韓国旅行|『サイコだけど大丈夫』”所有しなくても愛し続ける方法 “♪
「欲しい。欲しい。」が口癖だった女性主人公が、「所有しなくても愛する方法」を知りました。
tvN土日ドラマ「サイコだけど大丈夫」(演出パク·シヌ/脚本チョ·ヨン)、コ·ムニョン(ソ・イェジ)は、欲しいものは必ず持たなければならない性分です。
ステーキを切ってもナイフが気に入ればそのまま持ってくる、欲しいペンがあれば、優しさの演技をしてでも、持ち主に内緒で持ってこなければならない、そんなムニョンには愛も所有の概念でした。
ムン·ガンテ(キム·スヒョン)を気に入ると、ムニョンはすぐ「欲しい」という気持ちを表しました。
「君が好き」「知りたい」という関心表現ではなく、猛烈な所有欲が表出したのです。
そのためか4話でムニョンが吐き出した「愛してる!愛してる!」という切ない告白はときめきよりも笑いを誘いました。
愛していると告白するムニョンがなんだか「私のものだ、出せ!」と意地を張る物心のない子供のように感じられたからです。
そんなムニョンが、ガンテと彼の兄ムン·サンテ(オ·ジョンセ)を隣で見守りながら、変わり始めます。
ガンテは兄に対する罪悪感と責任感でがんじがらめになってサンテに従属した人生を生きています。
自分の表情を見て感情を読む兄のため、彼は悲しくても笑って、辛くても笑うのです。
サンテもまた、唯一の家族であり保護者であるガンテに執着と所有欲を見せます。
7月18日放送の「サイコだけど大丈夫」第9話でサンテは自分を置いてムニョンと遊びに行っガンテに憤りました。
「お前は私のものなのに、なぜ私に嘘をついたのか」と言うのです。
怒り以外の感情に押さえられていたムニョンは、絶叫するサンテと茫然自失のガンテを見て涙を流します。
そして、誰かを所有しようとする愛がどれほど破壊的か、お互いにどれほど大きな傷を残すかに気づくのです。
ムニョンはもう持たなくても、必ずしも自分のものにしなくても「愛する」ことができるということを知りました。
7月19日、第10回放送の末尾で公開された予告編でムニョンは、ガンテが自分のものだと意地を張っているサンテに「ムン·ガンテはムン·ガンテのもの!」と堂々と叫びます。
それは愛ではなく所有欲だと厳しく忠告するように。
「サイコだけど大丈夫」は、そのように欲望、所有欲、愛、執着など多様な感情を描き出し、人に一歩近づきます。
愛だと信じていた所有欲と、愛情だと思っていた執着から脱し、お互いをまともに眺められるようにします。
さらに、人は自分のものや、あなたのものに区分できる存在ではないというメッセージを伝えています。
ムニョンが所有しない愛を知ったように、サンテもガンテへの自分の心を悟ることができるのか、今後の展開が注目されます。
ひとこと
「人は自分のものや、あなたのものに区分できる存在ではない」という強いメッセージも投げかけた「サイコ」。重いテーマと笑いを誘うシーンが良い塩梅に散りばめられて先が楽しみです♪
✳︎写真はtvNより記事はNewsenからお借りしました。
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