韓国旅行|『ウ・ヨンウ』完成させたキム教授…「最初のキスは名場面」♪

韓国旅行|『ウ・ヨンウ』完成させたキム教授…「最初のキスは名場面」♪







「パク・ウンビンの演技は懸命でした。」ナサレ大学のキム·ビョンゴン教授はまずこう話し始めました。

「自閉はとても愛しいです。 ウ·ヨンウの「愛らしさ」に一番気を使いました。」

話題の中心にあるドラマ「ウ·ヨンウ弁護士は天才肌」の諮問を引き受けたナサレ大学幼児特殊教育科のキム·ビョンゴン教授がnews1とのインタビューでウ·ヨンウキャラクター誕生過程を話してくれました。

キム教授は「自閉はとても愛しいです。 ところが、どのドラマや映画でもそのような姿は探すのが大変でした。」として「初めてのミーティングで作家が『ウ·ヨンウは愛らしいキャラクター』と言って、そこにとても惹かれました。」と諮問に参加した理由を話しました。

キム教授は「ウ·ヨンウ」キャラクターが自閉症を代表できないという批判に対しては「自閉は代表されないと思う」として「『自閉スペクトラム』を見せたいと思いました。」と説明しました。











以下はキム·ビョンゴン教授との一問一答です。

-最初は諮問を断ったという話が多く記事化されました。それでも受け入れた理由はなんですか?

▶実際、障害を扱うということは誰も諮問することが容易ではないでしょう。 よく諮問すれば当然のことで、やや間違えば社会的問題になる部分であり、またよく諮問してうまく作るとしても不便を感じる方々もいます。

それでとても怖かったです。 おそらく私に要請が来る前にいろんな人に行ったと思います。 敏感なテーマだったので、私のところにまで来たのではないかと思います。

ただ、従来の映画やドラマで自閉症や障害者を扱ったのを見て、残念だった部分がありました。 一応製作陣に一度会ってどんな姿を描きたいのかは聞いてみたかったんです。

会って話を交わしたのですが「運命なのかな?」と思いました。 私が考えて追求した方向と製作陣が構想する方向がぴったり合致していたんです。










-その合致した姿はどんな姿ですか?

▶自閉人を育てている両親はご存知だと思いますが、自閉症はとても愛らしい。 ところが、どのドラマや映画でもそのような姿は見つけるのが大変でした。

ところが初めてのミーティングで作家が「ウ·ヨンウは愛らしいキャラクター」と言いました。 そこにとても惹かれました。 このキャラクターなら、私が勉強して追求してきたことを広げることができるのではないかと思いました。

-一番記憶に残る場面はありますか?

▶多すぎます。その中で一つ目はファーストキスシーンです。 私が知ることができる領域ではないので、とても悩みましたし、諮問の中でも一番難しかった部分です。 「イ·ジュノとの初キス」ではなく「ウ·ヨンウというキャラクター人生の初キス」と考えて作りました。











2番目に記憶に残る場面は、11話で交通事故が起きる場面を見てウ·ヨンウが「メルトダウン」を起こす場面です。

自閉症の特性を見せる中に「メルトダウン」という要素を紹介するのもよさそうだと諮問し、最初のシナリオにはなかった場面が新しく入ることになりました。パク・ウンビンさんが演技をとてもよくしてくれました。

-パク·ウンビンさんはわざと映像資料を参考にせず演技をしたそうですが、どう思いましたか?

▶とても賢明だったと思います。 ウ·ヨンウに対する批判を見ると「これが自閉症を代表できるのか」という共通的な内容があります。

個人的に「自閉は代表されることはない」と考えます。 そうでなければ自閉症を「自閉スペクトラム障害」とは呼ばないでしょう?

それでパク·ウンビンさんが特定映像を見て演技をしたとすれば、それこそ自閉症に対するある偏見を与えることになってしまったのではないかと思います。











-とにかく視聴者の頭の片隅には「あれは現実ではないので」という基本前提があるようです。

▶作家もPDも私も多少非現実的でも「私たちがあんな世の中で暮らせばもっと良いのではないでしょうか?」、「ウ·ヨンウという一人の自閉人ではなく、一人の人間があのような世の中で共存しながら生きていけるといいのではないでしょうか?」という理想郷を見せられたと思います。

-現実と最も違う部分は何ですか?

▶最も非現実的な部分はウ·ヨンウというよりは「ウ·ヨンウを巡る周辺人物」だと思います。

ドラマには「春の日差しチェ·スヨン」など多様な支持者が登場します。 現実ではウ·ヨンウの最も現実的な支持者は両親が全てだと言えるでしょう。










–現実と違うと思った部分のもう一つは主人公の愛でしたが。

▶問い返したいです。 それをどうして非現実的だと思うのでしょうか。 すでに私たちが非現実的だと考えること自体が障害を持っているので、私たちと違うと考える一つの偏見ではないかと思います。

-「私の娘がどんな男性に会うのか怖い」という実際の自閉人の両親の話もありますが。

▶自閉だけでなく多くの障害者の両親の願いが「子供より一日でも長く生きること」です。 その言葉に含まれた行間を読んでみなければならないようです。

何でかというと、社会的安全網を韓国がまだ提供してくれないということです。 障害当事者に対する保護膜が社会にならないといけないのに、それができなくて親のところに留まることになるからです。

外部から入ってくる肯定的なことさえ障害当事者たちに少し難しく近づいているのではないかと思います。










–ドラマの成功を通じて感じられる変化はありますか?

▶まだ変化したと見るのは難しいです。 しかし余地はあります。 好きだから関心を持つようになり、関心を持つようになるから理解すると思います。

これまで我が国の障害関連認識の問題は何かというと「好きな」段階、「関心を持つ」段階が抜けていたと思います。 単純に「理解しなさい」と要求したのです。

非障害者は関心もなく好きでもないのに単純に理解しろと言うと「私がなぜですか?」という反応が出ることがあります。

ウ·ヨンウというドラマを通じて変化する視線の一つの転換点、踏み石になれるのではないかと思います。



ひとこと


温かいドラマには、やはり温かい視線を注ぐ人々が集っていることがわかるインタビュー。「ドラマを通じて変化する視線の一つの転換点、踏み石になれるのではないかと思います。」という言葉が心に染みますね♪


✳︎写真はENA、寝ws1より記事はnews1.krからお借りしました。

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