面白いです！韓国で人気の受験生応援グッズ

今年も風が冷たくなる季節。いよいよ11月10日の”2012年の修学能力試験”が目前に迫ってきました。日本のセンター試験にあたるものが韓国の修学能力試験です。

近年はその様子が日本のニュース番組でも普通に取り上げられるので、ご存知の方も多いと思いますが、毎年、試験前に話題になるのが、合格祈願のプレゼントです。


2NE1のサンダラ・パクさんも応援しています


飴やお餅をはじめ、”ジャルチグラ”＝フォークと”ジャルプルラ”＝トイレットペーパーなどは、代表的な修学能力試験のギフトです。しかし、なぜ、フォークとトイレットペーパーなのでしょうか？

ここでちょっと、韓国語のレッスンです（笑）


ジャル チグラ＝찍으라’（チグラは、正解を当てるという意味）ダジャレで、チグラ（찍으라）は、フォークを使うときも使用する言葉で何かを「刺す」意味です。

ジャル　プルラ（잘 풀라）は、問題をよく解きなさいという意味です。一方、ダジャレでは、プルラ（풀라）は、鼻が詰まったときに「フンー」と力をいれて鼻を「かむ」ことを意味します。

２つのダジャレで、よく正解を「当てる」ということでフォーク、よく問題を「解きなさい」という意味でトイレットペーパーをプレゼントするのです。

すなわち、当てる＝刺すは韓国語で同じ発音で「찍다（チクダ）、（チグラは命令形）」なので「フォーク」、解く＝かむは韓国語で同じ発音で「풀다（プルダ）

（プルラは命令形）」なので「トイレットペーパー」と、ダジャレでプレゼントを選んでいるんですね。


さて本題に戻ります・・・

一生に一度の試験を控えた受験生たちと彼らの合格を願って知人たちも皆緊張する時期がやってきたのです。

そこで修学能力試験の”合格祈願”の贈り物をする予定がある人々は、センスがあり且つ安くて実利のある贈り物を探します。

以前は試験頑張ってくださいね！という意味の象徴性を込めた贈り物が大勢でしたが、最近では、受験生に必要な”実用性”を強調したプレゼントが注目されているそうです。

以下はそれらの商品ですが、日本ではちょっと考えられないものもありますね。ご紹介します。

★最も多くの人々が選んだギフトアイテムは、“スマート受験時計”（1万8650ウォン）。

しばらくインターネット上で大人気となった商品です。時計の各科目の試験の開始と終了時刻、解答用紙の作成の残り時間などが表示されています。

また一日の総学習時間を測定することができ、学習量の調節も可能だそうです。”時間の配分が命！”の受験生の時間管理に役立つように作られた時計で秒針のチクタクする騒音も最小化したものだそうです。

★“数学の公式のクッション”（1万9800ウォン）も人気です。

熱心に暗記された数式を最後まで忘れないよう支援します。微積分、統計の基本、数学Iの34の公式は、ゴマ粒のように記されています。

机に伏せ、しばらく睡眠をとるような時にも、曖昧な数式をすぐに確認することができるようですね。

★拳銃目覚まし時計（2万4500ウォン）

受験生の最大の敵は眠気ですね。目覚まし時計にも様々な種類が用意されています。

こちらは、腕時計になっている拳銃で的を命中させなければ、アラームはオフになりません。2つのモードの射撃のゲームや、様々なサウンドを選択することもできます。

音を停止するために標的に拳銃をを向けるだけで、普段不足していた集中力が向上するそうです。

こういう時こそ体調管理は必須事項ですね。

<★“頭をすっきりさせるオーツー”（1万7500ウォン）などの携帯用酸素も人気です。

頭がすっきりして、学習能率が上がるからです。内容物は、純度99.5％以上の酸素。小さいサイズで携帯にもぴったりです。

受験生の記憶力と思考力、集中力の向上に優れた効果があるそうです。

★机に座っている時間が多く、便秘に苦しむ受験生たちにはチョングッチャン(納豆汁）で作られたチョコレートが人気です。

“チョングッチャンにパティシエが出会えば！！”（1万2250ウォン）は100％国産豆を使って発酵させた特許商品で、納豆特有の強い臭いがなく、各種の栄養成分や酵素、バチルス菌が保存され、受験生には栄養のあるおやつとして最高です。

重要な試験を控えた受験生たちの勇気を引き立ててくれる幸運のギフトにも欠くことのできない受験応援アイテムです。

★ “ハンセ　メッセージ　コン”（9150ウォン）は、受験生に伝える応援のメッセージを入れた豆が育つ植木鉢で、開封後に水を注げば一週間後にメッセージが刻まれた豆が育つというものです。

注文時に希望のメッセージを入れることができ、プレゼントされた側も育てるのにとても簡単で受験生の応援プレゼントにもいいようです。

★さらに幸運をもたらすには、“誕生日紙幣”（9900ウォン）も注目を集めています。

1万ウォン札、1000ウォン札などの一連番号に誕生日が刻まれた紙幣で、実際に全国各地の銀行を回って収集したものなのです。

ですから、これは世界にたった一つしかない幸運の紙幣であり、もちろん実際の使用も可能なプレゼントです。
　
いずれも、なあるほど！とそのアイデアに唸ってしまうものばかりですね～

韓国では一生をこの１回の試験で決めてしまうと言われているほど、大変な修学能力試験です。

受験生の皆さん、どうぞ頑張ってください！！

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