韓国旅行|『82年生まれ、キム・ジヨン』100万突破!ありふれた “ジヨンの家族”の姿に共感の涙…♪
27日午後、ソウル広津区のロッテシネマ建大入口店で、観覧客が上映館に入っていく様子。
「男女の問題ではなく、社会全体の問題」
*上映前の評点テロや悪質なコメントなど議論にも
女性差別を解き明かした映画「家族映画」
性別超えた共感·口コミ増え興行
「葛藤助長?理解求める話」
一部先入観に「省察すべき」の声
*原作も販売量が増え、再び関心
映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が、封切り5日目の27日、100万観客を突破して興行突風を起こしています。
「私の子、金のような私の子、玉のような私の子…」
母親(キム・ミギョン)が娘のジヨン(チョン・ユミ)を抱きしめながらこの言葉を言った瞬間、劇場内のあちこちですすり泣きの声が聞こえました。
27日、ソウル永登浦区CGV汝矣島。比較的早い時間帯の午前11時に開始した「82年生まれ、キム・ジヨン」上映館は3分の2以上席が埋まっていました。
観客イ某さん(46)は「見ながら共感をたくさんしました。祝日の詩歌の場面が特にそうでした。」
「映画を見て、単に男女の問題ではなく、社会全体の問題だという気がしました。」
「私たちの世代は不平等もお概ねそのまま受け入れて生きてきましたが、高校2年の娘は、より良い世の中で生きていけたら良いです」と話しました。
映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が封切ら5日目の同日100万観客を突破して興行突風を起こしています。
チョ・ナムジュ作家のベストセラー小説を原作にした映画は、公開前から「評点テロ」に遭い、主演俳優が悪質な書き込みに悩まされるなど、話題と議論を同時に呼日起こしました。
NAVERのネットユーザー評価はほとんど1点でなければ10点に分かれました。同日現在、平均は6.06ですが、性別で見ると、男子2.21、女9.50と大きな違いを見せています。
しかし、封切り以後、映画に対する好評と支持が続き、「評点テロ」を軽く超えました。
映画を見た人のみが参加できるNAVER実観覧客の評点は同日現在、9.59で、男性9.53、女9.62とほぼ似ています。
女性が経験してきた日常の差別と悲しみを縮約して見せた映画であるだけに、女性観客たちは大いに共感しています。
CGVが封切り日から同日までの観客を分析した結果を見ると、女性が77%、男性が23%です。年齢別には20代38%、30代32%、40代19%、50代10%です。
20~30代の女性観客が特に大きな反響を見せているという話です。彼らは単に映画を見るだけに止まらず、周辺に積極的に推薦する動きも見せています。
両親のために映画のチケットを購入したり、社会ネットワークサービス(SNS)を通じて知人らに観覧を勧めるやり方です。
観客チョン・ヒョチョン(29)さんは「ママ世代は、より一層の差別を経験しながらも認識すらできなかったというのが残念でなりません。両親にも映画を見せたいと思います。」と語りました。
Twitterでは、映画広報の書き込みを「リツイート」すれば抽選で前売り券がもらえるイベントを、一般人が先頭に立って主催するのが流行のように広がっています。
「女性差別」というテーマを普遍的な家族の物語として解いたのも興行成功の要因として挙げられます。
観客、キム・ジョンウンさん(34)は「父方の祖母、母方の祖母、実家の母親、義理の母、小姑など平凡ながらも、それぞれの時代と立場を象徴する女性たちの話が大きく迫ってきました。父親が弟だけを考えるエピソードも印象深かったです。こんな家族の話に誰もが共感すると思います。」と語りました。
キム・ソンヨン大衆文化評論家は、「原作小説を大衆映画の文法に合わせて家族映画の感じでよく作りあげました。初めは女性だけが見る映画という先入観もありましたが、家族映画としても感動的だという口コミが広がり、男性観客も増えています」と説明しました。
原作よりだいぶ純粋で温かい視線で描いたのに、一部激しい反対が出ている社会の雰囲気を省察すべきだという声も出ています。
イ・スンハンコラムニストは「映画は、ありふれた普遍的な物語を盛り込みました。」
「あなたは男性なのに、周囲にはそのような人生を送った女性がいないと感じるなら、周辺女性はあなたを ‘話しても理解できない人’と考え、話さなかった可能性が高いです。」
「信頼しない人に自分の苦痛を打ち明ける人はいないでしょう。」と皮肉りました。
キム・ソンヨン評論家も、「対立を招く話ではなく、他者の理解を求める平和主義的な話ですが、受け入れられない状態になったというのは、それだけバックラッシュ(社会·政治的変化に対する反発心理と行動)が強いことを意味しています」と指摘しました。
SNSでは、この映画で彼氏とトラブルに巻き込まれるケースについて、「彼氏と付き合い続けるか、別れるかを決める尺度になる映画」などの発言も少なくないです。
映画に対する関心に支えられ、原作小説も再び大きな人気を博しています。
小説はネット書店アラジンで週間ベストセラー1位に上がりました。昨年3月以降1年7ヵ月ぶりです。
YES24でも週間1位に上がり、教保文庫では3位に上がりました。
本を出版したミンウム社は「映画の封切の確定後から販売量が再び増え、累積123万部が売れました」と伝えました。
今月24日、ソウル広津区陵洞のある書店で、「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んでいた50代の会社員の女性は「映画が封切りされると聞いて本を先に見に来ました。主人公は私より年下でも、私と似た人生を生きているようで、共感できます。」と語りました。
ひとこと
「(今では)家族映画としても感動的だという口コミが広がり男性観客も増えています」「こんな家族の話には誰もが共感できると思います」嬉しい言葉が並んで…。「両親にチケットをプレゼントした」というのも素敵ですね^^/
*写真はhani.co,ロッテエンターテイメント提供、記事はソ・ジョンミン記者westmin@hani.co.krからお借りしました。
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