韓国旅行|『花よりおじいさんリターンズep6』旅行の本質を語り花爺旅行の白眉となった(コラム)♪

韓国旅行|『花よりおじいさんリターンズep6』旅行の本質を語り花爺旅行の白眉となった(コラム)♪





オーストリアに旅行地を移した花爺チームは映画「サウンド・オブ・ミュージック」撮影地を訪れました。

ザルツブルクで映画にはまったおじいさんたちの姿は、どの時より幸せそうに見えました。

今は消えたテハン劇場(崖のように激しかった座席と巨大なスクリーン)についての思い出を分ける姿も興味があって面白かったです。

旅行地は特別な場所ではないですが、そこを旅行する彼らによっては全く違う雰囲気を持つようになりました。

欧州がプレゼントした魅力、そこに生きる彼らには感じられない、いかにも欧州らしいその姿は、依然多くの人たちには感嘆を抱かせるものでした。

古風な建物が並んでいる欧州の都市は、ただそこにいるというだけで十分幸せになるようにする力があります。

末っ子のキム・ヨンゴンのバタフライ効果は大きいです。

それぞれキャラクターが強く、言いたいことだけを言っ程たおじいさんたちが末っ子によっていずれも変わり始めたのです。

感情表現が多くなかった彼らがそれぞれ感情を素直に見せ始めたということは、それ自体、大変な変化と言えるのではないでしょうか?

終始一貫して笑って騒ぐおじいさんたちの旅行はそれ自体が幸せに見えました。








映画<サウンド・オブ・ミュージック>に大きな重点を置いたオーストリア旅行はザルツブルクを離れ、ザルツカンマーグートに向かいました。

ザルツブルクと少し離れたところに位置した湖を囲む小さな村ザルツカンマーグートは、それ自体が神の祝福のような所でした。

美しい自然をそのまま持ったそこは、しばらく滞在するということだけで、ヒーリングになりそうだからです。

キム・ヨンゴンの発声に誰ともなく、それぞれが声を出して感情を表現するおじいさんたちが幸せそうに見えました。

世界的な休養地であるザルツカンマーグートの宿舎は湖が見える最も素敵な所でした。

旅行初、1人1室を有するおじいさんたちは、窓を開けに乗り出すと、そこから見えるファンタジックな風景に満足するしかなかったです。

賑やかなところがなく、世界的な休養地を訪れた選択も良かったです。美しくて静かなそこで、ゆとりのあるヒーリングができるということ自体が幸せだからです。

アクティブな旅行をしにくいおじいさんたちに最適化された旅行地は、それだけでも皆を幸せにします。

おじいさんたちの食の嗜好や習慣をすべて把握したイ・ソジンはいつでもどこでも特別何かを探しています。

イ・ソジンが調達したアジア料理を前に、くだらない冗談にも思う存分笑うおじいさんたちは、変わりました。

イ・ソジンの事前知識でおじいさんたちが、美味しいというしかない食べ物選びも一役買っていました。

キム・ヨンゴンの冗談はもう伝染になって、皆が一言ずつ冗談を投げない状況にまで変えたのです。








長兄イ・スンジェが冗談を言っている姿は、キム・ヨンゴンが来てから変わった最も大きな変化でした。

皆が冗談を交わして明るく笑って旅行を楽しむようになったということだけでも<花よりおじいさんリターンズ>は大成功と言えます。

3年の空白が切実さを与えた可能性もありますが、雰囲気の転換をさせたキム・ヨンゴンの役割は相変わらず輝いていました。

映画で見たオーストリアに来て撮影地を良い人たちと直接経験する状況が、おじいさんたちにとっても信じられない状況なのでしょう。

韓国現代史の屈曲をすべて経験し、必死で生きてきたおじいさんたちにこの旅行はすべて大事でしかありません。

そして、いつもそのすべての旅行地が最後かもしれないという切迫感も存在するのです。

シングとキム・ヨンゴンは、今回の旅行を通じて近い仲になりました。

他の彼らとは青春時代から一緒に過ごした友達の間で、ともに、ドラマ撮影などをしながら鍛えられてきましたが、二人は一度も一緒に作業してみたことがなかったのです。

そんな彼らが旅行をし、仲良しになってしまいました。これも旅行が与える価値でしょう。

闇が落ちた宿所の前で素直な自分を話すシング。

他の人を見ながら、自分を見られるようになることは、それ自体だけでもとんでもないことです。

5年前と変わったベク・イルソプの変化について話すイ・ソジンの遅い夜酒の席の話は翌日の旅程でも、そのままあらわれました。







湖に沿った小さな町の朝は作品のようでした。湖の上白鳥家族に食パンを与え、誰より幸せになっている長兄のイ・スンジェの姿は本当に微笑ましく感じられました。

動物を誰より愛するイ・スンジェは旅先ごとにどんな動物であれ、関心を与えて疎通しようと努力する姿を続けてきからです。

世界最古の山岳列車に乗って’シャープベルク山’に登ったおじいさんたちはそのすべてが幸せな様子でした。

映画<サウンド・オブ・ミュージック>にも登場した山岳列車、そして彼らが一緒に歌っていたそこを訪れること自体が楽しみだったのです。

仲良しになったシングの手を握って、助けるキム・ヨンゴン、そしてその向きに写真を撮ってあげると言って、先に乗り出すシング。彼らの新たな友情も嬉しくさせてくれました。

どこでもそこが最高の秘境となるオーストリアは一度は行ってみたいところです。頂上に登って風景を楽しんでいるおじいさんたち。

だけど歩くこと自体が容易でないペク・イルソプにその上り坂はとても苦しいものでしかありません。

スティックが1本あれば楽だと言うペク・イルソプの言葉を聞いて、人間スティックを自任したイ・ソジンの行動は、本当にきれいでした。









おじいさんたちに丁寧な姿を見せるイ・ソジンは5年前も、今も大きく変わることはありませんでした。そして5年が過ぎて自らを知ったおじいさんたちの人生。

体が痛くて誰よりも大変に旅行をするペク・イルソプを、5年前の旅行では簡単に理解できませんでしたが、今は違いました。

ペク・イルソプの行動の一つ一つを理解するようになったというイ・ソジン、そうしてペク・イルソプの上り坂の旅を共にしました。

腰と膝の手術を受けてリハビリ中のペク・イルソプもこの旅行に多くの期待をしてきました。

補聴器まで準備した旅行に対するペク・イルソプの心掛けがどれほどすごいか分かるようになりました。

ここに自分を誰よりもよく知っている弟のようなキム・ヨンゴンまで一緒にする旅で、ない力まで出るようになっていました。

簡単でない道をあきらめずに登るペク・イルソプに肩を貸して彼の歩幅に合わせて動くイ・・ソジン。

長く歩けず途中で休みながらも怒ったり自責しないで、冗談を投げながら肯定的な姿を示しているペク・イルソプの変化は今度の旅行をより幸せにしてくれました。








一緒に坂を登ったおじいさん達にこの旅行は、もしかしたら人生をまた見て回る、または補償のような価値であったのかもしれないです。

アルプスの高原で景色に酔って、友達と一緒にいて幸せなおじいさんたちは、現場でヨーデルに酔ってみながら、幸せな時間を送りました。

そのすべての旅程が幸せである彼らの旅には、上り坂はあっても、放棄という言葉はなかったのです。

旅行番組が急激に増え、旅行地自体の新鮮さは消えて久しいです。誰とどんな形の旅行をするのかがカギになった世の中です。

そのような点で、<花よりおじいさんリターンズ>は数多くなった旅行番組の中でも誰も追従できない価値を見せてくれています。

旅行の本質をおじいさんたちはよく示しています。いい人たちと一緒に行く旅行。

お互いを理解しあい、過去を一緒に思い出しながら現在のすべての過程をもう一つの思い出にとして作っていく彼らは、旅行の本質が何かを示してくれているのです

お互いを理解して、時には肩と手を差し出してともにする旅行。そのことだけでも、すでに十分幸せなのです。



ひとこと


「韓国現代史の屈曲をすべて経験し、必死で生きてきたおじいさんたちにこの旅行はすべて大事でしかありません。」この一文だけでもジーン..今週も素敵なコラムです!

*写真はtvNより、記事はmediausからお借りしました。



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