韓国旅行|【日本初放送記念:過去記事20】『トッケビ』13話 繊細な心理描写を積み重ね視聴者に投げられたメッセージ!

韓国旅行|【日本初放送記念:過去記事20】『トッケビ』13話 繊細な心理描写を積み重ね視聴者に投げられたメッセージ!





見る人をどきめきさせるトッケビ コンユ、見る人をドキドキさせるほど素敵なコンユが、無に消えることはないようにしてほしいです。

イ・ウンボク演出、キム・ウンスク脚本のtvN金土ドラマ「トッケビ」第13回は、おぼろげな愛ではなく、視聴者の感情を揺さぶりました。

登場人物の心理を明確に整理し、共感していた視聴者をさらに感情移入させたものです。






但し、逆に全く予期せぬ状態で感情が蓄積され、キム・ビョンチョル(パク・ジュンホン役)がコンユ(トッケビ役)に述べたように、視聴者は破局を連想する状況に直面することになりました。



◇事件よりも、心理に焦点を当て




転生の敵であるイ・ドンウク(死神役)の前で暴言を吐かずに、最小限の礼儀を守るコンユの姿は、切なさを与えました

「トッケビ」第13回は、事件よりも心理に集中しました。

最後の大きな疾走があるまでは、壮大な話ではなく、登場人物一人一人の心にさらに焦点を合わせていました

「あの胸の痛みを感じた私は、現生の私なのか、前生の私なのか。」イ・ドンウクの事を考えながら、心を痛めているユ・インナ(サニー役)の詩的なコメントも印象深いです。

「トッケビ」では小物として本がしばしば登場し、コンユが本を読む姿をキム・ゴウン(チ・ウンタク役)にアピールする場面も多いです。

文学と詩、本を読む場面、書店の場面などは、間接広告(PPL; Product Placement、Indirect Advertising)のように視聴者にアピールして、教育的な効果を与えることもあります。

「トッケビ」では温かさを与える小さなエピソードとともに、このような肯定的なマインドを伝達する時間がよく作られているので、PPLの視聴者の抵抗感が他のドラマより著しく小さいと考えられます。



★文字そして、本 EP.8



今回は、自分がワンヨだったことを知って苦しみ、自分が王であったことをコンユに告白し、本当に遺憾だったと話すイ・ドンウクの内面がよく反映された点が注目されます。

視聴者は、イ・ドンウクの反対側に立って、コンユの方を味方するのも、コンユの反対側に立ってイ・ドンウクの方を味方するのも難しくなりました。

「トッケビ」第13回は、事件が進むことなく、感情の整理を通じて展開されました。

最後まで心理に焦点を当て進行させましたが、放送中に感情の展開を積み上げてくれたために、エンディングの大事件が、よりインパクトがあるものになりました。



◇意志の表現!壮大な話だけにとどまらず、内面の感情も表せる




コンユがなぜトッケビになったのかというユ・インナの質問に、キム・ゴウンは「世の中には奇跡が必要だからです」と言います。

理由ではなくこのように言ったキム・ゴウンのセリフは「トッケビ」が伝えたい意志の表現だと見ることができます。

ファンタジードラマのファンタジーを内面でも探しているという点が注目されます。






「運命は私が投げた質問である。答えはあなたが探しなさい。」とユク・ソンジェ(ユ・ドッカ役)の声で伝えられた神のメッセージは、「トッケビ」全編のエンディングを示唆する可能性が高いです。

コンユとイ・ドンウクの意志が終了までのキーポイントであることを視聴者に事前に告白するものです。

まるで「真実は、私が投げた質問である。結末は視聴者が探しなさい。」と言っているようなものです。







コンユの体に火種が残っていることをCGで表現したディテールが目立ちます。

しかし、「トッケビ」が伏線と反転を使用するのは、大規模なアイデアとともに心理描写に最新の注意を払っていることを証明するものでもあります。

エンディングシーンの前に、これからの状況を認知したコンユはキム・ゴウンに奇襲キスをします。

キム・ゴウンのタイミングだけ奪ったのではなく、視聴者のタイミングも奪ったコンユの奇襲キスは絶妙でした。

前のシーンでコンユがキム・ゴウンに突然旅行に行こうと言った時、キム・ゴウンはドキドキしたと答えました。

旅行から奇襲キスまで心をときめかせ、心臓を止まらせるコンユが無に消えることを、キム・ゴウンも視聴者も絶対に反対する理由は明らかです。






ひとこと


ずっしりと重い13回は細かな感情の積み重ねが繰り返された上で、ディテールが鮮やかに描かれた故だったことがよく分かるコラムです。残り3回を残して更に心奪われた視聴者は放心状態になりましたね♪


*写真はtvNより記事はRPM9からお借りしました。

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