韓国旅行|『るつぼ→殺人の追憶→再審→ブラックマネー』実話の力が通じた!
実話の力が通じました。
実際の事件を素材に使った金融犯罪実話劇「ブラックマネー」が封切り5日で100万観客を突破、観客たちの心を動かす実話が持つ力を立証し、耳目を集中させています。
実際にあった聴覚障害者学校性的暴行事件を扱った小説「るつぼ」を原作にした映画「るつぼ」(2011)は公開当時、数多くの観客に衝撃を走らせ、大きな社会的反響を呼び起こしました。
これは加害者と責任者の拘束と児童性犯罪に対する処罰を強化する「るつぼ法」の制定につながり、社会的な世論を作ることはもちろん、制度の改善まで引き出すことに成功し、韓国社会で映画が持つ力について注目するきっかけとなりました。
華城連続殺人事件を扱った映画「殺人の追憶」(2003)は最近、当該事件の真犯人がなんと30年余りぶりに検挙され、再び話題に上がりました。
特に、8次事件の犯人とされ、無期懲役の判決を受けたユン某氏の再審で、映画「再審」の実際のモデル、パク・ジュンヨン弁護士が弁護を担当し、話題を呼日ました。
「再審」(2016)も、15歳の少年が殺人犯にされ、10年間刑務所に入れられた全羅北道益山「薬村五叉路殺人事件」をモチーフにした実話劇です。
公開後、再捜査が行われて真犯人が起訴された「イテウォン殺人事件」(2009)と児童暴行処罰強化の必要性を改めて強調した映画「願い」(2013)まで。
過去の事件、あるいはまともに知られていない事件に対して社会的関心を喚起した実話劇は人々の脳裏に強い衝撃を、心には重たい余韻を残し大部分が興行にも成功を収めました。
そして、2019年にはもう一つの実話劇が劇場街に熱い興行熱風を巻き起こしています。
捜査のためなら何でもするヤン・ミンヒョク検事。
その検事が捜査を担当した被疑者の自殺で苦境に立たされ、汚名を晴らすため事件の内幕を暴く過程で巨大な金融不正の実体と向き合うことから繰り広げられる話を描いた金融犯罪実話劇「ブラックマネー」は、2003年から2011年まで行われた外換銀行の捨て値売却事件を素材として扱っています。
「人々がよく分からない事件の内幕と困難で複雑な経済問題を映画的にアレンジして、多くの人々と共有したい」と明らかにしたチョン・ジヨン監督。
その演出意図のように、約10年に渡って起きた、複雑で困難な金融犯罪事件をヤン・ミンヒョク検事(チョ・ジヌン)の事件の追跡プロセスを介して、簡単に興味深く解いた「ブラックマネー」は、観客にとって、実際の事件への関心を喚起させ、話題を集めています。
この事件と関連し、海外ファンド会社が韓国政府を相手に5兆3千億ウォンを超える賠償金を求める訴訟が2019年現在までに進行中の中で、その結果への国民の関心も高まっています。
ひとこと
重いテーマに臆することなく真摯に取り組んだ俳優さんたちは、ポスターでも良い顔をしています。社会に大きなうねりを起こす力を持つ映画、容易くはありませんが私たちも目を背けてはならないものに違いありません。
*写真は各映画のポスターより記事はNewsenからお借りしました。
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