韓国旅行｜ブルーム＆グーテが消えた！カロスキルも消える
2011年10月23日。bloom&gouteが営業を終了した。永遠にカロスキル（街路樹の道）にあるだろうと思っていたbloom&gouteが消えたのだ。
今まで私は、bloom&gouteのないカロスキルを一度も想像したことがなかったのに。
初めてbloom&gouteに行ったのは、恐らく2003年か2004年ごろに彼女とデートしていた時代だった。
彼女が色々な縁で知り合いになった元エディター（雑誌編集者）出身の２人が始めた店だというニュースを聞いてすぐに訪ねた場所だった。
近頃では、一般的になったコンセプトだが、その時代には、カフェと花屋を併設するところは殆どなく、複雑な新沙洞地区にカロスキルという名前さえ、まだ一般に知られていなかった時代に
そのカロスキル（並木道）のど真ん中に位置しているということが、まず特別だった。だからだったのだろうか。～のようにここでコーヒーを飲み、～のように本のレポートを書き
～のように人間ウォッチングをすることが好きだった私たちには快適な感じだったし、すぐに慣れたものである。
恐らく、その時からの縁だったのだ、2008年末からカロスキルでの生活を雨が降る日も、雪がちらつく日もbloom&gouteをいつも眺めることができる場所で仕事をするようになった理由は…
そうだったんだ。そこがあまりにも突然に、もしかしたらあまりにも自然にドアを閉めた。私が大好きなパッピンス、彼女が好きなキャロットケーキは一体これからどこで食べられるのだろうか。
とうとうカロスキルが消える。カロスキル（街路樹の道）という、まともな名前で、狭い道の両側の銀杏の木に真っ白な雪が舞い落ち、少しロマンチックで、少し寂しい雰囲気を演出していた所。
模範生のように夜12時を過ぎると静かになり、日曜日にはほとんどドアを閉じていたそこが。その並木道が確かにカロスキルだと分かるようにしてくれた個性豊かなブティックやレストラン、カフェが消えて
大規模なフランチャイズブランドが一つ二つと入ってくるやいなや、いつのまにかグローバルSPAブランドがいっぱいの明洞に変わってしまった。
ロクシタンやThe Coffee Beanのように長い間カロスキルのイメージを作ってきたブランドに続いて、Kate Spade、The Face ShopとCamperが入った時はそれなりにまだ大丈夫だった。
続いてミスタードーナツとPASCUCCI（またしても工事中だが..）、スムージーキング、スターバックス1号店が入って来た頃から、ここももう終わりだなという考えを私は持つようになり
ほどなくして、カロスキルは、工事現場に変わり始めた。bloom&gouteの場所にはユニクロが入ってくるし、未来への希望産婦人科病院の場所にはZaraが入ってきたという。
Tea Treeホテルの場所は、第一毛織の新SPAブランド8 Secondsのために建設中であり、文房具屋Flowの場所には、忘れられてしまうところだったブランドFossilが入ってくるため工事中です。
ついこの間まで… カロスキルには、art&dreamという本屋さん、bloom&gouteというカフェ兼お花屋さん。ジョン・ウクジュンデザイナーショップ。
番地というワインバー（最近はほとんど洋品店に変身したが..）、Flowと呼ばれる文房具屋、スウェーデンから来たBOOKBINDERS、A storyというピンクのレストラン、そしてTea Treeのホテルもあったし
玩具店、産婦人科、メガネ屋、帽子屋、照明屋などが仲良くしていた。
カロスキルの代名詞とも言えるbloom&gouteが移転のため閉店したらしい・・・という、にわかには信じがたいニュースを耳にしたのは１１月に入った頃のこと。
それでも今日まで信じられずにいましたが、今朝こちらを目にして、夢ではない。あの思い出のbloom&gouteが永遠に消えてしまったのだと知りました。
確かにカロスキルがもはや以前のカロスキルではなくなってしまっていることは、先日このブログでも少し触れましたが、まさかbloom&gouteがその姿を消す！
などという日が来るとは・・・絶句し涙するしかありません。
bloom&gouteはその前にある銀杏の木と共に、お店全体がまるで生き物のように息づいている場所でした。
次々と新しいカフェが出来、追いかけることに必死でなかなかあの素敵なテラス席に座る機会がなくなってしまっても、ここだけは永遠に存在する場所だから、いつでも帰ってこられる場所だから・・・
と安心しきっていた気がします。いつもそこにあるものが、いつまでもそこにあるとは限らないということを教えてくれるには、余りに寂しい雨の日のニュースになりました。
すみません。今日はかなり感傷的です。日本人の方にも思い出の場所のひとつではないでしょうか。残念な思いは今日の涙雨？で流して
明日になったら、近いうちに、新しい場所で再スタートするというbloom&gouteを楽しみに待ちましょう～。
はじめの文章（【Bloom&gouteが消えた。カロスキルも消える。】は韓国の方のブログを転載させていただいております。一部翻訳の関係で変えているところがあります。
また、文中の新規参入のお店の情報などは書かれた方の情報によるものですので、”噂では・・・”という位にご理解いただければ幸いです。申し訳ありませんが、無断での再転載はご遠慮ください。
2011年11月19日
コメント&TB(4)
カテゴリ: 韓国の文化 ソウルのカフェ
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おはようございます。こちらのニュース本当にショックでした。
何年も前に初めてソウルに行った時に伺いました。
ケーキが美味しいのはもちろん、各テーブルに飾られている小さなお花がかわいくて、初めてなのに不思議と落ち着きました。
また、おみやげに買ったソフトクッキーがとてもとても美味しくて！
おみやげだけ買いにわざわざうかがったこともありました。
銀杏並木が黄金に染まる時期に、テラスに座ってお茶を飲むことが夢でした。寂しいけれど、今はステキな思い出を大切にしまって、新しい場所での再開を心から待っています！
コメントありがとうございました。素敵な空間が町の変化とともになくなることは寂しいですよね。
でも、私たちはこのようにブログを通じて互いの思いを共有しているので、それだけでも幸せなことだと思います。
これからも、ブログでソウルの話を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
カロスギル情報、ありがとうございます。
韓国の友人に案内され初めて訪ねて、ヨーロッパやアメリカの留学生たちが江北のVintage文化と、洗練された欧米の文化をミックスして作った空間だと紹介されたことを覚えています。
なんかさびしいですね。
＞ペリエさんへ
感想、ありがとうございました。カロスギルの変化にはソウルのおしゃれな人々も驚いているようです。
これからも、ブログでソウルの人々の感想や新しいニュースがあれば紹介したいと思いますので、よろしかったらまたブログに遊びに来ていただければ幸いです。
ありがとうございました。