韓国旅行|”『トッケビ』で見た童話のような風景に浸ってみて”【カナダケベック感性紀行】♪

韓国旅行|”『トッケビ』で見た童話のような風景に浸ってみて”【カナダケベック感性紀行】♪





男性主人公キム・シン(コンユ)と一緒にカナダに来た女性主人公チ・ウンタク(キム・ゴウン)が紅葉に染まった森を歩くキム・シンに話しかけます。

「ところで、この町の名前は何ですか?」

「ケベック」- tvNドラマ<鬼> 2回

美しいトッケビカップルのラブストーリーと完全に調和する幻想的な背景で話題を集めたtvN金土ドラマ「鬼トッケビ」は、最終回で視聴率20%(ニールセンコリア有料プラットフォーム基準)を記録して終了しました。

これは、ケーブルチャンネル歴代最高の視聴率でした。

<トッケビ>カナダケベックシティ(Quebec City)は、おとぎ話のような背景で視聴者たちの注目をひきつけました。

その余波か、昨年12月2日に始まった<トッケビ>放映後のケベックのフライト検索量が850%も増えたといいます。

6ヶ月の間、カナダでの交換学生として勉強の機会を持つようにした記者は、一週間の休みを利用してケベックへの旅行に行ってきました。






メガバスの姿。

トロントからケベックシティに行く方法は、カナダと米国の一部の地域を接続する鉄道である「ビアレール(Via rail)」、相乗りなど、さまざまな方法があります。

記者は、ケベックシティまでの時間は、似ていますが、より安いバスを利用しました。

トロントからケベックシティまで一度に行く交通手段はなく、途中でモントリオールを経なければならないです。

トロント〜モントリオール区間は「メガバス(Megabus)」を、モントリオール〜ケベックシティ区間はオルレアンエクスプレス(Orleans express)を利用しました。

トロント〜モントリオールまで6時間、モントリオール〜ケベックシティまで3時間ほどかかります。片道9時間もかかった強行軍でした。

よく人々がケベックとケベックシティを混同して言う場合が多いですが、ケベックとケベックシティは、明らかに異なる概念です。

ケベックはカナダ東部の州をいうものであり、ケベックシティは、その中にある市の概念です。

「カナダの中のフランス」と呼ばれるケベック州はカナダで最も広い州であり、二番目に人口が多いところです。

1534年にフランスの探検家ジャック・カルティエのために、この地方は北アメリカでフランスの植民地帝国のもととなり、以前は、ニューフランスと呼ばれたと言います。

その影響で、これまでケベック州では、主にフランス系カナダ人が居住し、フランス語が公用語として使われています。

ケベックはカナダで英語が公用語ではない唯一の州であり、カナダ連邦から独立するために数回の住民投票をしましたが、まだ1%未満のわずかな票差で依然カナダに縛られていると言います。




ケベックシティ地図の様子(写真:カナダ観光局ホームページのキャプチャー)



ユネスコ世界遺産に指定されたケベックシティは1608年にフランスの探検家であり、外交官であるサミュエル・ド・シャンプランが開拓した後に、今日まで多数の要塞、門、防御施設などがよく保存されている北アメリカの唯一の城下町です。

全体の面積が93キロしかないこじんまりとした都市であるケベックシティは、城壁に囲まれた崖の上の下を網羅する旧市街地オールドタウンが位置しており、西には新市街地が発達しています。

オールドタウンは再び城、要塞などの防御施設がある高台のアッパータウンとその下の近所のローワータウンに分けられています。





ケベックシティの象徴であるシャトー・フロンテナックホテルの外観(写真:取材記者バク・ジュンオ)





アッパータウンでも、その中心にあるのはシャトー・フロンテナック(Chateau Frontenac)ホテル

ケベックシティの代名詞であり、象徴であるシャトー・フロンテナックホテルは客室が600個に達する壮大なホテルで、高台に位置しており、旅行者が道を失わないように助ける灯台の役割をすることもあります。

ドラマ「トッケビ」で男性主人公キム・シンが所有するものとして登場するまさにそのホテルです。




劇中女性主人公チ・ウンタクが10年後、自分への手紙を投函したメールボックス(写真:取材記者バク・ジュンオ)


青銅の屋根と赤レンガで建てられたホテルの外観をしばらくの間見てから金色の回転ドアを通過してホテルの内部に入りました。

600以上の客室があることを証明するように、ホテルのロビーには、従業員やゲストで満ちていました。

目の前に広がるエレガントなシャンデリアとクラシックな感じの家具を見ていると、まるで中世の貴族の邸宅に来たような感じがしました。






ロビー中央に設置された金色のメールボックスを見ることができますが、これはドラマ「トッケビ」でウンタクが10年後、自分への手紙を投函したまさにそのメールボックスです。

実際に今でもこのメールボックスで手紙を送ることができるといいます。






シャトー・フロンテナックホテルが世界的に名声を轟かせた理由は、単にエレガントなインテリアや壮大な建物のためだけではありません。

ここは、歴史的に大きな意味がある場所でもあります。第2次世界大戦当時、連合軍の重要な会議が開かれたからです。

その後、カナダのマッケンジー・キング賞の招待で会談に参加した人がまさに米国のフランクリン・ルーズベルト大統領と英国首相ウィンストン・チャーチルでした。

会談で決定された事項が、有名なノルマンディー上陸作戦です。さらにケベックが故郷の有名歌手セリーヌ・ディオンの結婚式がここで開かれました。





遊歩道のテラス後プラーンとその後ろに広がるセントローレンス川の様子(写真:取材記者バク・ジュンオ)


ホテルを出て横を見ると流麗に広がるセントローレンス川(St. Lawrence River)を見ることができます。

その横には400mの長さの木の遊歩道であるテラス後プラーン(Terradsse Dufferin)があり、歩いてあちこちに置かれたベンチに座って川を眺めたり、街の楽士が演奏する音楽を聞くことができます。

ウンタクが幽霊を発見し、キム・シンとどうのこうのする劇中シーンが撮影された所もまさにここにあります。




アッパータウンとローワータウンを分ける境界となる「首折れ階段」の様子(写真:取材記者バク・ジュンオ)


テラス後方プラーンから階段を降りてきてお店をいくつか過ぎると急な階段を見ることができます。

傾斜が激しく、昔から階段を登り降りする際に傷つく人が多く、「首折れ階段(Breakneck Staircase)」と呼ばれるこの階段は、アッパータウンとローワータウンを分ける境界になります。

階段を基点に階段の上にはアッパータウンであり、下はローワータウンです。





ケベックシティの色とりどりさをいっぱい抱いているプティシャンプラン通りの様子(写真:取材記者バク・ジュンオ)



階段を降りていくときれいなお店やレストラン、古風な昔ながらの建物などがいっぱい広がる通りを見ることができます。

色とりどりな愛らしさでいっぱいのこの街の名前は、プティシャンプラン(Petit Champlain)

ドラマでキム・シンとウンタクがカナダに入ってくる通路の役割をする赤いドアがまさにこの通りにあります。









北米で最も古い繁華街であるここは、ローワータウンでも最も観光スポットが多い場所です。

そして、ここで記者は、ケベックの伝統料理であるウサギ料理を味わいました。

ケベック州でのウサギ料理を食べた理由は、ケベックに定着したフランス人が、冬に動物を狩りするのが大変だったからだといいます。

そのほかにも、彼らは様々な動物を調理して食べたのに、それを証明するようにケベックのレストランでは、私たちにもおなじみの牛、豚、鴨料理からカエル料理も味わうことができます。

ウサギの料理もその中の一つです。このように、様々な動物を調理して食べたのは、寒い冬に不足している食糧を補うための彼らの生存方式なのでしょう。




ウサギ料理専門レストランである「Lapin Saute」の様子(写真:取材記者バク・ジュンオ)




ケベックフレスコ壁画の様子。壁画の中にはケベックの歴史に重要な人物が描かれている(写真:取材記者バクジュンオ)



食事を終えた後にはプティシャンプラン通りをゆっくり見物し散歩をしました。

そうするうちに、5階建ての大きな壁画に直面しましたが、それはまさに「ケベックのフレスコ画」と言われています。

この壁画は、12人のアーティストが2550時間作業した結果として、壁画の中にケベックに初めて足を踏み入れたフランスの探検家ジャック・カルティエ、ケベック州に初めて入植したサミュエル・ド・シャンプラン、ケベック州の最初の司教ラバルなど15人のケベック州の歴史に重要な歴史上の人物が壁画のあちこちに描かれているといいます。

壁画をじっくり見てみると一枚の絵の中に四季がすべて含まれているという事実を知ることができ、これは歴史は切断された過去のものではなく、現在との接続という意図を込めたと言います。

驚くべきことに壁画が描かれてからそれほど長い年月が経ったわけではありませんが、この壁画が描かれた後、誰も壁画に落書きした人がいないこと。

レオナルド・ディカプリオ主演の有名な映画「Catch me if you can」の最後の場面でチラリと見える壁画もこれだといいます。





1年中クリスマスの雰囲気に満ちた店であるブティックノエルの内部(写真:取材記者バク・ジュンオ)



再びシャトー・フロンテナックホテルに向かって上がって、首折れ階段の反対側の道を歩きました。

そこで1年を通してクリスマスの雰囲気を感じることができるお店を見ることができましたが、この場所はまさにドラマでウンタクが失われた記憶を取り戻す店のブティックノエル(La Boutique de Noel)です。






クリスマスの飾り、おもちゃの兵隊、スノーボールなどがいっぱいの冬をそのままお店に移してきたような感じがするこのお店を見ているので、まるでクリスマスにプレゼントを待っているときめきいっぱいの子供になった気がしました。




アブラハム平原から見たケベックシティの様子(写真:取材記者バク・ジュンオ)


お店を出た後にケベックシティの中心から外れケベックシティの外側に向かいました。城を抜け出して5分ほど歩いたのでしょうか、

真っ白な雪がいっぱい広い平原に直面することができました。何かに導かれるよう入ってしばらくの間、歩いて振り返ってみると、セントローレンス川からシャトープロングトゥナクまでケベックシティの全景が目にいっぱいに入ってきました。

この場所の名前は、アブラハム平原(Parc du Bastion-de-la-Reine)。






1759年には、イギリス軍とフランス軍のアブラハム平原の戦い(Battle of the Plains of Abraham)が行われた所で、「アブラハム平原」という名前を得たと言います。

ドラマでキム・シンは、送った縁を描く丘であり、最終回には再び生まれ変わったウンタクがキム・シンを見つけるために、ここに向かう姿が描かれたりしました。






誰かは、小さな都市ケベックシティは1泊2日あれば十分回れると言いましたが、記者はそこに4日留まりました。

観光地のほか、隅々に隠されたケベックシティの路地では、ケベックシティだけの魅力をいっぱいに感じることができたからです。

ケベックシティの美しい風景と同じくらい素敵なゆったりとした心の人々。異邦人である私に目を合わせて挨拶をしてくれる彼らと出会って冬のケベックシティは暖かかったです。

来る秋、あるいは冬にトッケビの花嫁が愛したケベックを訪れてみるのはいかがでしょうか?



ひとこと


ユネスコの世界遺産で北米唯一の城下町、北米最古の繁華街…幻想的なストーリーにここまでぴったりな場所もなかったのではと思えるケベック。他のドラマとは異なり全編にわたり登場した意味もよくわかりますね^^

*写真はtvN,civicnewsより記事はcivinewsからお借りしました。

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