韓国旅行|”BEHIND THE STORY”『スタートアップ』【キム・ソンホ】という世界 part.2♪

韓国旅行|”BEHIND THE STORY”『スタートアップ』【キム・ソンホ】という世界 part.2♪






◇ドラマ『スタートアップ』のハン·ジピョン、バラエティ『1泊2日』の「예뻐(イェッポ=可愛い)」、演劇『氷』の刑事2、そして俳優キム·ソンホ。あなたが知らなかったはずの、この清く深い世界について

Q.私は実は”メロ職人”みたいな表現があまり好きじゃないんです。なのに 〈おかしくなりそう、お前のせいで!〉を見ながら、その表現を思い出しました。

「ドラマの内容は、とても平凡な話じゃないですか。親しくしていた友達と恋人になれるかどうかと。しかし、当事者には最も特別な話だと言えるでしょう。だから、そう思ったんだと思います。」

「「平凡にやろう。 最も楽な選択をして、少し小心者で慎重に、そういう私らしいことをしよう。」と。」

「たくさんの方が共感をして下さったようなので、それが悪くない選択だったのではないかと思いました。だからメロ職人というより…キム·レワンのキャラクターが私とちょっと似ていたような気がします。」

Q.「俳優のキム・ヘスさんが、そのような話をしたことがありました。メロドラマは年や経験よりも感情の純度をどれほどよく維持するかという問題のようだ」と。

「キム·ヘスク先輩も先日、そのような話をしてくださいました。「あなたはは何歳?」と聞かれて、「35歳です」と言ったら「これからがスタートよ。メロもこれからいくらでもできる。」と仰ってくださいました。

「あ、本当ですか?」と聞いたら「もちろん、全部できるわよ。」と言って下さいました。最近は時代が変わったという話をされたようですが、聞いてみるとそうでした。恋愛に年齢は関係ないでしょう?」と。

Q.キム·ヘスクさんがそのようにおっしゃったとしたら確かに信憑性がありますね。『泥棒たち』で本当に驚くべき中年メロの演技を見せてくださいましたから。

「演技がお上手だということは皆知っているでしょう。今回共演させていただいて本当に先輩のファンになりました。「わぁ、このセリフをこう言うの?」「目はどうしてこんなふうに?」と。」

「一度目頭を赤くして私を見つめていらっしゃる時がありました。「僕はどう返したらいいの?」、でもすぐに「いや、だめだ。(自分の演技に)集中しなくては。」と気を引き締めました。





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Q.『スタートアップ』ではやはりキャラクターの関係上、お二人で息を合わせるシーンが多いですよね?

「はい、少し前に最後の二人だけのシーンを撮影しました。実は…これは私の自慢ですが。その時、先輩が抱きしめてくれたんです。」

「「私たちは本当にもう一度必ず会いましょう。感性でこんなに合う人を探すのは大変なことよ。映画でもドラマでも、私たちはまた会えるからね。」

「そういう風に言って下さって、私が「ありがとうございます。そう言ってくださって」と言うと、「いや、本当よ。本心よ。」と仰って下さいました。本当に嬉しかったです。」

Q.感激したでしょうね。以前俳優としてソンホさんの最も大きな目標は「次にまた共演したい俳優」だと おっしゃったじゃないですか?

「そうです。今もそうです。先輩がまた会おうと言って下さったんですが、泣きそうになりました。とても嬉しかったです。この作品で何よりも先輩の『あの言葉』が一生残ると思っています、感謝しています。」と申し上げました。







Q.ソンホさんがテレビに出始めたのは3、4年前ですが、演劇の舞台に立ったのは10年以上前からだと聞いています。

「はい、演劇は今もやっています。むしろ最近もっと欲が出ます。上手な方がとても多いからみたいです。この前、ファンジョンミン先輩の 演劇を見に行ったんですが、本当に衝撃だったんです。演劇舞台でもとてもお上手で。」

「一体どのくらいの努力をされたんだろう、先輩は」 と思いました。僕は全部、努力に比例してると思うんです。」

Q.演技分野は努力と必ずしも比例しないと信じている人もいるでしょう?

「そんな悲観はないようです。だから「天才」というのが別にあると思ったり…そうですね。勿論、正解というものはないでしょう。僕も努力でもできない場合を、たくさん見てきたし。」

「でも、そう考えるととても暗鬱じゃないですか。なので僕は自分でマインドコントロールしようとしています。」

「そして、私が持っている私に対する確信の一つは、私が努力をすれば発展すると思うことです。もし何かができなかったら、それは私が怠けたんです。」

Q.反例を知らないわけではないですが、それでもソンホさんには努力の力を信じることが重要だということですね?

「そうです。しかし、この努力というものは必ずしも力を入れることだけに該当するわけではないと思います。時には力を抜こうと努力しなければならない時もあるんです。」

「一歩引いて「あまり執着しないようにしよう」、「あまり上手くなろうとしないようにしよう」、そのように自らを慰める過程も努力かもしれないじゃないですか。

Q.今は注目される俳優ですが、学生の時には酷評をたくさん受けていたと聞きました。やはり努力には一見識がありますね(笑)

「「ダメだ」と言われる学生でした。大学に行く時は先生もそう言いました。正直、お前はダメだと思ったと。発声も悪くて…。」

Q.ソンホさんが発声が良くないんですか?

「はい、その時は···。」

Q.僕はソンホさんの声を聞いて、ロックスターのビリー·スクワイアを思い出したんだけど···。生まれながらのものだと思いました。

「わぁ、本当ですか?ビリー・スクワイアに似ているという言葉は初めて聞きましたが、光栄です。その時も、声自体が そんなに悪くはなかったんです。発声が中に入る音がしたんです。」

「それも普段は大丈夫ですが、大衆の前で何かをする時が問題でした。緊張するので。それで、それをなくそうと毎日努力しました。今でもそうです。」

「この前は「投資家」の発音が上手くいかなくて 一日中「投資家…投資家…と言い続けていました。そういうことが生じるたびに、考えるようになるんです。私という人は努力がとても重要な人だと。」







Q.幼い頃は緊張をたくさんして消極的な性格だったと聞きました。家の中にいる時、強盗に出くわしたことがあって、トラウマでそうなったんだって。

「その記憶の影響もあると思いますが、今考えてみると母に似ている部分が多いようです。私の母は臆病で消極的です。人の前に行ったら話もできなくて、今まで撮影した写真も一枚か二枚ぐらいかな。」

「どのくらいかというと、先日公演会場に来てくれた時、みんなから息子さんと写真を撮れと言われたら「もういいですよ。いいですよ」と言いながら会場の裏に行ってしまったんです。だから、みんな笑って。母が本当におとなしい性格のようです。」

Q.ソンホさんが新人賞をもらった時、お母さんが泣きながらソンホさんに言ったという話を無防備に読み、涙が出そうになりました。

「タルトンネからスタートしても、人の悪口を言わず、自分の仕事をよくしていて、他人に迷惑をかけない人になってとても幸せで感謝しています。」そうおっしゃったと聞きました。

「はい、そうです。(鼻をすすりながら)この前、私が『1泊2日』で心理テストを受けて涙を見せたじゃないですか。その時もまた母がそれを見て、一人でうんうんと肯いているんです。」

「私が、先に「〈1泊2日〉に行って心理テストを受けた」と言ったら、その時になってやっと自分も放送を見たんです。でも、あんなに苦しんでいたのは自分のせいだと思って言えなかったんです。息子が人知れず苦しんでいたのが自分のせいかも知れないから。だからじゃないって言いました。」

「全然違ったんですよ。その時は… 何一つ上手なことがないようで心が痛んでいました。バラエティーもそうだし、演技もその時が 『スタートアップ』放映開始前だったし。頭が混乱していました。うまくやりたい欲が大きすぎるから。まあ、ユナンですね。」

「でも、少し落ち着く必要があるから、マインドコントロールをするじゃないですか。そんな時、急に「悩みがあるんですか?よくやっていますよ。」と言ってくれたんです。返事をしてうなずいているのですが、実は説明は一つも聞いていません。」

「(涙を)我慢しないと」って ずっと考えていて。」








Q.俳優という職業だけの苦労ってあるでしょう?外からはよく見える職業ですが、それに比べると演技は寂しいし、すべてが選択の連続で、その選択にあまりにも多くの人々が関わっているし…。」

「最初は一人だったんですよ。一人で暮らし、一人が楽だったのですが、今は周りの人々も増えて、お世話になっている人が多くます。私は誰かに連絡することもよくできない人なのに…。」

「でも、こう考えるようになります。ひょっとして私の選択が間違った時、彼らに迷惑がかかるのではないかという考え。良いプレッシャーの時もあったと思いますが、ある瞬間緊張し、むちを打つようにもなったと思います。」

Q.実は私も大体楽しくやっていますが、時折そんな悩みもします。誰もが同じように…。皆そうだと思います。憂鬱ではなく、純粋な情熱で。〈1泊2日〉チームに心を開いたんだなと思いました。

「はい。だんだん近づいているようです。まだ近づいて行ってるし。『1泊2日』に出ることがすべて本来の姿とは言えませんが、悩みが多いとかその部分も、それまで見せられなかった一部なので。でも、それを見せたら 楽になりました。」

「今は撮影をしていないときにも、みんなが今何をしているのか気になるし、撮影する時も体調が悪いのではないか、何かあったのではないか、お互いに心配しあって。情というものが生まれる気がします。」

「作家さん、撮影監督さん、スタッフみんなで。心理テストをした時も、最初は何か分からず冗談を言って、いたずらをしながら絵を描いたじゃないですか。でも涙を見せた瞬間、急にディンディンが来て抱きしめてくれました。」

「他のメンバーも、一人ずつ 僕にメッセージを送ってくれました。それが本当に嬉しかったんです。」







Q.申し訳ないのですが、ソンホさんの演劇には 一つも接したことがないままインタビューに来ました。私はあまり芝居を見るほうではないものですから…。

「あ、もし機会があればぜひ来てください。私が招待します。1月に始まる演劇があるんですよ。」

Q.いや、どうしてそんなことを今になっておっしゃるんですか。このような時期にタイミングよくインタビューに入ったら広報しないと(笑)。

「「氷」という演劇です。刑事2人が殺人事件の容疑者として名指しされた少年を取り調べる内容なんですよ。でもステージの上に少年はいなくて、会話のように僕たちがずっと独白をします。」

Q.前衛的な作品に聞こえますね。ちょうど私がお聞きしようとしたのもその部分ですが、舞台の上のキム·ソンホはどのように違うのでしょうか?〈氷〉の開幕を待っている方々は 何を期待できるでしょうか?

「私が『キム課長』でドラマデビューをしたのは、演劇批評をする方が脚本家に推薦してくださったおかげでした。その方が私のことをこう言って下さったそうです。「「その人物自身がいるみたい。」だった…。」と。

「「その人物のように喋って、その人物のように動くんだ。」って…。ハン・ジピョンが少し整っていて硬い人なら、よりエネルギッシュな新しい姿が見られるのではないでしょうか。」

Q.ああ、演劇のタイトルのせいかな?ソンホさんが一人で虚空に叫ぶ場面を想像したんですが、しびれますね。

「私も面白そうです。本当に上手になりたいです。時間があれば、必ず見に来てください。記者さん!」




★昨日(12/15 PM6:00)公開



ひとこと


昨日のPart.1に続き「スタートアップ」の裏話はもちろん「1泊2日」から演劇まで読み応えのあるインタビュー。今年満開になったソンホさんをもっと知ることができますね♪


✴︎写真はesquirekorea.co,saltentertainmentより記事はesquirekorea.coからお借りしました。

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