韓国旅行|『トッケビ』から『雑学辞典』まで…TVの中の本の力”読書量の急増” ♪

韓国旅行|『トッケビ』から『雑学辞典』まで…TVの中の本の力”読書量の急増” ♪



「トッケビ」より



TVの中で見たその本、慣れた作家の作品という紹介だけでも目が止まってしまいます。書店のベストセラーの座も容易いです。

メディアに露出して以来ベストセラーとなった図書を称してメディアセラーと言います。

年間平均読書量が日々減少している現実の中でメディアセラーの影響力がどこまで及ぶのか考えました。



◇書店メディアセラーのブームが起きている。







金龍澤詩人が厳選した111編の詩を盛り込んだ本‘もしかしたら星たちが君の悲しみを持っていくかもしれない’は今年初めから、着実にベストセラー順位の上位圏を守っています。

2015年に発刊されたこの本が2017年に大衆の人気を得たのは、tvN’トッケビ’の役割が大きかったです。

‘もしかしたら星たちが君の悲しみを持っていくかもしれない’は約20%の視聴率を記録し、シンドロームを起こした’トッケビ’でコンユが読んで話題を集めた本です。





★「トッケビ」





‘トッケビ’の人気がものすごいたためでしょうか。視聴率だけで説明できないものがあります。

2%台の視聴率にとどまっていた‘シカゴタイプライター’ユ・アイン、イム・スジョンなどのトップスターが出演しましたが、興行面で失敗しました。

それでも’シカゴタイプライター’でイム・スジョンがユ・アインにプレゼントした本である‘多分私が一番聞きたかった言葉’は教保(キョボ)文庫エッセイ部門4月のベストセラー4位に上がりました。





「シカゴタイプライター」




SBS’サイムダン:色の日記’の放送後、サイムダン関連図書が相次いで出版されました。自己啓発書をはじめ、カラーリング、北朝鮮まで多様な内容です。









メディアセラーの人気は以前から保障されていました。代表的な事例がMBC’感嘆符’で紹介した選定図書が数年間、ベストセラーを掌握したことです。

放映時期の2002年ベストセラーの順位を見ると、1位から5位まで、すべて’感嘆符’で選定した作品でした。

キム・ウンスク作家は自分のドラマを通じて色々な本を露出させ、メディアの役割をきちんと活用した人の一人です。

‘シークレット・ガーデン’では‘不思議の国のアリス’を登場させて本のタイトルを通じて、主人公の心を代弁したりもしました。

‘紳士の品格’に登場した‘どこかで私を探すベルが鳴って’、’相続者たち’の’必ず一緒に暮らしているかのように’などもドラマと共に人気を集めました。









従来はドラマや芸能で最初から本を紹介して露出させたとするなら、最近は芸能を掌握している知識人たちの役割が重要になりました。

彼らが紹介した本と執筆した本はベストセラーから見ることができます。

‘どうして大人”無限に挑戦’などに出演し、歴史講義を展開したソル・ミンソクの本である‘ソル・ミンソクの朝鮮王朝実録’は昨年のベストセラー総合4位(教保(キョボ)文庫基準)に上がっています。

また、tvN’知っておけば、無駄な不思議な雑学事典’(以下’雑学事典’)に出演中のキム・ヨンハの’ただ二人’、柳時敏(ユ・シミン)の’国家とは何か’などは現在、書店街で爆発的な人気を博しています。






写真=教保(キョボ)文庫提供


‘知っていても役に立たない神秘的な雑学辞典’プログラムの人気とともに、彼らが言及した図書までもつられて話題を集めています。

『知っていても役に立たない神秘的な雑学辞典』パネルが紹介した本の一つ‘世界史遍歴’は2004年に発刊された本で、3冊シリーズなので接しやすい本ではありません。

それでも6月、教保(キョボ)文庫の歴史文化部門1位に上がり、総合20位を記録する底力を発揮しました。

映画の影響も大きかったです。

アニメ‘君の名前は’が興行に成功し、書店街に、原作小説’君の名前は’をはじめ、特別版小説、漫画、監督のインタビューが盛り込まれたビジュアルガイドまで並ぶ人気を博しました。

原作小説や漫画家の映画が公開された原作が人気を集めることはもう当たり前の事になりました。

市場調査専門企業のエンブレイントレンドモニターが全国19~59歳の成人男女1000人を対象に行ったアンケート調査によると、2015年には平均9.6冊だった読書量が2016から最近1年間、年間平均読書量は8.7冊に減少した。

読書量が急減している時にメディアセラーは、読者たちを書店として誘致する手段となっている。



おまけ


メディアセラーと言ったら、忘れてはいけないのが『星から来たあなた』ですね!





















ひとこと


「1冊の本がドラマの雰囲気を代弁することもある」と言われるほど、ドラマの中でゆったりと本を読む姿は知的で肯定的なイメージですね。それにしても未だにベストセラーの上位を守っているとは「トッケビ」人気恐るべしです^^/


*写真はtvN,SBS,Herald経済より記事はHerald経済からお借りしました。

2017年07月18日 韓国旅行|『トッケビ』から『雑学辞典』まで…TVの中の本の力”読書量の急増” ♪ はコメントを受け付けていません
カテゴリ: 韓国社会 韓国ドラマ、映画


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