K-POP|IU(アイユ)とウララセッションの共通点

K-POP|IU(アイユ)とウララセッションの共通点


韓国の歌手IU(アイユ)が、初めて自分の家族のことを語り、「おばあちゃんと狭い一人部屋で生活し、おばあちゃんが市場で物を売って生活費を稼いでいた」という苦労話を語りました。





IUは、KBS 2TVトークショー「キム・スンウの乗勝長駆(スンスンジャング)」で、家族のことを話し、おばあちゃんに対する思いを話したのです。

この日IUは、「家計が苦しくなって、両親と離れて過ごすほかはなかったんです。」と話し始めました。

IUは、「おばあちゃんと、いとこのお姉ちゃん、弟と一緒に1年半ほど半地下の一人部屋で一緒に住んでいました」と続け

「当時暖房をつけるお金もなく、家がとても寒かったし、食べる物も常に不足していました」と、過去の辛かった時代のことを淡々と語ったそうです。

さらに、IUは、「おばあちゃんがアクセサリーなどを市場で売って生活費を用意してくれました」と告白し、「両親とはほとんど会うこともなく、連絡することもできなかった」と話しました。

「一人で寂しい時は、”おばあちゃんがいるから大丈夫“だと考え、何とか持ちこたえた」と当時の心境を打ち明けたのです。

この他にもIUは、「家よりも練習室にいるほうが良かった」と話し、「寂しくて寒かった家とは違って暖かかった練習室が好きだった」と言います。

「何よりもいつも食べるものがあり、暖かく、仮眠を取れるベッドがあって良かった」と話しました。



実力もあり、いつも明るい彼女の過去に出演者全員が驚きましたが、そのようなハングリー精神こそが大事であるということを考えさせられるIUの話には、多くの人々が感動しました。

日本の大学で学生を教えていると、周囲の人々から韓国の大学生と日本の大学生の違いを良く聞かれます。「一言で言うなら、ハングリー精神でしょうか。と私は答えます。

日本の年配の方々に会うと、今も公民館や生涯学習施設で何かを学んでいたりと、まだまだ仕事をしたいという貪欲さ、ハングリー精神を感じます。

その一方、若い人々は穏やかで、いい人格を持って、他人に迷惑をかけたくないという配慮する気持ちは素晴らしいと思うのですが、そのような配慮の心が強すぎる気もします。

また物質的に完全に満足はできないとしても、足りないということはないので、ハングリーになる必要がないというのも事実です。

それに比べると、韓国は国内でも海外でも、戦い続けなければならないのが若者の宿命なので、当然ハングリー精神が出てしまうのでしょう。どちらが良いのかは分かりませんが少なくとも

韓国で成功する道を歩む人々はこのような苦労を乗り越えたハングリー精神があるというのが一般的なのです。


昨年の大ブレイク以来、「自分にもIUのような娘がいたら・・・」と、今まで外見と歌だけで幸せを感じていた韓国のサムチョン(おじさん)たちは

今はこんなに華奢でかわいらしいIUが、ウララセッションと同じように、ハングリー精神を源としてひとりで頑張ってきたという事実を知って、尊敬と感動、限りない賛辞を送ることでしょう。

韓国では、2011年のハングリー精神といえば、スーパースターK3のウララセッション、そして、IUと記憶されるのではないでしょうか。



ちょうど1年前の今頃、どの音楽番組でも流れていたのがIUちゃんの「ジョウンナル(いい日)」でした。キュートな外見と、3オクターブと言われるハスキーな魅力のある声。

そして、後半の3段高音と言われるその歌唱力に目を見張ったものでした。ユ・ヒヨルさんをはじめ韓国のサムチョンがメロメロになっていると評判にもなりましたね。

でも、そのIUちゃんにそんな過去があったとは・・・JYPのオーディションなどいくつものオーディションに落ち続けて、それでも頑張ってきたとは知っていましたが。

でも、若いのにあの情感が出せるのには、いろいろな経験をしていたからだったのでしょう。

まもなく、日本デビューを控えるIU。「ドリーム・ハイ」でのピルスク役で知ったという方も多いかもしれませんが、先日出た新曲は1日で70万アクセス突破!とニュースになりました。

グループではないK-POPもぜひ聴いてみてくださいね!既にファンの方も、しっとりと歌い上げるIUちゃんもありますので、聞き惚れて今夜はお休みください。

新曲 「You&I」
イ・ムンセを歌うIU

2011年12月13日 コメント&TB(0)
カテゴリ: 韓国社会 K-POP


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