韓国旅行|”クssi病”と”チュアン”シンドローム…ヒーリングを残したドラマ『私の解放日誌』♪

韓国旅行|”クssi病”と”チュアン”シンドローム…ヒーリングを残したドラマ『私の解放日誌』♪







JTBC土日ドラマ「私の解放日誌」が終映しました。 刺激的で華麗なオンライン動画サービス(OTT)ジャンルドラマの躍進の中で珍しくヒーリング物を前面に出したこの作品は放映中ずっと話題を集め「クssi病」と「チュアン」シンドロームを残しました。

ドラマは人気作家の復帰作、ソウルを離れた地域を扱うという空間性、穏やかな構成などで同時期に放映を始めたtvN土日ドラマ「私たちのブルース」と比較されてきました。










◇スター作家の復帰作…後半に行くほど力を得る

29日放送された「私の解放日誌」最終回は空虚な気持ちで生きてきたヨム·ミジョン(キム·ジウォン)とクssi(ソン·ソック)がお互いを通じて人生の幸せを知っていく姿で幕を閉じました。

ドラマは京畿道のある田舎町を背景にヨム家3兄妹の日常を描きながら放映中ずっと視聴者に慰労と共感を与えました。

「あげましょうか?飲む以外にすることを。 私を崇めて。 私は一度も満たされたことがない。…そのうち冬が来ます。 冬になれば全てが死ぬわ。座って眺めるものも工場の仕事もなくなる。昼間から飲んで惨めな気分に浸るのは、耐えられないはず。」

「あなたは何かすべきです。 私も一度くらいは満たされたい。 だから私を崇めて。 愛じゃダメ。 崇めて。」










これはドラマ「私の解放日誌」の中でお酒を飲むクssiにヨム·ミジョンが投げかける言葉です。

脚本を引き受けたパク·ヘヨン作家は前作「また、オ·ヘヨン」「私のおじさん」に続き連打席興行記録を立てました。

同じ時期に放送を始めた「私たちのブルース」もやはりノ·ヒギョンという傑出した作家の復帰作として期待感を集めたため、2つの作品が比較されたりもしました。

「私たちのブルース」も済州道を背景にしたという点で、両ドラマがソウル中心の空間性から脱皮したということも注目されました。

序盤には「私たちのブルース」が話題性と視聴率面で全てリードしていましたが、中盤以後「私の解放日誌」がより大きな注目を集め始めました。










序盤はヨム家3兄妹の日常に集中して退屈だという評価もありました。 京畿道からソウルに1日のうち数時間を通勤に消費するヨム·ミジョンの姿が、ミーム(インターネットで流行語や行動などを模倣して作った写真や映像)で作られ、少しずつ話題になりました。

よそ者のクssiとヨム·ミジョンが独特のロマンスを始め、ドラマの人気も急上昇しました。 ヨム·ミジョンはクssiに「私は今まで一度も満たされたことがない。私を崇めて。 愛じゃダメ。」と話しました。

ドラマになかなか使われないような文語体の台詞が人気を集め、2人は「チュアンカップル」と呼ばれ始めました。

クssi役を演じたソン·ソックは今回のドラマを通じてブランド物のバッグより大切な人という意味で「グッチよりクssi」と呼ばれ大勢の俳優に浮上しました。






ソン・ソックInstagramより





ソン·ソックは30日、自身のInstagramに「誰かに頼らずに自分だけの解放を探して一歩一歩進むミジョンがとても良かったです。 皆さんもやはり多くの感動を受けたことを願い、私たち皆がしわくちゃになったこと一つもなく幸せだったらと思います」として終映の感想を残しました。

視聴率調査会社ニールセンコリアによると、ドラマの最終回の視聴率は6.7%(非地上波有料世帯基準)で、初回の2.9%に比べて2倍以上上昇しました。



◇ジャンル性を除いて日常性を加えたヒーリングドラマ

最近、海外はもちろん、国内OTTまで多様なオリジナル作品を出しています。 話題になったドラマの大半はジャンル性を極大化した作品でした。

NETFLIXの「イカゲーム>と「地獄」、TVOINGの「豚の王」と「バラマンション」などがそうです。 新しいプラットフォームで視聴者を引き寄せるためにはスリラーやアクションなど興味を起こせる速い展開の作品が必要だったためです。 ウェブトゥーン原作など大衆にすでに魅力が確認された作品をドラマ化した場合も多くありました。











「私の解放日誌」と「私たちのブルース」はコンテンツ氾濫時代にそれで少し特別な作品でした。 誰かが死んだり毎回主人公が解決しなければならない事件·事故が起きなくても、私たちの周辺の人々が人生の中で感じる悩みを込めたためです。

「私の解放日誌」にはクssiとヨム·ミジョンの他にも魅力的なキャラクターが多くいました。 3兄妹の長男ヨム·ギジョン(イエル)、次男ヨム·チャンヒ(イ·ミンギ)など熱心に暮らしているものの、何か足りないような、人生に疲れた普通の人のキャラクターが好評を得ました。

「私の解放日誌」が好評の中で16部作を終えたとすれば、「私たちのブルース」は20部作で、あと4回分を残しています。

コ·ドゥシム、イ·ビョンホン、イ·ジョンウン、シン·ミナ、ハン·ジミンなど様々な俳優が出演し、多様な人間群像の話を盛り込むという点で独特ですが、視聴者が没頭できる一つの中心となった話が足りないのではないかという残念さが中盤以後に出てきました。











主要登場人物の一人であるヨンオク(ハン·ジミン)の姉がダウン症候群の症状がある人物として出てきますが、この役割を実際ダウン症候群の障害者として美術作家活動をするチョン·ウネが引き受けました。

国内テレビドラマで障害者当事者が障害者の役割をする場合が極めて珍しいことを考えれば、新しく肯定的な試みです。ノ·ヒギョン作家の細心な筆力は依然として残っており、最近も10%前半の視聴率を維持しています。今春始まったヒーリングドラマ2本が並んで有終の美を飾るか注目されています。





ドラマ「私たちのブルース」ポスター tvN


ひとこと


朝7秒ときめいて…落ちたと思ったコインがギリギリのところで止まっていて、それを拾い上げたクssiの表情に、瞬間”救われた”と感じました。4週間とても柔らかな世界に包まれていたような…この作品に出会えたことに感謝です♪


✳︎写真はsonsukkuInstagramより記事はkhan.coからお借りしました。

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