャグコンサート」の視聴率は23.8%で前週より1.8%下がった。



今晩最終回を楽しみにしていたBSの「スーパースターK3」は、何と特別編成番組のため、今週はお休みとのこと。2回に分けているうえ、最終回が更に延びるのは、残念でなりません。

少々気が抜けてしまいました。それにしても、K-POPの世界は、本当にサバイバルですね。オーディションの開催場所も世界各地に渡っていますし、どんなスターがまた登場するのか、とても楽しみですね!



優勝者パク・ジミンちゃんの所属社決定ニュースはこちらです。よろしければ、ご覧下さい。

2011年12月05日 K-POP|新・オーディション番組「K-POPスター」 はコメントを受け付けていません
カテゴリ: K-POP


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