韓国旅行｜10∼50代も虜！『ユン食堂2』全てを童話の中のおもちゃのように愛らしく見せる “秘密” ♪

スペインガラチコ村の強烈な色彩を生かしながら細やかな雰囲気を醸し出した「ユン食堂2」の一場面。画面の一部のみに焦点を合わせて長い間撮影した映像を急速に再生する‘ミニチュアタイムラプス’技法を活用した。 tvN提供

昨年放映したtvN「ユン食堂」は日本の映画「カモメ食堂」の余裕のある日常を借用しました。

ジュウジュウと肉を焼く俳優のユン・ヨジョンはフィンランドでおにぎりを作って売る幸恵(小林聡美)と似ています。

異国の美しい風景と食堂の中の安らかな対話をうかがわせる楽しさまでも。

5日に放送を開始した「ユン食堂2」はこの魅力をそのままスペインガラチコ村に持って行きました。

ガラチコ村は、アフリカ大陸近くのカナリア諸島に位置します。

ヨーロッパ南部とアフリカの文化が混ざった村の強烈な色彩は以前と同様の内容を新たに見えるようにする魔法をふるいます。

画面の一部にだけ焦点を当てている’ミニチュアタイムラプス’技法は、華やかな風景を、童話の中のおもちゃの村のように作りました。

製作陣は新しいシーズンに俳優パク・ソジュンを投入して、アペタイザーとデザートで難易度を高め、変化を与えました。

しかし、最も関心を引いたのは韓国料理をおいしく食べる外国人客でした。

初めてのお客様だったデンマーク夫妻が「韓国の大統領府で食べたものと同じくらいおいしい」と誉めたのを見たネットユーザーは、彼らが元デンマーク経済大臣夫妻であることを探し出したりもしました。

また、自分を’フードブロガー’と紹介したウクライナからのお客様が実際のブログに載せたレビューも突き止めました。

‘タイクーンゲーム’を想起させる構成も相変わらずです。タイクーンゲームは遊園地、コンビニ、たい焼き露天商などを運営するモバイルゲームのジャンルのひとつです。

高い所から降りてくる俯瞰で撮影した料理のシーンと、注文書を画面下部にあげてひとつずつ削除するグラフィックは、視聴者がユン食堂を経営するような気分に陥らせます。

普段ナ・ヨンソクPDは製作スタッフに「両親も楽しく視聴できるかどうか悩んで。」と呼びかけたと言います。

そのおかげか、tvN歴代芸能最高視聴率（2回14.8％）を記録した「ユン食堂2」は、10代から50代まで均等に高い人気を得ています。

ゲームのような細やかさ、中高年層の感情移入を助ける「オーナー」ユン・ヨジョン、全世代を統合するリゾートの普遍的な魅力が通じたわけです。

★「ユン食堂2」ep.3予告

ただし、単純なテーマに比べて1時間半というランニングタイムはややもすると長く感じられるのも確かです。

シーズン1とは異なり、完全に準備されたレストランとメニューが没入を妨げるという意見もあります。

実際に、12日に放映された2回のチャプチェを新しいメニューに決定するとすぐ登場したことをめぐり、「メニューをあらかじめ決めておいたようだ」という反応が出ました。

これに対してtvN関係者は「様々な状況に備えて、いくつかの材料を韓国で準備して行った」と説明しています。