韓国旅行|【秋夕特集】「ここだった?」…『梨泰院クラス』『トッケビ』『星からきたあなた』etc…映画·ドラマの中のソウルを訪れる♪

韓国旅行|【秋夕特集】「ここだった?」…『梨泰院クラス』『トッケビ』『星からきたあなた』etc…映画·ドラマの中のソウルを訪れる♪






◇各種ドラマや映画の中でよく登場した「洛山公園」





満月のように幸せいっぱいの秋夕です。しかし、両親のいる故郷を訪ねることも、旅行に行くことも控え目な時期です。

そのため近い場所、ソウル都心で自然とともに癒しと休息を感じることができる所を紹介しましょう。

今回紹介する場所は「ドラマや映画の中に出てきたソウル」です。

今年の秋夕は、ドラマや映画を鑑賞し、その中に盛り込まれている美しい場所に注目しながら、ソウルで必ず行くべき「自分だけのバケットリスト」を作ってみるのはどうでしょうか?



◇ドラマ「梨泰院クラス」でパク·セロイが同僚と一緒に経営していた飲み屋「甘い夜



若者の「ヒップ」な反乱の中心となった「梨泰院」



ウェブトゥーンを基に制作され、国内外から好評を得た「梨泰院クラス」。

ベトナムを始め、東南アジア諸国のNETFLIXサービスで最も人気のあるドラマに選ばれるほど、韓流拡大に大きく貢献しました。

ノクサピョン駅の歩道橋には平日にも思ったより人が訪れ、記念写真を残す姿が見られるほどです。

何気なく通る日常の場所だった歩道橋がドラマの中の意味ある背景として登場し、若い世代と韓流トレンドを反映する場所として生まれ変わりました。

歩道橋に登ると解放村と梨泰院を横切って南山へと続くノクサピョン大路の風景が広がります。








数多くの自動車が道路に沿って絶えず通り過ぎる姿を眺めていると、今日一日も苦労した私の日常に自ら慰労の言葉をかけるようになります。

歩道橋を過ぎて梨泰院駅方向に歩いていくと、ドラマの主人公であるパク·セロイ(パク·ソジュン)が同僚と一緒に経営していた居酒屋「甘い夜」が現れます。

梨泰院の中心街につながる道にあるので、梨泰院の情趣が満喫できるでしょう。



◇映画『熱血司祭』でキム·ヘイルが司祭生活を続けたクダム聖堂の背景となった「カトリック·ヤキョン(薬峴)聖堂」



映画「熱血師弟」の背景となった「カトリック·ヤキョン(薬峴)教会」



2019年上半期最高の話題作の一つとして評価される「熱血師弟」。

主人公のキム·ヘイル(
キム·ナムギル)は麗水(ヨス)で事故を起こしてソウルに上京し、旧ダム聖堂という場所で司祭生活を続けます。

劇中の亀潭聖堂は、韓国初の西洋式聖堂である中林洞ヤクヒョン聖堂で撮影されました。朝鮮後期、韓半島に入ってきたカトリック教会は、布教の過程で忌害迫害と病因迫害で、多くの殉教者を生んだ辛い歴史を持っています。

迫害を受けたカトリックは、1886年に韓仏修好条約を締結し、宣教活動を保障して教勢を拡張し、カトリック教会を建てました。

薬峴という名前は、薬材を取引していた西大門の外側の丘をいう地名から取ったといいます。

赤煉瓦を積み、尖った尖塔を建てたが、屋根が高くなく内部の窓も大きくなった聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が折衷された建築と評価されています。

聖堂の内部は華やかな装飾や巨大な規模を備えてはいませんが、窓から差し込む玲瓏な光がさらに聖なる雰囲気を醸し出しています。

聖堂から正門まで下る道にはジグザグに続く十字架の道が造成されています。こぢんまりとした林道ですが、雰囲気が良いので、気軽に散歩すると良いでしょう。



◇ドラマ「トッケビ」でキム·シンとチ·ウンタクが初めて出くわす場面を撮影した「カムゴダンギル」



トッケビシンドロームが始まった「カムゴダンギル」



ドラマ「トッケビ」は不滅の人生を生きるトッケビのエピソードを時には面白く、時には悲しく語り、全国に「トッケビシンドローム」を巻き起こしました。

大雨が降り注いだ石垣道で「トッケビ·キムシン」(コンユ)と「トッケビの花嫁」チ·ウンタク(キム·ゴウン)が初めて顔を合わせる場面は、美しい映像美が目立ちましたが、そのシーンのロケ地が徳成女子高校の石垣道です。









この道を「カムゴダンギル」と呼びますが、仁寺洞を過ぎて徳成女子高と徳成女子中学校の間にある石垣道に沿って北村に続いています。

粛宗の継妃である仁顕王后の実家である甘苦堂があった場所であることから「感古堂通り」と名付けられまし。

仁顕王后は側室の張禧嬪によって廃書人になった後、6年間感古堂に閉じ込められていました。感古堂は徳成女子高校の西側にありましたが、徳成女子大学の公館に移されました。

トクソン女子高校の間の路地を抜けると、ユン·ボソン通りと出会います。ここは、劇中でウンタクが石の椅子に座って幽霊たちと話を交わした場所です。

カムゴダン通りが塀に挟まれた道なら、ユン·ボソン通りは小さな商店が立ち並ぶこぢんまりとした道で風情があります。



◇ドラマ「ゴハン行こうよ2」でク·デヨンとペクスジが登山していた場面を撮影した「安山」



安山に登ってロマンスが芽生える



単身世帯の暮らしを食とともに解き明かした「ゴハン行こうよ2」でク·デヨン(ユン·ドゥジュン)とペク·スジ(ソ·ヒョンジン)が、お互いに口喧嘩しながら登山するシーンがありました。

ソウルの風景を素敵に見下ろしながらロマンスを芽生えさせた場所は西大門区にある安山です。烽火台がある安山頂上に到着すると、目の前にソウルの壮観が広がります。

正面には仁王山の背筋が広がり、足元には西大門独立公園をはじめとして光化門一帯が広がっています。

南山タワーを過ぎると、遠く漢江の姿まで見られるので、山と川を含んだソウルという都市の魅力がひと目で楽しめるビューポイントなのです。

青空を遮ってきた高いビルが、ミニチュアのように眼下にあり、都市の騒音も届かないため、安山は都心で楽しめる居心地のいい地上楽園に他ならない場所です。



◇ドラマ「星から来たあなた」の中のト·ミンジュンが 座ってコーヒーを飲んでいた「学林喫茶」



童話のような甘くてはつらつとしたロマンスの舞台「学林喫茶」


ドラマ『星から来たあなた』の主人公ト·ミンジュン(キム·スヒョ)は、宇宙人なので老けず長い歳月を生きてきました。

彼は昔の感性を楽しめる空間が好きですが、古い喫茶店で彼の助っ人弁護士チャン·ヨンモク(キム·チャンワン)と一緒にお茶を飲みながら将棋を指したりします。








その撮影場所が大学路にある学林(ハクリム)喫茶店です。喫茶店は1956年から60年以上の歳月にわたってコーヒーを販売してきました。

きしむ音のする古い階段を上って2階のドアを開けて入ると、70~80年代の喫茶店にタイムマシンに乗ってきたような風景が広がります。

木材中心のインテリアと色あせたソファー、頭が今にも届きそうな複層構造はアナログの感性に満ちています。

若い世代には「喫茶店」という多少なじみのない名前をしていますが、ロマンチックな雰囲気が茶わんの上に漂い、老若男女を問わずたちまち心を奪われる場所です。

ドラマが終わって数年が経地ましたが、韓流ブームの主役だったおかげで、今も学林喫茶店を訪れる外国人にたびたび会うことができます。



◇映画「下女」でヘルパーのウンミが訪れた韓方薬屋の背景となった「スヨンサンバン」



文人が集まる山奥の家「壽硯山房-スヨンサンバン」



映画「下女」でヘラ(ソウ)は、アシスタントのウニ(チョン·ドヨン)が、自分の夫の子供を産んだ事実を知り、中絶のための漢方薬を調剤するために漢方薬屋を訪れます。

この時登場するのが城北洞にあるスヨンサンバンです。韓国のバラエティ番組「無限に挑戦」でも韓国史の授業を受けるシーンにスヨンサンバンの落ち着いた部屋が登場したことがあります。

城北洞は昔の文人から近代芸術家に至るまで多くの人々が足を運んだ場所です。彼らの姿はほとんど消えましが、小さいながらも思い出せる空間がいくつか残っており、その一つがスヨンサンバンです。

壽硯山房は「文人が集まる山奥の家」という意味で、小説家のサンホ·イ·テジュン先生が13年間執筆活動に没頭した家屋です。

塀で囲まれた門の中に入ると、こぢんまりとした庭園を抱いた古宅が静かに見えます。煩雑な都心の中に隠された自分だけのアジトのような感じを与えます。

壽硯山房は現在伝統茶屋として運営されており、韓屋特有の暖かくて落ち着いた雰囲気が茶の香りともよく合っています。

座ってお茶を楽しんでいると、古い格子窓の隙間から差し込む暖かい日差しが韓屋をさらに癒しの空間にしてくれます。



◇曲がりくねった城郭と美しい夜景のおかげでドラマや映画の中によく登場する「洛山公園」



韓国のララランドと呼ばれる「洛山公園」



洛山公園は、曲がりくねった尾根に沿って曲がりくねった城郭と美しい夜景のおかげで、ドラマや映画の中によく登場してきました。

ハリウッド映画「ララランド」で男女主人公がLAの夜景を見下ろしながら公園で踊る場面が人気を集め、これに似たロマンチックな雰囲気を演出できる場所が洛山公園であることから韓国のララランドと呼ばれるほど多くの人々に愛されています。

梨花村の頂上にある洛山公園は、山の姿がラクダの背中に似ていることから「洛山」と名付けられました。

城郭と調和した村の風景は昼でも十分すばらしいですが、洛山公園は暗くなって城郭を照らす街灯が点くとまた違った姿に変わります。

城郭に設置された照明は夜空を照らし、城郭の下の家々はほのかに光を放ちます。まるで地中海沿岸の絶壁村に来たような異国的な感じさえするほどロマンチックな場所です。



◇映画『建築学概論』でスンミンとソヨンが出会った貞陵入口の林道




おぼろげで淡い初恋の記憶を秘めた「貞陵」



映画「建築学概論」でスンミン(オム·テウン、イ·ジェフン)とソヨン(ハン·ガイン、スジ)は、建築学概論教授が授業時間に出した町の風景を観察する課題のためにそれぞれ貞陵に向かいます。

貞陵洞に住んでいたスンミンは町内を歩き回りながら写真を撮ってから貞陵まで行き、そこで偶然ソヨンに会って2人の縁が始まりました。

映画の中の貞陵は、初々しい大学生時代の思い出の空間であり、初恋の人が送った物悲しさが感じられる場所。







映画の中で教授がソヨンに「貞陵は誰の陵なの」と聞きますが、ソヨンが「正祖?正宗?チョン·ヤギョン?」と詠みながら答えを悩むコミカルな場面があります。

正解は太祖·李成桂の継妃である神徳王后の御陵です。狭い路地に沿って浅い坂道を登ると貞陵が現れます。貞陵に入ると紅箭門から丁字閣まで素朴な風景が広がります。

北漢山に沿って来た澄んだ渓谷と生い茂った森が調和を成す貞陵の散策路は、心配事や悩みをしばらく忘れて楽に歩くことができる場所です。



ひとこと


秋が深まるとさらに美しさと雰囲気が増す場所ばかり…。行きたくてたまりませんが、今年はドラマを見ながら想像の世界で楽しみましょう♪

✳︎資料=ソウル観光財団より記事・写真はedailyからお借りしました。

«  ← 次の記事|
|前の記事 →  »

ソウルのおしゃれ

おかげさまで増刷されました!
ありがとうございます!
 
管理人が書いた、韓国旅行の上級者向けの本
→「ソウルのおしゃれ」はこちらで感想を確認できます

にほんブログ村 旅行ブログ 韓国旅行へ
韓国旅行ブログ村

トラックバック & コメント

コメントを書く


»
«