韓国旅行|小物には全て【哲学】が盛り込まれています!『トッケビ』の秘密3♪
tvNドラマ「トッケビ」は、ユニークな空間や小物などに価値のあるものが多かった… tvN提供
*記事にはドラマの内容がかなり含まれています。ご注意くださいませ。
tvNドラマ「トッケビ」を楽しんで見ていたある日、ドラマの中のユニークなセットに目が止まったある日がありました。
「申し訳ありません。12時はいかがでしょう?」「トッケビ」のキム・ソヨン美術監督との通話は、真夜中を過ぎて行われました。翌日に予定されたドラマの撮影準備をようやく終えた後でした。
「ファンタジーが怖いんですよ。」美術監督は「視聴者があれ?」という気がしないように常識に基づいて、半歩先の想像力を刺激するように空間をデザインすることが容易ではなかったですよ。」と語りました。
彼女は製作に参加したKBS2ドラマ「太陽の末裔」(2016)の作業と比較してもらったらいいという話でした。
21日に終わる「トッケビ」は見どころが豊かなドラマでした。
俳優コンユとキム・ゴウンの甘く切ないロマンスに加え、ユニークな空間と見知らぬ小物がドラマに新しい感じを与えました。
周りでよく見ることはなかったソバ畑が劇中の主人公たちの愛を花咲かせる空間に描かれて新しさを与えました。
◇小物には「哲学」が盛り込まれています。
美術監督は、劇中死神(イ・ドンウク)が死者の記憶を消去するとき渡すマグのソーサーに数字が刻まれた釘を打ち込んで、生前危うい生活の重量を隠喩しました。
もちろん「ロマンチック」だけがあったのではありません。ドラマの撮影時期が秋から冬に移って、日程がギリギリになり小物を用意するのに紆余曲折も多かったです。
放送が回を重ね、同じ小物にも変化がありました。ドラマの中の空間と現実の中の姿に違いもあリました。
「トッケビ」の中のアートセットや場所が関連付けられると、「トッケビ」の楽しさをより豊かにしてくれます。
◇変わった「ジャクソン・ポロック」
tvNドラマ「トッケビ」の中のリビングルームにかかっている米国の有名画家ジャクソン・ポロック「アクションペインティング」風の絵。同じ絵ですが、2つのシーンの中の絵は、異なって…放送キャプチャー
劇中、トッケビ(コン・ユ)だけが、絵に関心があるのは、超越的存在であるからでしょうか。
トッケビの家で目立つ小物は、絵です。
リビングと部屋に複数かかっているだけでなく、、トッケビは暇さえあれば絵を手に持って、自分の教養をいたずらに自慢します。
★161216 EP.5
トッケビの家に入ると、右側に接続されたリビングルームの壁に抽象表現主義美術の先駆者と呼ばれるジャクソン・ポロックの作品を思わせる絵がかかっています。
この絵には笑えない事情が込められています。1回に出てきた絵は、4回の後に出てきた絵とは異なります。絵を描いた人が違うからです。
1回に出てきた映像は、美術監督がペイントを分散させ、グリーンですが、後に実際の作家が描いた絵を新たに撮影に持って来ました。
「トッケビ」を演出したイ・ウンボクPDが「しっかりとした画像感を与えたい」として変更されたのです。
絵があまりにも多く書かれて撮影のために突然、新しく作成された絵も少なくないです。トッケビが死神の部屋に入って「この絵が好き、この絵が好き?」と尋ねた絵は、美術監督が直接描きました。
★この絵が好き?
◇ソバ畑の中の木造家屋にまつわる事情
tvNドラマ「トッケビ」の中で、そば畑とその中心に立っている木の家。トッケビ(コン・ユ)が散歩をしてロマンを味わう場所です。放送キャプチャー
胸に剣が突き刺さったまま数百年の悲劇を乗り越えてきたトッケビは、ソバ畑に行けば「ロマンチックなトッケビ」になります。
劇中のそば畑の背景は、全羅北道の高敞に位置した農園です。場所渉外の担当者が探偵のように全国を歩き回って見つけたところです。
劇中、トッケビとチ・ウンタク(キム・ゴウン)のキスが行われた場所です。
★161217 EP.6
ソバ畑シーンの撮影は、昨年9月に数回に渡って行われました。コンピュータグラフィックス(CG)の力を借りてソバ畑の「銀色のロマン」を育てることもしました。
そばの花にも笑えない事情がありました。トッケビが浜で初めてチ・ウンタクと会って渡したそばの花は、小物のチームスタッフの母親が直接育てました。
花がないそば畑で11月に撮影が進行されて、これを考慮したスタッフが直接そばの花を栽培したものです。
美術監督は「小物チームのスタッフの母が家で温度を合わせながら花束にすることができるほどのそばの花を育てたんです。」と笑いました。
そばの花の花言葉が「恋人」でトッケビとチ・ウンタクを結んでくれる重要な小道具として使われました。
★161202 EP.2
ソバ畑の中の古い木造家屋にも話が含まれています。
トッケビが剣が突き刺さったまま横になっているところがそば畑で、1回の後そば畑に木造家屋が新たに登場しました。
トッケビが現実と仮想を行き来するロマンの通路になるところです。
制作チームは、長年の歳月が流れたということを視覚的に示すために、大きな木に半分崩れた木の家のセットを作りました。
◇「ブザーがない」現実とドラマの中の「トッケビの家」の違い
tvNドラマ「トッケビ」のトッケビの家(下)と実際の撮影場所に使われた雲峴宮の洋館の玄関。ブザーとドアロックは、ドラマの中にだけあります。放送画面キャプチャー
視聴者がそば畑に劣らず関心を置く場所がまさに「トッケビの家」です。古風さとモダンな洗練を同時に見せてトッケビと死神の神秘を加える場所にピッタリです。
トッケビの家は、ソウル鍾路区徳成女子大鍾路キャンパス内にある雲峴宮洋館です。興宣大院君の孫李埈鎔(1870〜1917)が住んでいた家であります。
この家の前でチ・ウンタクは、トッケビ(コンユ)の胸を指で指し、「見える、剣」と言ってドラマの悲壮美を磨きました。
★161209 EP.3
ここには少なくない市民が集まって記念撮影をしてドラマの余韻を楽しんでいます。直接洋館のノッカーを使い、入ってみようとする人もいました。
もちろん、洋館は固く閉じられています。窓のガラスを通して中を見ても効果はありません。
洋館は空っぽで、夢見たドラマの中のトッケビの家のリビングルームを見ることができないです。
★161209 EP.3
トッケビの家の内部は、京畿道南楊州市「トッケビセット場」のドラマ撮影セット場で別々に撮影されました。放送と現実は違うのです。
ドラマの中のトッケビの家の玄関の左側にはブザーが付いていますが、洋館にはありません。洋館の壁にかかった外光とドラマに出てくる光も異なります。
製作陣が小さい照明デザインにまで気を使って直接照明を設置した後、撮影をしたからです。
◇キム・ウンスク作家も惚れた古本屋
tvNドラマ「トッケビ」の中のトッケビ(コン・ユ)がお気に入りの古本屋。放送キャプチャー
★161224 EP.8
トッケビはそば畑だけで休息をとるわけではありません。トッケビがお気に入りの場所の一つがまさに古本屋です。トッケビには重要な場所でもあります。
★161217 EP.6
古本屋街を歩いてデートもしましたが、三神のおばあさん(バイエル)に会って、自分が消えない場合は作ったチ・ウンタクが死ぬことになるだろうというアドバイスを聞いた悲劇の場所でもあります。
この古本屋の実際の背景は、仁川のH書店です。場所渉外を担当する3人のスタッフが見つけたところです。
シナリオに記載されている古本屋を見つけるためにいくつかの場所の古本屋の写真を撮ってキム・ウンスク作家に送り、キム作家が最終的な決定をして撮影が行われました。
ひとこと
動画を探していると改めて色に魅せられ見入ってしまう秀逸な「トッケビ」の美術。古風、モダン、洗練。絵画と本。見る人に懐かしさと温もりを感じさせながら「トッケビ」の世界観に引き込まれていきますね♪
*写真はtvN,koreatimesより記事はkoreatimesからお借りしました。
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