韓国旅行|『ユン食堂2』真の日常ファンタジー♪ ( コラム )

韓国旅行|『ユン食堂2』真の日常ファンタジー♪ ( コラム )





tvN’ユン食堂2’で繰り広げられる風景は、映画の中の一場面のように美しいです。

青い空と高くない建物が多彩な調和を成して、異国的な砂利道を抜けて着いた’ユン食堂’、村の人たちが一度は覗き見するほど可愛らしい姿です。

キッチンでは貫禄が感じられる女性オーナーシェフと、年を判断できない補助シェフが、この土地の人たちには馴染みのない韓国の食べ物を作ります。

また、白いシャツを端正に着た2人の男性たちは、丁寧に仲良くお客様を迎えています。

どこか普通ではない彼らをしきりに盗み見している外国人客の姿は、すべてのことを知っている視聴者たちにとって満足の微笑を浮かべるようにします。

‘日常ロマンファンタジー’は’ユン食堂’が始まってから現在まで一貫して追求してきたコンセプトです。









ナ・ヨンソクPDと’ユン食堂’を共同演出したイ・ジンジュPDは、企画意図について”プログラムが終わってリゾート地に短い休暇に行きましたが、そのたびに韓国に急いで帰らず、数ヵ月でも小さな店でもしながら生きてみたらいいと思いました(‘スターニュース’)”と説明しました。

彼女の言葉のように’ユン食堂1’は韓国人に愛される旅行地の一つであるインドネシア・バリ島で撮影され、出演者たちは初めて接する食堂の仕事にとまどいながらも次第に’時間が遅く流れる島’の日常に溶け込み始めました。

放送序盤には島に入る船に乗るために酔い止め薬をつけたり、一夜のうちに食堂が撤去される姿などを通じて、現実的な問題が浮き彫りにされたこともあります。

しかし、’ユン食堂2’では長いトンネルを抜けるとすぐにスペインのテネリフェ島の絵のような風景が広がりました。

食堂は完璧に改装した姿で出演者たちを待っていて、ユン会長とイ専務、ユミ課長に昇進した彼らは、シーズン1のように緊張することよりは飲食店を開くために必要なことをきちんきちんとしていきました。

にぎわうリゾート地ではなく、町の片隅に位置した食堂。

突然来るスコールにも停電事態がなくなった’ユン食堂2’はさらに日常的な風景を描いていきます。

村人たちのミサ時間をチェックしたり、余暇時間には近くの有名なジェラート店を訪ねるように。










旅行地が日常の風景のように描かれた代わりに、日常的でない出演者らの関係は’ユン食堂2’のより強力なファンタジーの役割を果たします。

番組名のように、この食堂の中心は70代の女性であり、50年以上の経歴のある俳優ユン・ヨジョンで、彼女は’社長の思い通りに’というスローガンの下で食堂のささいなことから重大な事案まで決定できる権限を有しています。

また、もう一人の女性であるチョン・ユミは、ユン・ヨジョンと一心同体のように動きながら、支障なく仕事できるようにキッチンを指揮して、キッチンの外のことは、イ・ソジンとパク・ソジュンが素早く解決します。

‘ユン食堂2’で初めてのお客さんだったデンマーク人夫妻の食べ物が出た時、ユン・ヨジョンは、キッチンの小さな窓からお客様を見ていたシーズン1とは異なり、直接乗り出して食べ物について説明し、食べる方法を実演しました。

彼女のそばには、イ・ソジンとパク・ソジュンが立っていて、製作陣は、彼らの姿を「左ソジン、右ソジュン帯同」という字幕で表現しました。

「よく教え社長の座を譲る」チョン・ユミがユン・ヨジョンの後継者のような役割で描かれるのに対し、イ・ソジンとパク・ソジュンは二人の女性の補助的な役割を担います。

イ・ソジンは絶えず新メニューを提案しますが、社長のユン・ヨジョンの役割を絶対に越えずに、何でも彼女と相談して許可を求めています。

先立って、ナ・ヨンソクPDはtvN’花よりお姉さん’でも女性の先輩と男性の後輩の関係を描いています。

しかし、この放送で87年生のイ・スンギは84年度に免許を取ったキム・ヒエに運転に対する助言をして文句を言われることもありました。

‘ユン食堂’ではこのような男性たちのメンズ・プレーンすら見当たらないのです。




★EP4 予告




ここにシーズン1のバイトのシングの後任として登場したパク・ソジュンは、より直接的に’ユン食堂’で要求される男性の役割を示しています。

他の出演者たちよりずっと先輩だったシングとは異なり、経歴も年齢も、最も少ないパク・ソジュンは、もっと積極的にユン・ヨジョンとチョン・ユミの仕事を手助けします。

また、スペイン語を一生懸命に勉強してお客様に近づいたり、チョン・ユミに弟のように従う姿は、女性視聴者たちを引き付けています。

‘ユン食堂のお客様’もまた他のファンタジーを示しています。

シーズン1からシーズン2までユン食堂の外国人客はなんの心配もなく、美味しい食べ物を食べながら幸せを感じ、それこそ若いカップルから老夫婦まで、男女のお客様たちはお互いに対する愛情表現を惜しまない姿でした。

これはありふれた旅行地の風景かもしれないですが、そうでない環境に置かれている誰かにはファンタジーになるほど、希少な美しいシーンでもあるのです。

昨年放映された’ユン食堂1’の最終回の視聴率は、12.962%(TNMS基準)を記録しました。

全体視聴者の15.6%と最も高い割合を占めた集団は、40代の女性視聴者たちでした。

そして、約1年後に放映を開始した’ユン食堂2’は現実よりはファンタジー的な要素を浮き彫りにさせ、既存の芸能プログラムと違う方向に進んでいます

ユン・ヨジョンは’ユン食堂1’8話でバリ島での撮影を終えた感想に「ドラマを撮ったような気分よ。作家が書いてくれたのではなく、私たち同士が。そのため、あまりにも良かったし、美しかったわ。」と話しました。

実在する人物がドラマでも存在しそうな美しい景色と壮大な叙事詩の中で生き生きと動くのです。

リアリティショーの中で構築した、まさに女性が見やすいファンタジーの登場です。




★EP4 予告




ひとこと


シーズン1より現実的なことを排除して、ロマンチックな日常のファンタジーに昇華させ”そうでない環境に置かれている誰かにはファンタジーになるほど希少な美しいシーン”を見せているという結びにうんうんと頷いてしまいますね♪


*写真はTVNより記事はIZEからお借りしました。

2018年01月25日 韓国旅行|『ユン食堂2』真の日常ファンタジー♪ ( コラム ) はコメントを受け付けていません
カテゴリ: 韓国の文化 俳優、芸能人、女優


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