韓国社会｜ニュース番組から消えた才色兼備のチョ・スビンアナウンサー
KBS労働組合（1組合）と言論労組KBS本部（2労組）は、賃上げと番組制作に関する権限の拡大などを要求し、去る16日午後6時を期して全面ストライキに入りました。
人気の「1泊2日」などのバラエティ番組、「ミュージックバンク」などの音楽番組、「芸能街中継」などの芸能番組などなど、これから制作される番組の行方が不透明な状況とのこと。
ある意味、アイドルやタレントたちには、願ってもない休暇を得る可能性が出たのかもしれません。
しかし、よくあるＫＢＳのエリート職員たちのストライキならこれほど話題にはならないのですが、北朝鮮の金正日が亡くなったこの時期に、毎夜「9時のニュース」を担当しているチョ・スビンアナウンサーの姿が見えなくなっているので、話題になり始めました。
KBSの看板ニュース番組、“KBS 1TVの9時’ニュースキャスターであるチョ・スビンアナウンサーがニュース進行をすることが出来なくなった理由は、KBS労組側の妨害で番組を担当することが出来なくなり、今後の予定も不透明な状態にあるからです。
KBS関係者は、20日午後8時頃、「たとえ労組所属であっても、アナウンサーはこの時期にストライキをすることはやめて、ニュースの進行をするべきである」という意思を明らかにしましたが、「労組側がこれを妨害している」と伝えました。
勿論、労組側は、「チョ・スビンアナウンサーのニュースの進行を妨害したことはなかった」と言い、「これは彼女が自分で決めたものだ」いう立場を見せています。
しかし、チョ・スビンアナウンサーがニュースを担当できないだけでなく、他の番組の製作も心配される中で、ペ・ジェソンKBS広報室長は
「正当な争議行為ではなく、通常通り製作に参加しようとする人までを妨害し、監禁までしていることが起こっている」とし、さらに、「金正日の死去で非常勤務命令が下されたにもかかわらず、違法な行為を続けていることに憂慮を禁じえない」と話しました。
そして、違法な業務妨害行為については、法務室レベルでの業務妨害罪で告訴するかどうかを検討する予定であると明らかにしたのです。
日本のテレビ局では想像もできない報道の看板番組を担当しているアナウンサーのストライキによる降板劇。
また（真実は不透明ですが）やりたい仕事が出来ないという事態は、金正日死去という、この重大な時期であるがゆえに、特に注目を浴びていますし、韓国社会で大きな問題提起をしています。
チョ・スビンアナウンサーは、ソウル大学出身で、元ミスユニバーシアード韓国代表、そして現在ＫＢＳ夜9時のニュースのキャスターと、ある意味、女優のキム・テヒさんより才色兼備の美人であると言われています。
その彼女が、この時期に番組を担当できないことは、こんな時こそ、いつも信頼して見ているキャスターからニュースを聞きたいと思う視聴者には悲しいことです。
日本に来て、初めて日本のニュースを見た時、「久米宏のニュースステーション」の作りがあまりにも分かりやすく、感動した記憶があります。
また、芸能番組で女子アナがタレントのように番組に参加するのを見て、びっくりしました。徐々に、韓国もそのような傾向になりつつありますが・・・。
でも、まだまだ韓国のテレビ局は、分かりやすさよりは、ＮＫＨ的なスタイルでニュースを作っているように見えます。
多分、背景には、韓国の人々が、ニュースは信頼性を与えることが何より大切だと思っているので、分かりやすくするためにいろいろ工夫をするというのは、まだ少し難しい環境であると言えます。
ストライキが続くと、アナウンサーの他、アイドルも、番組製作に参加できないので、結果的には、願ってもない休暇をもらえ喜ぶのかもしれませんけれど・・・（笑）。
しかし、個人的に思うのは、金正日死去のような重大な事態が発生している時は、本来なら報道番組は、国民に正しい情報を伝え、ドラマ制作部は感動するドラマを作り、バラエティ番組も良質の笑いを届けて、国民を安心させて欲しいというのが、素朴な願いです。
こんな時だからこそ、「1泊2日」や「ミュージックバンク」などの番組を見て、日常の大切さを実感したいものです。
：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：
もし、日本で局アナだからとストライキを理由に報道番組から女子アナウンサーが消えてしまったら・・・それこそ大変なニュースになりますね。
女子アナはもう、番組に花を添えるという役割ではなく、しっかりと一人立ちしているキャスターですから。韓国のこのニュースは、私にとってはかなり衝撃的なニュースでした。
写真は上から、NHKニュースウォッチの井上あさひアナ。日テレニュースZEROの鈴江奈々アナ。フジニュースJAPANの秋元優里アナです。活躍中の皆さんが番組から消えるなんて、やはり考えられないですよね？
＊＊＊なお、今日チョ・スビンアナウンサーが、「必ず9時のニュースに戻ります」と労組側に伝えたという情報が伝わりました。そこで、チャンネルをKBSワールドにして、午後9時を待つと！確かにチョ・スビンアナウンサーは何事もなかったかのようにキャスター席に座り、淡々とニュースを読み上げていました。この問題がこれで終わりとなるのか、まだ続くのかは分かりませんが、彼女の顔が夜のニュースに戻ってきたことで、やはりほっとする人々は多いのではないでしょうか。＊＊＊
人気の「1泊2日」などのバラエティ番組、「ミュージックバンク」などの音楽番組、「芸能街中継」などの芸能番組などなど、これから制作される番組の行方が不透明な状況とのこと。
ある意味、アイドルやタレントたちには、願ってもない休暇を得る可能性が出たのかもしれません。
しかし、よくあるＫＢＳのエリート職員たちのストライキならこれほど話題にはならないのですが、北朝鮮の金正日が亡くなったこの時期に、毎夜「9時のニュース」を担当しているチョ・スビンアナウンサーの姿が見えなくなっているので、話題になり始めました。
KBSの看板ニュース番組、“KBS 1TVの9時’ニュースキャスターであるチョ・スビンアナウンサーがニュース進行をすることが出来なくなった理由は、KBS労組側の妨害で番組を担当することが出来なくなり、今後の予定も不透明な状態にあるからです。
KBS関係者は、20日午後8時頃、「たとえ労組所属であっても、アナウンサーはこの時期にストライキをすることはやめて、ニュースの進行をするべきである」という意思を明らかにしましたが、「労組側がこれを妨害している」と伝えました。
勿論、労組側は、「チョ・スビンアナウンサーのニュースの進行を妨害したことはなかった」と言い、「これは彼女が自分で決めたものだ」いう立場を見せています。
しかし、チョ・スビンアナウンサーがニュースを担当できないだけでなく、他の番組の製作も心配される中で、ペ・ジェソンKBS広報室長は
「正当な争議行為ではなく、通常通り製作に参加しようとする人までを妨害し、監禁までしていることが起こっている」とし、さらに、「金正日の死去で非常勤務命令が下されたにもかかわらず、違法な行為を続けていることに憂慮を禁じえない」と話しました。
そして、違法な業務妨害行為については、法務室レベルでの業務妨害罪で告訴するかどうかを検討する予定であると明らかにしたのです。
日本のテレビ局では想像もできない報道の看板番組を担当しているアナウンサーのストライキによる降板劇。
また（真実は不透明ですが）やりたい仕事が出来ないという事態は、金正日死去という、この重大な時期であるがゆえに、特に注目を浴びていますし、韓国社会で大きな問題提起をしています。
チョ・スビンアナウンサーは、ソウル大学出身で、元ミスユニバーシアード韓国代表、そして現在ＫＢＳ夜9時のニュースのキャスターと、ある意味、女優のキム・テヒさんより才色兼備の美人であると言われています。
その彼女が、この時期に番組を担当できないことは、こんな時こそ、いつも信頼して見ているキャスターからニュースを聞きたいと思う視聴者には悲しいことです。
日本に来て、初めて日本のニュースを見た時、「久米宏のニュースステーション」の作りがあまりにも分かりやすく、感動した記憶があります。
また、芸能番組で女子アナがタレントのように番組に参加するのを見て、びっくりしました。徐々に、韓国もそのような傾向になりつつありますが・・・。
でも、まだまだ韓国のテレビ局は、分かりやすさよりは、ＮＫＨ的なスタイルでニュースを作っているように見えます。
多分、背景には、韓国の人々が、ニュースは信頼性を与えることが何より大切だと思っているので、分かりやすくするためにいろいろ工夫をするというのは、まだ少し難しい環境であると言えます。
ストライキが続くと、アナウンサーの他、アイドルも、番組製作に参加できないので、結果的には、願ってもない休暇をもらえ喜ぶのかもしれませんけれど・・・（笑）。
しかし、個人的に思うのは、金正日死去のような重大な事態が発生している時は、本来なら報道番組は、国民に正しい情報を伝え、ドラマ制作部は感動するドラマを作り、バラエティ番組も良質の笑いを届けて、国民を安心させて欲しいというのが、素朴な願いです。
こんな時だからこそ、「1泊2日」や「ミュージックバンク」などの番組を見て、日常の大切さを実感したいものです。
：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：
もし、日本で局アナだからとストライキを理由に報道番組から女子アナウンサーが消えてしまったら・・・それこそ大変なニュースになりますね。
女子アナはもう、番組に花を添えるという役割ではなく、しっかりと一人立ちしているキャスターですから。韓国のこのニュースは、私にとってはかなり衝撃的なニュースでした。
写真は上から、NHKニュースウォッチの井上あさひアナ。日テレニュースZEROの鈴江奈々アナ。フジニュースJAPANの秋元優里アナです。活躍中の皆さんが番組から消えるなんて、やはり考えられないですよね？
＊＊＊なお、今日チョ・スビンアナウンサーが、「必ず9時のニュースに戻ります」と労組側に伝えたという情報が伝わりました。そこで、チャンネルをKBSワールドにして、午後9時を待つと！確かにチョ・スビンアナウンサーは何事もなかったかのようにキャスター席に座り、淡々とニュースを読み上げていました。この問題がこれで終わりとなるのか、まだ続くのかは分かりませんが、彼女の顔が夜のニュースに戻ってきたことで、やはりほっとする人々は多いのではないでしょうか。＊＊＊
« 韓国旅行｜外国人が選んだ韓国伝統グルメ ← 次の記事｜
｜前の記事 → 韓国社会｜入隊中の韓国歌手・俳優は大丈夫？ »
